2022年5月30日 更新
志村けん 「となりのシムラ」コントにかける芸人魂!死亡説、死去説の真相!
志村けん NHK「となりのシムラ」コントにかける芸人魂!
2014年末に放送されたNHK「となりのシムラ」は「これぞ本物のコント」「もはや笑いの哲学者」と大絶賛されていました。嬉しいことに8月17日に第2回目の放送が決定し、早くも「傑作の予感」と話題になっています。
年代によっては、わかりにくいかもしれませんが、哀愁を帯びた大人の男が日常の中で現代社会とのズレにあえぐ姿を、奇をてらうような仕掛けなしで笑いにもっていくなんて誰にでもできる芸ではありません。
NHKだからといって、志村けんの持ち味であるエロ芸もなりをひそめることはなく、むしろ知的コメディへと昇華させる名人芸は圧巻です。志村けんはいかなる低迷期であっても、決して「笑い」に対して流行に媚びたり、自分の美学を放棄するようなことはありませんでした。
他人のプライベートな部分まで弄り回し、ねつ造されていくような刹那的な「爆笑」とは違う、しっかりしたシナリオと全身から醸し出す「間」で、あくまでコントにこだわってきのです。「となりのシムラ」をまだ見ていないという人は、8月17日、現代の笑いに真っ向勝負を挑み続ける志村けんの芸人魂に震撼させられること間違い無しです!
志村けん 「最後のアイーン」とは?死亡説、死去説の真相!
ゴールデンタイムのレギュラー番組への出演が一切なくなった1996年ごろ、「志村けん死亡説」が急速に全国規模で広がりました。しかも噂はやけに具体的で「たばこの吸い過ぎによる肺がんのため栃木県立がんセンターで死去」だとか、「四十九日法要が終わったら公表される予定」だとか、さらにはその頃出演していた深夜番組ですら「実は撮りだめしていたもの」と言われる始末。最終的に、本人が自宅のインターホン越しに会見したことで生存が確認されました。
後に高木ブーがこの噂の出どころについて、「同時期に北関東でしむらけんという別人が死去したためだと聞いた」と語っていましたが、冗談にしか聞こえませんね。そしてつい最近、また「志村けん、最後のアイーン弔う」という不穏な記事に、志村けん本人が死んだのではないかとドキッとさせられた人は多いのではないのでしょうか。
実はこれ、ブログに”志村けんのファンである父親が「アイーン」をしながらこの世去った”という一般人の書き込みがあり、それを読んだ志村けんが弔いの言葉を記したという、ちょっといい話だったようです。
志村けん 加藤茶、寺門ジモン、ビートたけしとのいい話!歴代彼女、結婚は?
志村けん 加藤茶と久々のコンビ復活!寺門ジモン、ビートたけしとの関係は?
ドリフターズに加入する前は加藤茶の付き人をしていたという志村けん。加藤茶の推薦でメンバー加入し、番組終了後も志村けん&加藤茶のコントは一世を風靡しました。
近年何かと疎遠になり、不仲説が出ていた2人ですが、7月21日放送の「志村けんのだいじょうぶだあ」で久々の老人コント復活。ファンの喜びもひとしおでしたが、パーキンソン病を患い、一時は復活を危ぶまれた加藤茶は自身のブログに「本当に楽しくてワクワクしたよ」「志村には感謝だよ」と、並々ならない感謝の言葉を綴っていました。
お茶の間も、志村けんの筋金入り王道コントに多くの熱をもらってきたのですから、同業の加藤茶も、志村けんの姿勢に敬意を抱かずにはいられないでしょう。いい話ですね。
不仲では?と言われながらも、志村けんの体調不良を案じて「ダチョウ倶楽部は何でもします」と意気込む寺門ジモンもその1人。また、「8時だよ、全員集合」の裏番組「おれたちひょうきん族」で当時ライバル関係にあったビートたけしとは、今でもお互いの「笑い」を高く評価し合っている関係。
かつての2人のコントを見れば、どこかホッと安心させられるものですね。
志村けん 結婚よりまだまだ遊び足りない?彼女との結婚は?
今年65歳になった志村けんは「お笑い界最後の大物独身」と呼ばれています。これまでにも、志村けんの冠番組でコント共演してきたいしのようこ、優香、加藤綾子アナ、森下悠里が歴代の彼女ではないかと言われています。しかし志村けんは、いざ彼女と結婚となると、自分に近寄ってくる女性を全面的に信用することができないようです。
現在は、お気に入りのガールズバー店長にぞっこん、といわれている志村けん。「今度こそ結婚するのでは?」という噂もありますが、もしかすると志村けんの価値観には「結婚」という文字はないのかもしれません。
志村けんは、自他ともに認めるほど無類の女性好き。毎晩、寺門ジモンを除くダチョウ倶楽部メンバーを引き連れては、ホステスやキャバ嬢目当てに飲み歩き、紳士的にエロい遊びを楽しんでいるといいます。
2年前に肝機能が悪化したために夜遊びは一時休戦となったのですが、最近は医師の警告を無視して再び暴れまわっているようです。志村けんと親しいビートたけしによると「あんなに真剣に笑いに取り組んでるんだから、女遊びくらいゆるしてやってよ」ということらしいですが……。
志村けん 子供たちに見てほしい「真の笑い」とはコレだ!
世代を超えて人気の「アイーン」をはじめ、「バカ殿」「変なおじさん」「ひとみばあさん」というコント上のキャラクターは子供たちに大ウケです。「天才!志村どうぶつ園」で動物と共に行動する愛くるしい志村園長の姿も人気の秘訣かもしれません。
しかし多くの子供は、現代の大勢が寄ってたかって騒ぎ立てて偶発的な笑いをさそうようなバラエティ番組に慣れているため、「笑い」とは気楽なもので、その「笑い」にストイックになるという姿勢に矛盾を感じるかもしれません。そんな世界で真の笑いに挑戦することはリスクが高いこと。
しかし志村けんをはじめとする数少ない芸人によって綿密に作りあげられる「笑い」は、間違いなく芸術や文学と肩を並べるような文化なのです。そんな志村けんの「笑い、酒、女」という至ってシンプルな生き方には、多くの芸人が「男前」と憧れや羨望を抱いています。
笑いの才能があっても、充分なギャラを稼いでいても、女にもてても、「そこに生きてそこに死ぬ」ことが、普通の人間には邪念が多すぎるため容易ではないでしょうね。確かにこれだけ娯楽が溢れかえっている世界では「笑い」は瞬間芸なのかもしれず、子供たちには手っ取り早いものの方が喜ばれるのかもしれません。
しかし、そんな子供たちにこそ、志村けんのコントで「真の笑い」を知っていてほしいのです。「笑い」という文化が単なる気楽なおふざけで作り上げられるほど軽薄なものではなく、人間の編み出した哲学なのだということ未来に継承する者が現れることを期待しております。
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