田中義剛が北海道で酪農を始めたきっかけとは?「花畑牧場」の評判は?
田中義剛が北海道で酪農を始めたきっかけとは?
タレントであり、酪農家や実業家としても活躍している田中義剛(たなかよしたけ)。1994年に始めた「花畑牧場」から生まれた大ヒット商品の生キャラメルも有名ですが、会社が北海道にあるため、彼は北海道出身というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、田中義剛の出身地は北海道ではなく、青森県八戸市です。サラリーマン家庭で育った田中義剛が酪農に興味を持ったのは、海で遭難死した友人を追悼する旅の帰路に、門別の牧場で馬の出産を目にして感動したこと。そのため、牧場を開業することを夢見るようになり、青森県立八戸北高等学校を卒業した後、北海道へ行き、酪農学園大学酪農学部で酪農について学びました。
田中義剛の「花畑牧場」の評判は?業績は順調な一方でバッシングも
田中義剛の「花畑牧場」ブランドを世に知らしめた生キャラメルは、メディアで紹介されたことも追い風となり、美味しいと大評判に。8年連続でモンドセレクションの最高金賞を受賞するなど順調でしたが、その一方で、近隣とのトラブルや、メディアでのPRのやり方などについてバッシングを受けることもありました。
それには、農業を営む人は農協に入るのが一般的な中、農協や問屋を間に挟まず個人で営んでいることで生じる軋轢によるやっかみも含まれていたようです。牧場を立ち上げた当初から「大規模農業の時代は終わる」と豪語していた田中義剛は、既存の流通システムとの対立なども乗り越えながら、独自のブランド戦略を追求してきました。
そのどん欲な姿勢が反感を買い、悪い評判を呼んだとも言えますが、「バッシングも有名税」と言い切り、「花畑農場」発のオリジナル製品を次々に生み出し続けています。
田中義剛はタイにも進出していた!結婚した妻はどんな人?
田中義剛はタイにも進出していた!目指すはアジア全域!
最初は牛1頭から始めたという田中義剛の「花畑牧場」は、現在、北海道の十勝と夕張地方などに5つの工場を持つほか、海外進出まで果たしています。2016年には、タイの牧場「ファームチョクチャイ」と業務提携し、その中に「花畑牧場」の製造工場を作り、日本から牧場スタッフを送り込みました。こうして、タイの生乳からモッツァレラチーズを作ることに成功し、今では、毎日3トンもの生乳から各種チーズを製造して販売を行っていると言います。
さらに、タイの中心地であるバンコク近郊に工場を作り、チーズを食べる習慣がなかった同国にチーズブームを起こした田中義剛。タイを足掛かりにアジア全域に進出することも考えているそうなので、まだまだ躍進は続きそうです。
田中義剛の結婚した妻はどんな人?
田中義剛は、酪農学園大学に進学したものの、牧場を始めるには多額の金がいることを知り、大学在学中に始めたラジオパーソナリティの仕事をきっかけに芸能界デビューを果たしました。もともとシンガーソングライターとしても活動していたため、喋って歌える田中義剛は人気を集め、北海道から東京へ進出。
バラエティ番組にも出演するようになり、タレント活動で名前が売れた後に、所属事務所に借金をして、ようやく夢だった酪農業を始めました。そんな田中義剛のプライベートはというと、一般女性と結婚しており、子供もいるようですが、馴れ初めなどは明かされていません。
田中義剛が「花畑牧場」のラクレットチーズで年商10億円!
田中義剛は、2018年6月3日放送の「坂上&指原のつぶれない店」に出演し、年商10億円を稼ぐ手腕を明かして話題になっています。「花畑牧場と言えば生キャラメル」というイメージは一昔前のことで、現在はチーズ商品を主力としており、その中でもよく売れているのがラクレットチーズです。
「アルプスの少女ハイジ」でもお馴染みのトロトロに溶けた様子がなんとも美味しそうなチーズですが、最近は、ラクレットチーズを使ったメニューをレストランが取り扱うなど、ちょっとしたブームになっているとか。8年も前からラクレットチーズに目をつけていた田中義剛は、現在は月20トン以上を製造し、国内シェア90%を占め、年間9億6000万円を売り上げているというから驚きです。
一般消費者向けだけでなく、業務用にも力を入れ、飲食店用に専用のオーブンまで用意しているという徹底ぶり。このように、常に時代の先を読んだ商品開発を続けている田中義剛の「花畑牧場」の勢いはとどまるところを知りません。今度は、袋状のモッツァレッラチーズの中に生クリームと半液状のモッツァレッラを混ぜ入れた、イタリアのフレッシュチーズ「ブラータ」を流行らそうと計画中だそうです。
ヒット商品を連発しているというイメージが強いですが、良いことばかりではなく、飲食店展開の失敗や従業員削減など、さまざまな苦境にも立たされてきた田中義剛。それでも続けてくることができたのは、田中義剛が、チャレンジ精神旺盛で、人一倍根性のある人物だからではないでしょうか。2019年には25周年を迎える田中義剛の「花畑牧場」の今後の展開にも要注目です。