2023年2月18日 更新
友近「水谷千重子」から「西尾一男」まで芸人が認める役作り
友近 水谷千重子と言う名の演歌歌手に扮して新曲「曇りのち」を発表！
水谷千重子とは、“芸人・友近の友人”で、芸能生活は50周年を迎えるベテランです。1951年生まれで5歳から子役として活動し、未婚で犬を4匹飼っているのだとか。
実際は、そんな設定を友近が作り上げた、キャラクターの1人です。元は友近が司会を務めていた大阪のローカル深夜演歌番組でのキャラでしたが、演歌とお笑いのファンにウケて話題沸騰。2012年にはDHCが特別協賛して、全国6ヶ所でリサイタルツアーをいました。
2012年の4月12日には、「水谷千重子 演歌ひとすじ40周年記念リサイタルツアー」の制作発表会見を神保町花月で開催。歌だけでなく、芝居などもあり、本当に友近とは異なる1人の芸能人がいるような感覚になってしまいますね。
「人生かぞえ歌」「天使のかわりはいませんか」「お祭り女」「恋する大阪（川中美幸とのデュエット曲）」「曇りのち…」と、ミニライブを開けるだけの曲数を持っているのがさすがです。
2015年4月22日には、演歌歌手に扮して歌った演歌の配信記念ミニライブイベントが、東京の浅草にある創業大正元年のヨーロー堂で行われました。
ミニライブでは、「11月くらいにフェスみたいなことをやりたい」と展望を明かし、「（中森）明菜ちゃんの復活の舞台は、千重子の舞台なんて。馬鹿言ってる」とも発言。もちろん冗談でしょうけれど、ものまねのレパートリーとして中森明菜が入っている友近。もしかしたら本当にサプライズができたら面白いかも、と考えているかもしれませんね。
友近 ダウンタウンのガキの使い「笑ってはいけない」シリーズでピザ屋店員西尾一男大ヒット
「一に男と書いて一男と申します」でおなじみの、友近の演じる代表的な1人コントのキャラクターで「西尾一男」というキャラクターがいます。
友近の父親がモチーフで、“大阪のおっちゃんがやりそう”な動きと口調を延々とし続けるというもの。ダウンタウンが年末に毎年行っている「笑ってはいけない」シリーズで一躍有名になりました。
ピザの配達を間違えてきたおじさんという設定で、ダウンタウンとココリコそして山崎邦正（現月亭方正）が笑ってはいけない状況にもかかわらず、“大阪のおっちゃんがやりそう”なカラミを連発し、爆笑を誘いました。
友近 ダイエットに2回チャレンジ！その後は？
友近 歌手を目指した少女時代から、芸人としてスターダムに！
友近は1973年8月2日生まれ。愛媛県松山市に生を受けました。血液型はB型で、大阪NSC23期生。大学は松山にある松山東雲女子大学人文学部を卒業しています。
少女時代に歌手を目指して地元の数々のカラオケ大会に出場し、14歳の時にMBS「全日本ジュニア歌謡選抜」で全国大会準優勝を獲得した経験があるので、演歌歌手ネタはやりやすいのかもしれませんね。
大学在学中からテレビのレポーターやアシスタントなど行い、一時期は多くのレギュラー番組やCMに出演し、「愛媛のスター」と呼ばれるまでに。当時、家では姉とミニコントをしており、お笑いに対する思いからか、VTRでお笑い演出に走ってしまったのだそう。ところが、地元の方やスタッフにウケず、逆に不真面目に映ったようで、解任される事態になりました。
その後「ディープキス」というコンビを組むも、解散。大学卒業後、愛媛県内の旅館で仲居として働きますが、芸能界への夢を捨て切れず、27歳になった2000年8月に大阪のNSCに入学しました。
2001年にNSCを卒業後、芸を磨き続け2002年に行われた「R-1ぐらんぷり2002」にてファイナル進出すると、2003年には「第33回NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞と「NHK新人演芸大賞」で大賞を受賞。少しずつ認知され全国区のタレントになっていきます。2004年1月に行われた「第25回ABCお笑い新人グランプリ」にて優秀新人賞を受賞と、実力が認められ人気芸人になっていきました。
2004年の7月に番組の企画としてビキニ姿やレースクィーンなどのコスプレ写真撮影会が開催されます。スリーサイズを上から94、63.8、90でバストはDカップだと公言しているので、スタイルには自信があったのでしょう。2006年には第2回の撮影会も開催されました。
