横野レイコはフジテレビ専属のレポーター!相撲コメントを求められる理由とは?
横野レイコがフジテレビ専属レポーターとして活躍するきっかけとは?
ワイドショーのみならず、時事ニュースでも世間を騒がせた「日馬富士暴行事件」で、連日、相撲コメンテーターとして出演していた横野レイコ。相撲界の根底をも揺るがす大事件に対し、フジテレビの「情報プレゼンター とくダネ!」や「バイキング」などにも引っ張りだことなっていました。
横野レイコは、1962年生まれで大阪府大阪市出身です。奈良県のケーブルテレビの契約アナウンサーでしたが、退職後に上京して、1987年にフジテレビと専属契約を結びました。その後は、「3時のあなた」や「おはよう!ナイスデイ」「すぽると!」など、フジテレビの主要番組にて、主に芸能ニュースのレポーターとして活躍するようになります。
横野レイコが相撲コメントを求められる理由となった出来事とは?力士からの信頼も厚いスー女!
「3時のあなた」を皮切りに、芸能レポーターとしての仕事が大半だった横野レイコですが、あるとき番組プロデューサーに「(旧)藤島部屋のパーティが開かれるので取材に行きませんか?」と提案し取材に向かいます。そのパーティこそが、1990年代に空前の相撲ブームを引き起こし、時の寵児となった若乃花・貴乃花の入門発表でした。
当時はワイドショー番組が全盛期だったことに加え、人気力士の息子2人の飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶりに各局の取材が日に日にヒートアップ。若貴の入門発表をいち早く取材した横野レイコは、フジテレビの「若貴番」となり、相撲レポーターとしての頭角をメキメキと現すようになります。
もともと若島津の追っかけをしていたというスー女の「パイオニア」でもある横野レイコ。本場所前の相撲部屋への取材だけでなく、イベントやパーティ、巡業に至るまでマメに足を運び、「いつも近くで取材してくれている」と他の力士からの信頼も厚いそうです。その相撲愛溢れる仕事ぶりは、まさにスー女界のトップに君臨する存在と言っても過言ではないでしょう。
横野レイコと元横綱朝青龍のバトルとは?白鵬との信頼関係はお台場巡業から始まった
横野レイコが元横綱朝青龍との取材バトルを書いた「朝青龍との3000日戦争」を出版していた!
横野レイコには、朝青龍との取材バトルを書いた「朝青龍との3000日戦争」という著作があります。元横綱朝青龍と言えば、「相撲界の問題児」として数々の物議を醸し出してきた力士ですが、一方で25回の優勝という華々しい記録を残した名力士でもありました。
横野レイコ曰く、元横綱朝青龍は、「予測できない事態を招く彼の行動は私たちに取材というモノの醍醐味を味あわせてくれた」存在。優勝直後に電撃引退した元横綱朝青龍の素顔を書きたいと思った横野レイコには、本の出版を知った力士たちや呼出、行司に至るまで、実に多くの人々が協力してくれたそうです。
そうして書き上げた内容は、意外にも、元横綱朝青龍のヒールとしてのイメージを払拭させるものばかりでした。冬の石垣島巡業で海に投げ込まれたり、稽古後に頭から水をぶっかけられたりと、痛い思いもした横野レイコですが、「朝青龍とのバトルは私に取材のあり方を教えてくれた」「彼の伝えたかったことを考えるきっかけになったら嬉しい」と語っています。
横野レイコと横綱白鵬との信頼関係はお台場巡業でますます揺るぎないものに!
横野レイコは、「朝青龍との3000日戦争」の他にも、相撲ジャーナリスト荒井太郎と共著で、巡業の勧進元(主催者)や裏方に携わる人々にスポットを当てた「相撲巡業の楽しみ方徹底ガイド」という本も出版しています。表紙を飾っているのは、満面の笑みをたたえた横綱白鳳。
ガイドブックの中では特別インタビューにも応じるなど、横野レイコとの強いつながりを感じさせます。本書で紹介されている、2017年8月23~24日に行われた「大相撲ODAIBA場所」では、勧進元がフジテレビということで、「力士が着る浴衣の反物作り」や「ちゃんこの復活」など大相撲の伝統を復活させた横野レイコ。
お台場巡業は、彼女にとって「やりたかったことが全てできた思い出深い巡業」になっただけでなく、ケガで休んでいた四横綱が全員参加し、夏巡業で初の横綱揃い踏みとなったことでも話題になりました。その際に、横綱白鵬は「女性(横野レイコ)が1人で頑張っているのだから、皆で出ようと思った」とコメント。この言葉こそが、横野レイコが長年の取材を通じて培ってきた横綱白鵬との揺るがない信頼関係を何よりも強く物語っています。
横野レイコが貴乃花の母親・藤田紀子との出演NGの理由!裏には相撲協会との関係があった?
横野レイコが相撲レポーターとして世に知られるようになったのは、1990年代に空前の相撲ブームとなった若貴全盛期時代でした。若乃花・貴乃花の入門発表を取材したことでフジテレビの若貴番となり、存在感を増した横野レイコにとって、(旧)藤島部屋のおかみさんだった藤田紀子は恩人のはずです。
しかし現在、2人の共演はNGになっていると言います。その大きな要因は、2001年に起きた藤田紀子の不倫報道にさかのぼるというのが大方の見方のようです。藤島親方と離婚した藤田紀子は、角界との繋がりを断ち切られることになりました。一方の横野レイコは、相撲レポーターという仕事柄、相撲協会に盾突くようなコメントは控えるはずです。
さらに、緻密な取材を通じて信頼関係を築き上げた横綱白鵬との関係は相当に深いものがあります。こうした関係上、「日馬富士暴行事件」で相撲協会や横綱白鳳を批判し、貴乃花親方を援護する藤田紀子との間に溝ができたのは致し方ないことだったのかもしれません。若貴全盛期時代には(旧)藤島部屋と深い縁で結ばれていた横野レイコでしたが、角界という後ろ盾がなくなった藤田紀子からは距離を置かざるを得ない状況になってしまったのではないでしょうか。
横綱白鳳への脅迫状事件や、日馬富士の書類送検、日本相撲協会危機管理委員会の臨時理事会で2017年12月20日に行われる最終報告など、まだ終息する気配のない今回の大騒動。相撲愛の深い元祖スー女・横野レイコのリポートの行方が気になります。