高橋由伸の年度別成績や年俸推移は?引退試合も引退セレモニーもないワケ

高橋由伸の年度別成績や年俸推移は?引退試合も引退セレモニーもないワケ

高橋由伸の年度別成績や年俸推移は?鮮烈なデビューから18年

今年で現役を引退し、読売巨人軍新監督に就任した高橋由伸の年度別成績や年棒推移はどうだったのでしょう。1997年に逆指名1位で巨人に入団した高橋由伸は、1年目からいきなり打率3割、本塁打19本、打点75点という鮮烈なデビューを飾りました。2005年度までの打率はすべて3割超え、本塁打では2年目にして34本を記録してから、27本(00、01年度)、26本(03)、35本(07)。以降、怪我の影響で4番からは陥落するものの、コンスタントに2割半ばから3割の打率をキープしています。

14年度からは代打での出場が多くなしましたが、それでも今年度は77試合に出場して打率.278、本塁打5本、21得点を挙げる活躍をしました。そんな高橋由伸の初年度の年棒は1300万円でしたが、次年度は4000万までアップ。3年目にあたる00年度には早くも1億円の大台に乗りました。

さらに2億円(02年度)、3億円(04年度)、FA権を行使しなかった08年度からは4年契約になり、年棒は自己最高の3億5000万円を記録。そして12~15年度までは1年契約で、1億7000万円→1億5000万円で推移してきました。

高橋由伸には現役引退の意志はなかった?引退試合も引退セレモニーもできなかったワケ

高橋由伸ほどの大スターが引退するというのに、引退試合や引退セレモニーが全くないという異常事態。18年間も巨人一筋でやってきたのですから花道くらい作って欲しいものですが、この引退自体が、大変急な決断だったので仕方がなかったようです。少なくともCSファイナルステージ敗退が決まった試合後に、原辰徳・前監督が辞意を表明するまでは、高橋由伸には”現役続行”の意志があったのではないでしょうか。

それからたった1週間のうちに次期監督要請を受けた高橋由伸。読売新聞グループ最高顧問・渡辺恒雄、オーナーである白石興二郎との面談にてこれを承諾しました。その際に、初めて「監督業に専念しなければならない」という思いから現役引退を決意したようです。

つまり、何もかもが急すぎたために、引退試合や引退セレモニーができなかったということ。当初は”選手兼監督”でいくのではないかという噂もあったのですが……ファンにとったらちょっと寂しいですよね。

高橋由伸の嫁や子供、父親の現在は?スキャンダルの黒歴史が監督業に及ぼす影

高橋由伸の嫁・小野寺麻衣や子供、60億円借金の父親の現在は?

高橋由伸は、2006年1月に、元日本テレビアナウンサーの小野寺麻衣と結婚しました。プロ野球選手&女子アナという王道の組み合わせですね。高橋由伸といえば、巨人きっての貴公子的存在。バレンタインデーには数えきれないほどのチョコが球団あてに押し寄せることでも有名ですが、嫁・小野寺麻衣も高橋由伸フリークだった1人。

憧れの高橋由伸との結婚に感激のあまり、披露宴では大号泣したそうです。ちなみに子供は、現在7歳と3歳の娘が2人います。小野寺麻衣は、2008年に長女を出産してから現在に至るまで主婦業に専念されているようです。

ただ、高橋由伸といえば、何かと話題に上るのは嫁、子供よりも、父親でしょう。高橋由伸の父親は2014年8月、74歳で逝去していますが、高橋由伸が幼い頃から父親っ子だったことにまつわるエピソードも有名。それよりも近年では、高橋由伸の巨人入団時に、父親が事業失敗で抱えていた60億円もの借金を球団側が肩代わりしていたことが何かと話題になりがちです。

高橋由伸のスキャンダルの黒歴史が監督業に及ぼす影

幼いころから文武両道で、慶應義塾大学出身。端正な顔立ちから品行方正なイメージが強い高橋由伸の、まさかのスキャンダル記事を掲載したのは、今年9月発売の週刊文春でした。記事によると、高橋由伸は、2014年2月に行われた巨人軍沖縄キャンプの際、矢野謙次と、彼が同行させた愛人ホステスとその知人女性と共にホテルの1室で淫らな行為に及んだのでは、というものです。

高橋由伸は彼女らに「センセイ」と呼ばれていたらしく、女性の腹の肉をコトの最中ずっと触っていた、など、生々しい証言と共に、本人らしき写真も載せられていました。普段から後輩選手に「優先順位の1位は遊びじゃなくて野球じゃないのか?」と忠言するも、決して怒らないことで厚い信頼を得ていた高橋由伸。

次期監督待望論は当時から専らでしたが、この1件によって、当時はもはや絶望的なのではないかとも言われていたのです。昨年、野球賭博問題で揺れた巨人軍選手のプライベートに注目が集まる中、まだあのスキャンダルによる高橋由伸へ不信感も拭えたわけではありません。この黒歴史が、高橋由伸の監督業に影響がなければいいのですが……。

高橋由伸の引退&新監督就任に長嶋茂雄がバックアップを約束も……

高橋由伸の監督就任は遅かれ早かれ実現したことでしょう。しかし、そのために突然現役引退を決意するとは少し驚きました。小学校4年から非凡なセンスで常に野球のヒーローだった高橋由伸の特徴は、天才的な打撃技術とタイミングの取り方。続く故障と、加齢による肉体的な衰えは避けられませんでしたが、その持前の選球眼や打ち分け技術は健在だったために、高橋由伸の現役引退を惜しむ声は絶えません。

考えてみると、今シーズンから選手兼1軍打撃コーチに就任していたのは一種の前触れだったのかもしれませんが、例のスキャンダルのせいで高橋由伸の監督就任シナリオは完全消滅したとも思われていました。それでも長嶋茂雄に「高橋君しかいない」と言わしめ、完全バックアップの約束を取り付けたのですから、本当に高橋由伸以外の他はないということでしょう。

でも、この「高橋君しかいない」という言葉が、18年前の入団時から高橋由伸を呪縛し続けている、というのは本当でしょうか。高橋由伸が入団を希望していたのは巨人ではなくヤクルトでしたが、父親の60億円の借金肩代わりを条件にやむなく巨人を逆指名したという噂があります。

2008年度のFA権を行使しなかったもの、”できなかった”のほうが正しいのだとか。今回だって現役を続行したいのに、一家の危機を救ってもらった球団に「高橋君しかいない」とから言われて従わざるを得なかったか……。とはいえ、デビュー時に長嶋茂雄が与えた「21世紀のスター」という異名に相応しいくらい高橋由伸には華も実績もあります。ぜひ、監督として読売巨人軍を日本一へと導いてほしいものですね。

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