tupera tuperaは夫婦で活動するアートユニット!プロフィールは?
tupera tuperaは夫婦で活動するアートユニット!絵本は今や定番!
tupera tupera(ツペラツペラ)は、「パンダ銭湯」「しろくまのパンツ」といった絵本が子供たちに大人気のアートユニットです。その作品は、色彩豊かでポップな魅力にあふれている上、どこかユーモラス。彼らの作品は、今や子供向け絵本の定番作品です。実はこのアートユニットは、亀山達矢と中川敦子によるもので、2人は夫婦でもあります。
手掛けるのは、絵本だけではありません。最近ではNHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当しているので、その世界観をテレビで目にすることもできます。
tupera tuperaのプロフィールは?夫婦の出会いは10代!
夫婦で活躍するtupera tuperaが活動をスタートさせたのは2002年です。しかし、2人が出会ったのは、そのずっと前。なんと10代の頃で、美大を受験するための予備校でのことでした。プロフィールは、夫の亀山達矢は、三重県出身で1976年生まれ、妻の中川敦子は、京都府出身で1978生まれ。見事合格した美大を卒業後、服飾作家として活躍していた中川敦子の作品に、亀山達矢の描いたキャラクターをあしらったものを作ったことをきっかけに、その作品のブランド名をtupera tuperaとしたのが始まりです。
tupera tuperaの大人も楽しめるオススメ絵本!その魅力とは?
tupera tuperaの大人も子供も楽しめるステキ絵本の魅力とは?
tupera tuperaの絵本の魅力は、デザイン性に富んだ画面作りとカラフルでポップな絵、というビジュアル面の魅力がまずあげられるでしょう。ポップでありながら、温かみのある世界は、アナログ作業で生み出されているそうです。そして、もう1つの魅力が、「パンダ銭湯」「うんこしりとり」と、タイトルを見ただけでその発想の面白さがうかがえる自由でユニークなお話作りです。
「パンダ」と「銭湯」、「うんこ」と「しりとり」という、そう簡単には思いつかない組み合わせを生み出すだけでも驚きですが、大人も思わずくすっと笑ってしまう痛快なストーリー展開も大きな魅力となっています。
tupera tuperaの子供だけではなく大人でも楽しめるオススメ絵本はこれ!
tupera tuperaの絵本の中でも特に人気なのが、「パンダ銭湯」です。パンダの親子が銭湯に行って身体を洗うと、パンダのものすごい秘密が明かされるという展開に、大人も「そうきたか!」と思わず笑ってしまいます。また、「かおノート」は、tupera tuperaが「圧倒的におもしろいワークブック」を目指したと語っている通り、年齢問わず楽しめる絵本。描かれている顔型に目鼻口などのシールを貼れる、いわゆる福笑いですが、そのパーツや顔型がユニークなので、大人でも笑いながら熱中してしまいそうです。
tupera tuperaも実は2人の子供のいる子育て世代だった!
大人も子供も年齢を問わず楽しめるtupera tuperaの絵本は、今や絵本の定番となりつつあります。カラフルでデザイン性が高い装丁がおしゃれに映るのか、tupera tuperaの絵本は、出産祝いなどのギフトに選ばれることも多いようです。また、中川敦子が服飾作家として活躍していたこともあり、絵本のモチーフを使用した雑貨も多数展開されています。お気に入りの絵本のキャラターが、身近なものにデザインされていれば、子供が喜ぶのは当然でしょう。
tupera tuperaは、親子の気持ちをがっちりつかんでいるようですが、それもある意味では当然だと言えます。なぜなら、tupera tuperaの2人もまた、2人の子供がいる現役子育て世代だからです。長女のトリコは小学生で、長男のハヤタは保育園に通っており、夫婦で助け合いながら仕事と家庭を両立していると言います。子育てと仕事の関わりについて尋ねられたtupera tuperaの亀山達矢は、「仕事を子育てに生かすというより、子育てを仕事に生かしているのかもしれないです」と答えています。日々、子供と接することで、tupera tuperaの世界にはさらなる広がりが生まれているのでしょう。
そんなtupera tuperaの活動は、絵本の世界にとどまらず、親子で楽しめるアートワークショップの開催や、舞台美術と、さまざまな分野に広がっています。その人気は絵本と同じようにとても高く、依頼が途切れることはないようです。その1つとして、2017年4月には、知床プリンスホテルに、tupera tuperaの色鮮やかな作品が登場しました。
知床で見られるヒグマやエゾシカといった動物や植物が55種類も描かれた、色鮮やかながら心温まる貼り絵です。縦60センチ、横3メートルと大きな作品で、ホテルの顔として、ロビーで宿泊客を迎えています。多岐にわたるtupera tupera の活動により、絵本のみならず、あらゆるシーンで彼らの作品に触れた人が、また、自らの子供がtupera tuperaの作品に触れる機会を作り出しています。