斉藤和義の名曲ベストランキング!人気アルバム「歌うたい15」収録曲を大解剖!

斉藤和義の名曲ベストランキング!人気アルバム「歌うたい15」収録曲を大解剖!

斉藤和義の名曲ランキングベスト5をご紹介!

斉藤和義がデビューしたのは1993年。これまで、CMソング、映画、ドラマの主題歌など、数々の名曲をリリースしてきました。その中でもこれだけはぜひ聴いていただきたい、斉藤和義の楽曲ベスト5をご紹介します。

まずは第5位!結婚情報雑誌のゼクシィのCM用に作られた曲「ウエディング・ソング」です。第4位は「ベリーベリーストロング」。軽快なテンポが耳に心地よい1曲ですが、作詞は作家伊坂幸太郎で、その独特な歌詞もまた魅力的です。第3位は「歌うたいのバラッド」。1997年の発売以来、ファンからずっと愛され続けている人気曲ですよね。そして第2位は「ずっと好きだった」で、同窓会で再会した初恋の人に告白するという大人の純情を歌い上げた、誰もが甘酸っぱい気持ちにさせられる作品になっています。

斉藤和義の名曲ベストランキング第1位は「やさしくなりたい」で決まり!2011年11月に発売された曲ですが、大ヒットドラマ「家政婦のミタ」の主題歌となったことで斉藤和義の知名度も一挙にアップしました。

斉藤和義人気アルバム「歌うたい15」に収録された曲にこめられたメッセージを大解剖!

斉藤和義の人気アルバム「歌うたい15」は、2008年8月に、デビュー15周年を記念して発売されました。「歩いて帰ろう」「やさしくなりたい」などのヒット曲を含め、2000年~2007年までのシングル曲が、デビューからリリース順に34曲入っています。その他コラボレーションシングル、インディーズでリリースされた音源も4曲収録された3枚組アルバムです。

斉藤和義のアルバム「歌うたい15」に収録されているデビュー曲「僕の見たビートルズはTVの中」では、戦後の日本社会をちょっと皮肉ったメッセージが込められています。他にも「君の顔が好きだ」「進め なまけもの」「幸福な朝食 退屈な夕食」「アゲハ」「世界を白くぬれ」など、斉藤和義の楽曲には、メッセージ性の色濃い曲がたくさん。斉藤和義が伝えたかったメッセージとは何か?それを考えながら、「歌うたい15」を聴いてみると、目の前には、また違った世界が広がるかもしれません。

斉藤和義「月光」「ウサギとカメ」歌詞のセンスが光る!プロフィールは?

斉藤和義、「月光」「ウサギとカメ」歌詞のセンスが光る!その音楽の世界観とは?

斉藤和義の歌詞のセンスや、音楽の世界観は、これまでかなり評価されてきました。ざっくり一言でまとめてみると、斉藤和義は、「繊細な心を、大胆なことばで叫ぶ」という感じでしょうか?斉藤和義には「月光」という曲がありますが、歌詞の中に「男の価値は何で決まるのかな?」という問いかけがあります。そうすると、となりの女が「そんなの”家族”に決まっているでしょう」とスバリ回答。斉藤和義の「月光」を聴いていると、会話の光景が見え、その上で、「男の価値」について、いつの間にか自分自身も考えていたりします。

また、「ウサギとカメ」の歌詞では、世の中に対しての怒りをぶちまけている斉藤和義。
自身がまさに身を持って感じているのかもしれないネット上の名無しの卑怯な書き込みや、どのように編集されているか分からないニュースに対する恐怖と怒り……斉藤和義が現代社会を痛烈に批判しているとも取れる曲ですが、さらりと聞き流して、メロディを純粋に楽しむこともできるところは、あのビートルズの曲の立ち位置に近いものを感じさせます。

斉藤和義のプロフィールに迫る!シンガーソングライターとしての思いとは?

斉藤和義は、1966年、栃木県生まれです。もともとは歌手ではなく、ギタリストになりたかったため、早くも、小学校6年生でガットギター、中学2年生でエレキギターを手にしていました。山梨学院大学に進学してからも、音楽をやりたいという思いは変わらず、結局大学は2年で中退した斉藤和義。今も「ギターを弾いて」歌うことが、基本的なスタンスです。

斉藤和義は、曲をつくるとき、先にパッとメロディができ上がって、そのあとに歌詞をつけるといいます。普段の生活の中で感じること、考えていることが歌になっているそうです。これまでは、曲も歌詞も自分で作ることにこだわってきた斉藤和義ですが、現在は、自作にこだわりすぎないようにしているとのこと。そのほうが、時として予想を超えた展開になったりして楽しいと語っています。人に影響されないブレない生き方、自分自身を大切にしている斉藤和義。その姿勢は、斉藤和義の曲を聴いていても十分感じられますね。

斉藤和義が「不機嫌な果実」の世界観を見事に表現した「マディウォーター」MVを公開中!

斉藤和義の45枚目のシングル「マディウォーター」が、6月8日に発売されました。このシングル「マディウォーター」は、金曜ナイトドラマ「不機嫌な果実」の主題歌としてつくられた曲です。「マディウォーター」とは、「泥水」という意味ですから、泥沼のような不倫関係を描いたドラマ「不機嫌な果実」にぴったりのタイトルですよね。

斉藤和義は、ドラマ主題歌をつくる時には、ドラマの内容を意識して曲をつくるそうです。「マディウォーター」の場合、歌詞は、ドロドロした夫婦関係を言い当てるような意味深な内容なのに、曲調はテンポのいい陽気な感じで、なんとなくサディスティック!?……このバランスが、斉藤和義の計算の上でつくられたとしたならば、まさに天才的だといってよいでしょう。

斉藤和義のニューシングル「マディウォーター」のMVも、公開中です。YouTubeでは、ショートバージョン、GYAO!ではフルバージョンが期間限定で公開されています。MVは全編アニメーションで、監督は、シュトゥットガルト国際映画祭で最優秀学生賞の受賞経験がある、気鋭のアニメーション作家・大川原亮。

「マッディウォーター」のアニメーションは、メダカがドロドロの沼の中で泳ぎ回っているうちに、その沼にどっぷりとまってしまい、かつてメダカだったということも分からないような醜いナマズの姿に変貌していく……というもの。歌詞と同様、ドラマ「不機嫌な果実」の「不倫のドロドロ感」「罪悪感」をしっかり思い起こさせるMVとなっています。

与えられた命題を、突き刺すようなギターと歌詞で見事にすくい上げ、聴く人に鮮烈な印象を刻みつける斉藤和義。これは、斉藤和義にしかできない技であり、どこまでその可能性を秘めているのかと考えると、その才能は恐るべしというほかありません。

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