渡辺篤史の「建もの探訪」は名言、トーク力も魅力!自宅作りは失敗していた?!
渡辺篤史の「建もの探訪」エンディングのコメントに強いこだわり!
俳優の渡辺篤史の代名詞と言えば、やはり「渡辺篤史の建もの探訪」でしょう。テレビ朝日系で放送されている住宅情報番組で、渡辺篤史が、ちょっと素敵な一戸建て住宅に訪問して紹介するという内容。視聴者が特に絶賛しているのは、訪ねた家をとにかくいろいろな視点からほめる渡辺篤史のトーク力です。家そのものではなく、窓の外を眺めながら「この眺め!ありがたいねー」「はぁ〜。深呼吸したくなるよね、この開放感!」と渡辺篤史が言うだけで、家の雰囲気の良さが伝わってくるというものです。
一通り家の中を見て回った後には、「五感を通していろいろな味わい方がありますが」「これほど見事に人を感動させる建ものって珍しいです」などの名言も。とりわけエンディングのコメントには強いこだわりがあるという渡辺篤史。「エンディングの1分間コメントは僕の聖域。誰にも編集させないよ」とまで語っています。家の中を案内する家主と交わすほのぼのとした会話には、渡辺篤史の温かい人柄が表れていると言えますね。
渡辺篤史、自宅作りは失敗していた?!
渡辺篤史の「建もの探訪」は、間もなく30周年を迎える長寿番組です。長きに渡っていろいろな住宅を紹介してきた渡辺篤史ですが、自宅は大失敗だったとか。「建もの探訪」でたくさんの住宅を見てきた経験が生かされなかったということを、時々ポロリとこぼしています。渡辺篤史の自宅は4LDKで、コンクリート打ちっ放しなので、夏は暑くて冬は寒いそうです。
半地下には趣味のオーディオルームを作ったものの、音が響き過ぎて困っていると言います。理想の家について聞かれた時には、生活の機能を満たすだけではなく、余白のある「物語が宿る場所」だと答えていた渡辺篤史ですが……、今も自宅を補修しながら住み続けているようです。
渡辺篤史のものまねを大泉洋が連呼!息子がZIPに出演している?!
渡辺篤史のものまねを大泉洋が連呼!「小林製薬の糸ようじ」CMエピソードとは?!
そもそも子役としてデビューした渡辺篤史は現在、ナレーターとしても活躍しています。「建もの探訪」のナレーションを担当しているのも渡辺篤史自身です。その他にも、NHKの「東京百年物語」や「生き物地球紀行」など、ナレーションを担当している番組は数多くあります。
温かみのある声が心地よいと言われ、ナレーターとしても高く評価されている渡辺篤史。実は、大泉洋が渡辺篤史の声を真似たことがきっかけで、CMのナレーションを担当することになったというエピソードがあります。ある時、大泉洋は、レギュラー出演している北海道テレビの「水曜どうでしょう」で、渡辺篤史のものまねをしながら「小林製薬の糸ようじ」と連呼しました。
とはいえ、大泉洋も断りを入れていましたが、当時はそのようなCMは存在していません。しかしその後、実際に「小林製薬の糸ようじ」のCMが制作され、お茶の間には渡辺篤史によるナレーションが流れることとなりました。
渡辺篤史の息子がZIPに出演している?!
渡辺篤史には、日本テレビ系列「ZIP!」に出演しているシンガーソングライターの渡邊ヒロアキが、息子ではないかという噂があります。渡邊ヒロアキの顔が渡辺篤史と似ているため噂が広まったようですが、実際のところ親子ではありません。渡辺篤史は1982年に結婚していますが、子供は娘が2人いるのみで、息子はいない様子。そのため、「息子がZIPに出演」はデマだと言って良いでしょう。
渡辺篤史の「建もの探訪」の後継者探しはまだまだ早い!
渡辺篤史は「渡辺篤史の建もの探訪 家好き芸人集合SP!」で、番組の後継者にアンガールズ田中卓志を指名したことで話題になりました。この時、家好き芸人としてゲスト出演したのが、広島大学工学部第四類で建築について学んだ田中卓志と、父親が一級建築士の千原ジュニアです。
2人とも「建もの探訪」の熱狂的なファンだと言います。2日に渡ったスペシャル番組では、家好き芸人の2人と一緒に魅力的な住宅を訪問した渡辺篤史。田中卓志が建築の専門知識を分かりやすく説明しながら面白いレポートをするのを見て「素晴らしい」と絶賛し、「場数を踏めば、自分の後継者になれるのではないか」とコメントしました。
渡辺篤史の「建もの探訪」がスタートしたのは1989年ですが、渡辺篤史ならではの住宅レポートが好きで、毎週欠かさず見ているというファンも多いようです。番組で紹介される住宅のほとんどは、建て方や内装にこだわりがあったり、狭いスペースを広く見せるための技が見られます。
多少なりとも建築の知識がないと、なかなか適切に紹介することはできません。しかし、渡辺篤史は、日本大学文理学部国文学科を中退している文系。それにもかかわらず、2010年4月から4年間は、神戸芸術工科大学の環境・建築デザイン学科客員教授を務めたという経歴を見れば、建物を語るために相当の努力をしてきたことがうかがわれます。
渡辺篤史の努力と温かい人柄があったからこそ、「建もの探訪」は約30年も続いてきたのでしょう。70歳になった渡辺篤史ですが、後継者を考えるにはまだまだ早すぎます。これからも心温まるトークで、「建もの探訪」を続けていってほしいものです。