2006年にはザ・プラン9のなだぎ武と友近で「ディラン＆キャサリン」というアメリカのドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」のパロディーを披露。2人の息のあったコントにつき合っているのでは？という噂も。実際に、なだぎ武と交際し彼氏彼女の関係であることを認めました。
年齢もあって結婚するのでは？と言われ続けましたが、4年経った2010年にラジオ出演した際、なだぎ武と破局したことを明らかにしました。しかし、破局にもめげずに、自身の芸を磨き続けます。
「アメトーーク」の3時間半スペシャルで行われた「徹子の部屋芸人」に出演した際には、徹子の部屋に出たことがなかったピースに対して、芸人の持ち味を無意識に潰していく黒柳徹子のものまねを熱演。細かいところまで研究しつくされたものまねに、雛段芸人や雨上がり決死隊は驚愕し、芸人が認める役作りの一端が見えました。
女性に対して厳しい目があるのか、田中みな実は「男芸人に体を触らせている」と暴露したり、日本エレキテル連合に「挨拶が無い」とブチ切れたという話が上がったこともあります。ブログでは否定していましたが、共演自体ない友近とエレキテル連合が噂になること自体、変と言えば変。火のない所に煙は立たないとも…。折角の芸も台無しになりかねないだけに、心配なところです。
友近 1回目のプロテインダイエットに成功するもリバウンド…2回目のチャレンジ後は？
友近といえばもう1つ有名なのがダイエット企画。DHCとタイアップしてダイエットにチャレンジし、CMにも出演していました。2015年1月に放送されたダウンタウンDXに出演した際、ふっくらした姿にネット上でリバウンドか！？と盛り上がりました。
友近が「DHCプロテインダイエット」でダイエットにチャレンジした1回目は2009年で、スリムになったCMでの友近を見て、「この女優誰？」と思った視聴者もいるかもしれません。
しかし、2012年にリバウンドしていることが発覚。ダイエット成功時は48.5kgだったものが56.5kgまで増えていました。
そして、2回目のチャレンジがスタートし、4か月で47.7kgまで落とし再度ダイエットに成功しました。水谷千重子としてミニライブを行った際の映像では、当時の体型でないように見え、もしかすると体重が増えやすい体質なのかもしれません。
友近の出身地は愛媛県松山市！
友近の出身地、愛媛県松山市の観光スポット「道後温泉」
友近の出身地・愛媛県松山市にある道後温泉は、日本三古湯の1つという歴史ある温泉です。奈良時代に成立した日本の歴史書である日本書紀、奈良時代の地方の文化地勢を国ごとに記録して天皇に献上した報告書である風土記に登場する、兵庫県の有馬温泉、和歌山県の白浜温泉と並んで知られています。夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場し、愛媛県の代表的な観光地の1つ。神経痛やリューマチ、胃腸病や皮膚病、痛風や貧血に効くと言われています。
温泉街には「道後麦酒館」という地ビールが飲める御店があるなど、飲食施設も整備されつつあり、また「坊っちゃん」所縁の地として坊っちゃん記念碑や、坊っちゃんからくり時計、夜間は坊っちゃん列車といわれる機関車と客車が留め置かれ、ライトアップされるなど温泉以外にも見どころが広がっています。その他にも歓楽街がホテル旅館街の西にあり、1日満喫できる観光地として親しまれています。
友近の出身地、愛媛県松山市の郷土料理「せんざんき」
せんざんきとは漢字で「千斬切」と書き、鶏料理が盛んな愛媛県東部の郷土料理です。名称の由来の1つとして、鶏を千のように切るため「千斬切」となったと言われています。
鶏のから揚げの原点とされ、鶏の様々な部位の骨付き肉を使用します。醤油、料理酒、生姜、ニンニクを摩り下ろしたものなどで作られた、つけ汁につけ込んで下味をつけ、片栗粉と卵を加えよく揉み込んでカラッと油で揚げる調理法で、口に含むとジューシーな味わいが楽しめます。
松山市駅前で営業している「堀端」という御店がせんざんきの料理を提供しているお店では名が知られているようですので、松山市に行かれた際はせんざんきを味わってみてはいかがでしょうか。
「千斬切」のつけ込みも大切ですが、友近の作り込まれた役も、入念な準備の賜物。今後も、観客を笑わせるネタを作り続けて欲しいですね。
