野村裕基は父・野村萬斎と同じ狂言師の道へ!年齢やプロフィールは?
野村裕基は父・野村萬斎と同じ狂言師の道へ!幼い頃からの稽古で初舞台は小猿役
野村裕基は人気狂言師で、野村萬斎の息子です。野村萬斎は、ドラマや映画にも多数出演しており、2016年には、映画「シン・ゴジラ」でゴジラの動きを務めたことでも話題になりました。NHK・Eテレの「にほんごであそぼ」で、知っている方も多いでしょう。
狂言師の家系では、幼い頃から厳しい稽古が待っています。野村萬斎の長男・野村裕基もまた、そうした慣習の中で育ちました。「あんな小さな子に、あんなに厳しく……」と言われたこともあるそうですが、それが伝統芸能の世界。父・野村萬斎と、祖父・野村万作に稽古をつけられる様子は、2003年にNHKドキュメンタリー番組でも紹介され、現在は、DVD「小さな狂言師誕生~野村萬斎・親子三世代の初舞台」で見ることができます。
厳しい稽古を乗り越えて、野村裕基が初舞台を迎えたのは2003年、3歳のときでした。父・野村萬斎の初舞台と同じように、40分間におよぶ「靭猿」で小猿役を演じきっています。2017年には18歳になる野村裕基には、「しばらく見ないうちに、ずいぶん大きく、そしてかっこよくなっていたものだ」と、親戚のおじさん・おばさんのように驚く人も多かったようです。
野村裕基の年齢やプロフィールは?中学生時代はテニス部に所属
野村裕基は、1999年10月9日、東京都に生まれました。身長・体重などは公表されていませんが、ツーショット写真を見ると、父の野村萬斎よりも拳1つか2つ分ほど高めでしょうか。野村萬斎の身長が174cmとされていますから、180cmくらいかもしれません。
3歳で初舞台「靭猿」を踏み、その後も、「伊呂波」「痺」「金津地蔵」「井杭」「重喜」「魚説法」でシテ(主役)を務めてきた野村裕基。明かされているプライベート情報はほとんどありませんが、メディアに多く出演する野村萬斎の言葉から漏れ伝わるエピソードからは、中学生時代はテニス部に所属していたらしいことが分かっています。
野村裕基と父・野村萬斎との親子仲は?学校名が気になる!
野村裕基と父・野村萬斎との親子仲は?息子を見守る父の目と適度な距離感
野村裕基が幼いころ、父・野村萬斎は、帰宅すると、ずっと子供たちと一緒に遊んでいたようです。度が過ぎたのか、妻から「子供が寝なくなるから、夜10時前には帰ってこなくて良い」と言われたこともあったのだとか。
野村裕基と野村萬斎は、親子でありながら、師弟の関係でもあります。
稽古場とプライベートでは関係性も変化しますが、切り替えスイッチは「あいさつ」。稽古場に入る時は「よろしくお願いします」、稽古場を出る時は「ありがとうございました」。この2つのあいさつの間に稽古場でどんなに厳しい指導が行われようとも、稽古場を出たら引きずらないようにメリハリをつけているそうです。父・野村萬斎には、自身が少年だった頃に、「なぜ毎日稽古をするのか」「なぜ狂言をやらねばならないのか」と、ストレスを溜めた時期がありました。
そのため、「僕がギターで気持ちを発散していたように、彼もテニスで発散できていれば良いな」と、野村裕基の心中を気遣う気持ちを語っています。母には真っ向からの反発を見せた時期があった野村裕基も、野村萬斎には正面切っての反発はしなかったそう。
それは、プライベートや稽古を通して、自然と伝わる父の深い愛情を感じていたからかもしれません。狂言師としての父の姿を知るからこそ、単純な反発はできないし、だからといって師弟関係のみに固定されていないようです。野村裕基と野村萬斎の関係は、適度な距離感と温かさの上に築かれていると言えそうです。
野村裕基が通う学校名が気になる!立教小学校で野村萬斎を保護者として紹介
野村裕基が通っていた学校名は公表されていません。しかし、小学校については、立教小学校だろうと言われています。というのも、立教小学校の記念行事で能楽鑑賞が行われた際に、招かれた野村萬斎が「保護者」として紹介されたという情報や、保護者名簿に野村萬斎の本名が記載されていたという情報があるためです。
小学校から大学までの一貫連携教育を掲げる立教の方針を考えると、野村裕基が中学・高校も立教に進んだ可能性は高いといえますね。中学・高校も立教に通っていたとすると、野村裕基の出身校は、立教池袋中学校と立教池袋高等学校ということになります。高校3年生になると、大学の科目の一部も聴講可能なので、立教大学で野村裕基を見かけることもあるかもしれません。
野村裕基・野村萬斎共演の「KUMON」新CM!子の成長を喜ぶ父の姿も
野村裕基・野村萬斎が親子共演するKUMONの新しいCMが、2017年2月1日から放送されました。これまでは父親の野村萬斎のみが登場していましたが、2017年からは、長男の野村裕基も起用。実際に、2人とも公文式のOBです。CMは、「KUMONの英語とは」「高く跳ぶために」「子どもの成長」「父も子も」の4バージョン。「父も子も」編は、60秒と長めになっています。CMは、狂言の「型」を活かした掛け合いがあったり、狂言師ならではのダイナミックな動きが見られます。
父が狂言の言い回しで日本語を話すのに対して、息子がときに英語で返すというコントラストは、時代の流れや世代の違いも感じさせます。「子どもの成長」編では、「伸びたよな」という父の声に、「はい」と答える野村裕基の少しはにかんでいる表情も印象的。「父を越える狂言師になる」、と豪語したこともあるという野村裕基には、その言葉の通り、日本の伝統芸能を担う若手の1人として、これまで以上に成長して欲しいですね。