山本由伸のプロフィールを紹介！
オリックスバファローズ所属のプロ野球選手・山本由伸（やまもとよしのぶ）は、1998年8月17日に岡山県で生まれました。「由伸」という名前は両親の名前から1文字ずつとったのと、野球好きな父親が、当時ジャイアンツで活躍していた元プロ野球選手・高橋由伸の名前にもあやかっているようです。
そんな山本由伸は小学校1年生の時、父親がコーチをしていた軟式の少年野球チーム・伊部パワフルズで野球を始めました。中学時代は東岡山ボーイズに移り、3年生で全国大会に出場しています。
高校は、野球に打ち込める環境だからと先輩に勧められた宮崎県の都城高校に進学。1年生の夏から地区大会に出場している山本由伸ですが、当初はピッチャーではなく、内野手でした。少年野球チームでは内野手とピッチャーを兼任するなど、以前から投手の経験があった山本由伸は、高校1年の夏の大会を終えた後から本格的に野手から投手へ転向しています。
投手経験があったとはいえ、転向してすぐに140キロ台のストレートを投げていたという山本由伸。この頃から只者ではなかったことが分かります。
山本由伸が高校時代に証明した驚愕の逸材ぶり
山本由伸の投手転向は大正解だと周囲に見せつけたのは、2年生の夏に出場した宮崎県新人野球大会でした。
同大会で山本由伸は151キロのストレートを投げ、さらに鵬翔高校と戦った決勝ではノーヒットノーランを達成。母校に16年ぶりの優勝をもたらします。その後に出場した秋季宮崎大会の2回戦では、5回参考とはいえパーフェクトなピッチングで完全試合をやってのけ、注目を浴びました。
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しかし、甲子園出場を目指して臨んだ地区大会では勝ち上がることができず、高校球児が憧れるセンバツのマウンドに立てないまま、高校生活を終えています。それでも各大会で偉業を成し遂げた山本由伸の評価は下がらず、2016年10月に行われたドラフトでオリックスバファローズが4位指名。プロ入りを実現しました。
オリックスのスカウト陣はドラフトまでの1年間、山本由伸に注目してきたといいます。「身体能力、投手としての能力ともに高く、下半身の使い方が良く腕のしなりもいい。コントロールも魅力」というコメントからも、期待の高さがうかがえます。そんな期待に応えるべく、オリックスとの交渉に合意した山本由伸は、「将来は球界を代表する投手になりたい」と意気込みを語っていました。
山本由伸のプロ入り後の成績は？
高卒ルーキーながら、山本由伸は1年目の8月20日に行われた千葉ロッテマリーンズ戦で先発を任され、1軍デビューしています。そして8月31日に再びマリーンズ戦のマウンドに立ち、5回2失点の好投で公式戦初勝利。オリックスバファローズの高卒ルーキーが1軍の公式戦で勝ち星を挙げたのは、23年ぶりの快挙でした。
プロ1年目は先発で5試合に出場した山本由伸ですが、2年目となる2018年はセットアッパーとして抑えに回ります。それでも好調ぶりは変わらず、パ・リーグトップに立つ投手成績を挙げるほど活躍。監督推薦で、10代の選手としては62年ぶりにオールスター出場を果たしました。
安定した投球をみせ、防御率2.89と好成績でシーズンを終えた山本由伸は、オリックスでは23年ぶりという400％の年俸大幅アップで契約更改しています。
山本由伸の愛用グローブは？
山本由伸は、野球用品の有名ブランド・ Ip Select（アイピーセレクト）とクレアシオンパートナー契約を結んでいます。
現在愛用しているグローブは、アイピーセレクトのアルモニーアグラブ。グローブは通常人差し指を外に出すところ、このグローブは中指を出す仕様になっているのが特徴で、これにより体重移動がスムーズになり、安定感のある投球が期待できるのだとか。
高機能なグローブで、山本由伸がまた新たな記録を作りあげていくのが見られるかもしれませんね。
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山本由伸の年棒は？
山本由伸はドラフト後、契約金4000万円、年棒500万円（いずれも推定）でオリックスバファローズと契約しました。そして2年目の2018年は800万円、3年目となる2019年シーズンに向けての契約更改では、先述の4000万円でサインしています。
契約更改後、山本由伸は「他にもいい投手はいっぱいいる。先輩に負けないよう練習します」謙虚にコメント。今後も真摯に野球と向き合い、プロ入りの時に目標とした「球界を代表する投手」を実現するかもしれませんね。
山本由伸のインスタが微笑ましい
球界の記録を塗り替える素晴らしい成績を挙げている山本由伸。しかしその素顔は20歳になったばかりの青年らしく、インスタには微笑ましい投稿が見られます。
チームメイトとの食事会でリラックスしている様子や、山本由伸とは反対に2018年シーズンに投手から野手に転向した先輩・佐野皓大が猫のエサやりを日課にしている優男ぶりを伝えたりと、笑顔の多いプライベート写真が投稿されており、見ていてほのぼのします。
肩が強く、試合の終盤でも150キロ台の速球を投げる山本由伸は手先が器用で、ストレートの他にもカーブ、チェンジアップ、スライダー、ツーシームと豊富な球種で勝負できる投手です。3年目のシーズンは先発に復帰し、4月3日のソフトバンク戦で7回までノーヒットノーランに抑えるなど今季も好調で、どんな成績を残すか楽しみです。
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