プルシェンコの伝説は皇帝の名に相応しい!発言から溢れるフィギュア愛

プルシェンコの伝説は皇帝の名に相応しい!発言から溢れるフィギュア愛

プルシェンコの伝説は神レベル!皇帝の足跡をプレイバック


エフゲニー・プルシェンコのプロフィール
◆生年月日:1982年11月3日
◆出身:ロシア連邦・ヴォルゴグラード
◆身長・体重:178cm・69.5kg
◆血液型:非公開
◆2006年トリノ五輪フィギュアスケート男子シングル金メダル

プルシェンコの伝説を彩る輝かしい成績の数々

フィギュアスケート界の一時代を築いたロシアの皇帝、エフゲニー・プルシェンコ。史上最年少の14歳で世界ジュニア選手権優勝を果たし、そこからプルシェンコ伝説の幕が開きました。

オリンピックの男子シングルでは、2006年のトリノで金メダル、2002年のソルトレイクシティ、2010年のバンクーバーで銀メダル、2014年のソチでは団体戦で金メダルと4大会でメダルを獲得。名だたる大会での優勝も、世界選手権3回、欧州選手権7回、グランプリファイナル4回と圧倒的な成績を残しています。

持病の椎間板ヘルニアに加え、膝の半月板損傷など数々の故障と闘いながら現役を続けたプルシェンコでしたが、脊髄手術など懸命の治療も叶わず、2017年3月に引退。しかしその後も人気は衰えず、皇帝の名にふさわしいカリスマ性は変わりません。

プルシェンコ伝説のプログラム「ニジンスキーに捧ぐ」は神の領域!

プルシェンコが皇帝と呼ばれる所以のひとつは、ダイナミックな表現力でしょう。

それを物語る最たる例が、2004年1月に開催されたロシア選手権のフリーでプルシェンコが披露した「ニジンスキーに捧ぐ」。実在した伝説のバレエダンサー・ニジンスキーの魂が宿ったかのような演技で会場を魅了したプルシェンコは、審査員全員から満点の6.0点という評価を得たのです。

プルシェンコにはファンの間で語り継がれる名プログラムがいくつもありますが、その中でも「ニジンスキーに捧ぐ」は群を抜く伝説のプログラムとして語り継がれています。

プル様が羽生結弦にエール!分け隔てない優しさに感動

プルシェンコが各国のフィギュア選手に温かいメッセージ

プルシェンコは引退後も各国のフィギュア選手について言及し、話題を呼んでいます。

2022年北京五輪のフィギュア女子でドーピング疑惑の渦中にあったロシアのカミラ・ワリエワや、同国との確執でウクライナ代表から除外されたアナスタシア・シャボトワに対し、プルシェンコは地元メディアを通して将来を見据えた温かいアドバイスを送りました。

さらに、フィギュア男子シングルで金メダルに輝いたアメリカのネイサン・チェンをはじめ、羽生結弦ら日本の選手たちにもインスタで労いの言葉をかけています。フィギュア大国・ロシアで長年トップの座を守ったプルシェンコだからこそ、選手たちの思いに寄り添えるのでしょう。

プルシェンコの羽生結弦の絆に胸熱

世界中のフィギュア選手から尊敬されるプルシェンコですが、日本では羽生結弦との絆が度々メディアに取り上げられています。

羽生結弦は7歳の頃にプルシェンコの演技を見て以来、演技だけでなく髪型まで真似てマッシュルームカットにしたりと、プルシェンコをリスペクトしてきました。2人は2009年にアイスショーで初対面してからSNSなどで交流を続け、羽生結弦が五輪3連覇を逃した際は、プルシェンコがインスタで「あなたのレガシーは永遠に我々の心に残る。あなたの勇気とプロ精神は無限だ」と、4回転アクセルの成功に挑んだ勇気を称えました。

現役時代から羽生結弦の才能を認め、引退後はコーチとして自ら指導にあたる可能性にも言及していたプルシェンコ。羽生結弦が現役続行を決断し、プルシェンコとコンビで頂点を目指すとなれば、フィギュア界に熱狂の嵐が巻き起こるでしょう。

プルシェンコのウクライナへの思いとは?インスタに2ヶ国語でメッセージ

プルシェンコがインスタに綴ったメッセージに賛否両論

プルシェンコはインスタなどでロシアのウクライナ侵攻に度々言及。軍事侵攻を理由に各国で起こったロシア人の締め出し行為に対しても英語とロシア語でインスタにメッセージを投稿し、その内容が論議を呼んでいます。

英文の一部には「私はロシア人です!人種差別、ジェノサイド、ファシズムはやめよう!」と記されており、それに続くロシア語では「ロシア人よ!顔を上げて前へ進もう。恥ずかしがらず、ロシア人であることに誇りを持ちましょう!」と呼びかけています。

この投稿ついて、ネット上では「ロシアを擁護している」と批判する声がある一方、「平和を望んでいることは間違いないのでは」という意見もあり、受け取り方は様々なようです。

プルシェンコがウクライナでの蛮行が報じられるロシア軍の行為をどのように捉えているのか、その真相は分かりません。しかし、自身が愛するフィギュアスケートを誰もが平等に楽しめる平和な世界を願う気持ちが根底にあることは、プルシェンコを知る誰もが疑わないのではないでしょうか。

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