海野つなみ漫画「逃げるは恥だが役に立つ」連載中!あらすじネタバレ公開!

2020年5月7日 更新

海野つなみ漫画「逃げるは恥だが役に立つ」連載中!あらすじネタバレ公開!

海野つなみの漫画「逃げるは恥だが役に立つ」契約結婚を描く連載中人気作あらすじは?

海野つなみが、2012年より、講談社「Kiss」で連載を開始し、2016年9月現在も連載中の人気作「逃げるは恥だが役に立つ」は、契約結婚を描く一風変わった作品です。

大学院に進学し、臨床心理士の資格を取得して卒業するも、就職できず派遣社員になった森山みくり。派遣切りに合い、求職中となったみくりを見かね、父親が探してきた仕事は、元部下・津崎平匡宅の家事全般を行う家事代行業でした。家事代行業者を頼み、嫌な思いをしてきた津崎平匡は、みくりとの適度な距離感と細やかな気遣いに癒されていきます。

そんな中、みくりの両親が定年を機に田舎に引っ越すことが決定。現状を維持したいみくりは、平匡に「就職としての結婚」話を持ち込みました。契約結婚をし、事実婚状態となった上で、家事全般を請け負うようになったみくりと平匡の関係や、伯母の百合などの登場人物たちが物語を盛り上げます。

海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」結婚ルールが面白い!ネタバレ公開!

海野つなみ「逃げるは恥だドキュメンタリー番組「情熱大陸」風に妄想してしまう妻(ただし契約)森山みくりと、旦那(というよりは雇用主)の津崎平匡との関係を中心に物語が進んでいきます。契約結婚ともなれば、会社と社員のように契約に当たってのルールが設けられるもの。

たとえば、新婚旅行は社員旅行にあたるので、費用は平匡が全額負担するべきなのでは、といったルールの取り決めシーンも、斬新な解釈や、2人の問答が楽しいワンシーンです。しかし「逃げ恥」最大の見どころは、みくりと平匡のもだもだした恋愛模様。

実は高年齢童貞であり、植物系男子の典型である平匡と、恋愛には奥手なみくり。一緒に過ごすうちに互いを想い合うものの、奥手であるがゆえにゆっくり進む恋愛模様は胸キュン必至です。

海野つなみのプロフィール!代表作「回転銀河」とは?

海野つなみ知る人ぞ知る個性派漫画家のプロフィール!

海野つなみは、1970年8月9日生まれ、兵庫県出身です。1989年に「第8回なかよし新人まんが賞」に入選し、「お月様にお願い」で漫画家デビュー。講談社「なかよし」で作品を発表していましたが、1997年以降は、同じく講談社の「Kiss」で活躍しています。

2012年から連載を続け、コミックスの既刊は2016年9月現在で7巻となる「逃げるは恥だが役に立つ」で、2015年第39回講談社漫画賞少女部門を受賞。これが、漫画家デビューから27年、コアな漫画ファンに愛されてきた海野つなみのブレイク作品となりました。

海野つなみの作風は、人の心の動きや描写に重心を置き、独特の感性からくる言葉選びとテンポが光ります。海野つなみのコミックスには、「ネタ帳公開」というコーナーがあり、ギャグ解説がされていることも。テレビ番組パロディや、時事ネタでも笑わせてくれます。

海野つなみの名作!高校生の恋愛模様を描くオムニバス漫画「回転銀河」とは

海野つなみの代表作の1つが「回転銀河」。高校生のさまざまな恋愛をモチーフにしたオムニバス漫画で、2003年より、講談社の「One more Kiss」及び「Kiss」誌上連載され、他作品の連載状況により、休載と連載再開を繰り返しながらも、連載が続けられてきました。

現在は休載中ですが、コミックスの既刊は6巻、全24話が収録されています。長い間離れて暮らしていた姉弟の関係、女子に人気の女子と硬派な男子など、少しずつ繋がりあった登場人物たちの、痛くて泥沼になりすぎない、爽やかささえ感じる恋愛模様が魅力です。

ちなみに「回転銀河」というちょっと変わったタイトルは、連載開始当時、曲やドラマなどで「天体観測」というタイトルが流行していたため使用できず、やむなくつけたもの。「銀河の回転曲線問題」という天文用語に由来しています。

海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」新垣結衣主演でTVドラマ化!

海野つなみの名が広く知られるようになったきっかけでもある「逃げるは恥だが役に立つ」が、ついにTVドラマ化されることになりました。主演は、新垣結衣です。以前より、海野つなみは、実写化したら誰に演じてほしいかという「妄想キャスティング」を行っています。

「逃げ恥」でも、連載開始当初から勝手に妄想キャスティングを行っていたらしく、「みくりを新垣結衣がやってくれるなら百点!」と言っていただけに、海野つなみの喜びはひとしお。津崎平匡は、ドラマ「民王」で貝原茂平を演じている高橋一生がイメージに合う、と読者からも推されていたようですが、メガネ、そして草食系な見た目という姿がハマる星野源がキャスティングされました。

星野源は、シンガーソングライターですが、俳優としても活躍しており、2013年公開の映画「箱入り息子の恋」では新人俳優賞を受賞。2016年にはNHK大河ドラマ「真田丸」に徳川秀忠役で出演するなど、演技に対する評価も高まっています。とはいえ、主題歌も星野源が担当することが決定しており、ミュージシャンとしての姿も存分に堪能できそうです。

52歳独身処女という役どころのみくりの伯母、土屋百合は石田ゆり子が、他にも、古田新太や高橋ひとみ、宇梶剛士や富田靖子といったベテラン俳優陣に加え、真野恵里菜、成田凌といった若手の姿も。平匡の同僚である風見涼太役を務める大谷亮平は、韓国で活躍していたという異色経歴の持ち主。

竹野内豊似ともいわれ、注目を集めています。みくりや平匡とどう関わっていくのかにも注目です。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、TBSで、10月11日よりスタートします。みくりの妄想がどのように表現されるのか、2人のもだもだ恋模様はどうなるのか。期待して待ちましょう。

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