辰巳芳子のいのちのスープとは?今現在の活動は?おすすめの本も紹介

2021年5月21日 更新

辰巳芳子の「いのちのスープ」とは?数々の名言が深すぎる


辰巳芳子のプロフィール
◆生年月日:1924年12月1日
◆出身:東京都
◆料理研究家

辰巳芳子の「いのちのスープ」は父親への愛がこもったメニュー

辰巳芳子(たつみよしこ)は家庭料理、西洋料理の研究を行う料理研究家として有名です。

料理研究家の草分け的存在だった母の辰巳浜子の傍らで家庭料理を学びました。さらにイタリアでも料理を学び、フランス料理についても、宮内庁大膳寮で修行した加藤正之から13年間指導を受けます。

そんな中、1972年に自身の父親が脳血栓の再発で嚥下困難に。父への介護食として、母娘でスープ研究も手掛けるようになりました。1980年、父が逝去した後に鎌倉の訪問看護クリニックでスープのサービスを開始。4年間継続し、多くの患者や家族の支えとなりました。

その後、スープに関する書籍を数多く出版。最愛の父に最期の時まで提供し、看取ったスープが「いのちのスープ」として、全国的に知られることになったのです。

辰巳芳子の名言を紹介!シンプルでも深い言葉が響く

辰巳芳子は自身の著書などで数々の名言を残しています。父親から「人生は、簡潔に」と教えられた辰巳芳子。その思想はシンプルで「自分も食べ物も、自然の一環であるというのを忘れてはいけない」としています。

「真摯に向き合っていると自然と無心になるはず」とし「無心にならないとやはり本当の仕事はできません」と核心を突く言葉も。また「いのち」とは「時間の中にある」とし、「時間の値打ち」がその人の「命の値打ち」だとも語っていました。

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辰巳芳子の本でおすすめは?夫は結婚後すぐに戦死して自身も結核を患っていた

辰巳芳子のおすすめ本は?

辰巳芳子は、数多くの書籍を出版しています。2002年8月に出版された「あなたのために いのちを支えるスープ」では基本のお味噌汁からはじまり、ポタージュ、ポトフなどのレシピを掲載。本格的なレシピが多く、「滋養」という概念が理解できる教科書的な作品です。

さらにレシピだけでなく、辰巳芳子の介護経験や家庭料理に対する考え方も知ることができる内容になっています。彼女の著書をこれから手にするのであれば、最初の1冊としてもおすすめです。

2015年2月出版の「食に生きて:私が大切に思うこと」も辰巳芳子の考え方を知るためには、読んでおきたい書籍です。著書内には「自分のほうから求めて仕事を探したことも、わざわざ仕事を作ったことも、ない」との文章もあります。

縁あって巡ってきた仕事を「ひたすら真面目に、自分にできる精一杯にやってきた」とのこと。その積み重ねが自身を形成していったと振り返っており、辰巳芳子の人生哲学が伝わってくる本となっています。

辰巳芳子の夫は結婚後すぐに戦死!結婚してよかった理由は?自身も病気で苦労

辰巳芳子は1944年に結婚するも、新婚生活は短いものでした。結婚からわずか3週間後に、夫がフィリピンへ出征しています。

実は縁談が出た時点で出征が決まっていたため、父親には結婚を反対されていました。夫となる人はそのことを聞いて一筋の涙を見せたそうです。

これを見た辰巳芳子は「死ぬかもしれない人に涙を流させてはいけない」と、周囲の反対を押し切って結婚に踏み切りました。しかし、夫はフィリピンにて帰らぬ人となってしまいます。

その後、辰巳芳子は結婚してよかったのか分からないまま、約50年を過ごしたとのこと。ある時、テレビで夫が戦死したセブ島の近くで亡くなった日本兵の遺体を目にし、呼ばれるような気持ちでフィリピンへ出向きました。

実際に夫が訪れたであろう土地に立ってみたところ「戦死」となったとしても「待ってくれる人がいるのといないのとでは違う」という心境に至ったそうです。こうして結婚から50年目にして出た答えが「結婚してよかった」ということでした。

また辰巳芳子自身も終戦後、結核に悩まされて15年に渡る療養生活を余儀なくされました。そういった経験が健康や食に対する考え方の原点になっています。「いのちのスープ」出版に至るまでには、多くの悲しみや苦労があったようです。

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辰巳芳子の今現在の活動は?自宅の鎌倉で開いている料理教室が大人気

辰巳芳子は現在も料理家として現役!

辰巳芳子は、現在も精力的に活動しています。「良い食材を伝える会」「カイロス会」「確かな味を造る会」などの様々な分野で会長を務め、広く活躍中です。

日本の食糧自給率の低さに警鐘を鳴らし、食に対する意識を育むため、2004年に「大豆100粒運動」を発足。全国の小学校に大豆の種を蒔き育てる運動を広め、現在は全国300を超える小学校が参加しています。

そして現在も様々な病院で「いのちのスープ」を提供。2010年には独自の流動食を提案しました。95歳となった2020年7月には「辰巳芳子 ご飯と汁物 後世に伝えたい食べ物」を出版。今も食と健康を支える料理家として、現役です。

辰巳芳子が自宅の開催している料理教室が人気!伝えたいことは?

辰巳芳子は、自宅のある鎌倉で料理教室を開催しています。「スープを通して人のお役に立てる方になっていただきたい」という思いからスープ教室を開催し、3年を1つの目標として、続ける意欲のある生徒を指導。かなりの人気で生徒募集は滅多にされず、キャンセル待ちの人も多くいます。

生徒に伝えたいことは「ものの本質を把握すること。そうして、ものの本質に自分を従わせること」だといい、料理だけでなく、自然の中で食べていくという考えや思想を伝える教室でもあります。生徒の中には教室での学びを通して、ボランティアなど辰巳芳子のスープを伝える活動を開始する人もいるそうです。

辰巳芳子は、社会意識がとても高い料理家であることを自負しています。それは戦争で多くの若者が亡くなったことを意味のないものにしないように、という「いのち」への強い思いがあるから。

「食は呼吸と同じように、いのちの仕組みに組み込まれている」と、語る辰巳芳子。その思いが料理教室の生徒や読者など多くの人々に共感され、伝承されています。

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