安部篤史は日本男子シンクロナイズドスイミングのパイオニア!原点は映画「ウォーターボーイズ」だった

2017年8月30日 更新

安部篤史の原点は「ウォーターボーイズ」だった!身長やプロフィールは?

安部篤史の原点は映画「ウォーターボーイズ」!ドラマ版に出演!?

安部篤史は、1982年8月30日生まれの男子シンクロナイズドスイミングの選手。よみうりランドに所属し、「趣味はシンクロ」と公言する根っからのシンクロ男子です。安部篤史が男子シンクロナイズドスイミングを知ったきっかけは、2001年9月に上映された映画「ウォーターボーイズ」でした。

男子高の高校生たちがシンクロナイズドスイミングに挑む姿を描いた「ウォーターボーイズ」のモデルは、1988年から文化祭でシンクロナイズドスイミングを披露していることで有名な埼玉県立川越高校の水泳部。この映画の虜になった19歳の安部篤史は、この映画を10回も観たと言います。

その翌年の1月には、この映画で演技指導を担当した水中パフォーマンス集団トゥリトネスに入団。そこで本格的にシンクロナイズドスイミングを始めます。その縁で、映画から2年後にフジテレビ系放送されたドラマ版「ウォーターボーイズ」に役者として出演。第2弾には演技指導として参加しました。

安部篤史の身長やプロフィールは?幼少から競泳で鍛えた肉体がすごい!

安部篤史は、身長171cm、体重65kg。均整のとれた逆三角形の肉体は、小学校3年生から高校3年まで競泳で鍛えた賜物です。東京都練馬区で小学校3年生から競泳を始めた安部篤史は、練馬区立貫井中学校在学中にはリレーで全国大会4位の成績を残すほどの競泳選手に成長。

スポーツの名門・埼玉栄高等学校に進学後も競泳に打ち込みますが、高校3年生の時に限界を感じ、競泳を引退することを決意しました。帝京大学在学中に映画「ウォーターボーイズ」に出会い、トゥリトネスに入団してからは、シンクロナイズドスイミング一筋です。

その後頭角を現した安部篤史は、日本人男子シンクロナイズドスイミングのパイオニアとして活躍します。2016年3月には、シルク・ドゥ・ソレイユの水中パフォーマーに挑戦するため、日本水泳連盟の登録を外し、トゥリトネスも退団。不合格に終わったものの、2017年2月からよみうりランドと契約し、シンクロナイズドスイミング選手として復帰しました。

安部篤史は結婚している?来歴や成績をおさらい!

安部篤史は結婚している?話題になった「オネェ疑惑」は?そして突然の報告!

安部篤史が脚光を浴びるようになったのは、FINA(国際水泳連盟)世界水泳2015カザン大会から、男女混合のシンクロナイズドスイミング「ミックスデュエット」が正式種目になり、日本代表に選出されてからです。当時は、熱愛彼女の有無などは伝えられておらず、家族が両親と兄だけという情報程度しかありませんでした。そのような中で、FINA世界水泳2015カザン大会では、女子と同じような水着を着用し、化粧もしていた安部篤史。あくまで芸術性を重視したものですが、やはり見た目が強烈だったために、オネェ疑惑が浮上し、ネットで話題に。

しかし、2017年8月19日、安部篤史は、自身のTwitterで、「入籍して間もなく1年が経ちます」というコメントとともに、ペアの結婚指輪の画像を突然投稿し、オネェ疑惑を一気に払しょくしました。安部篤史の誕生日の8月30日に入籍したのであれば、34歳の誕生日に入籍したことになるでしょう。

安部篤史の来歴や成績をおさらい!シンクロ男子ソロで世界大会連覇の実績!

安部篤史は、「メンズカップ」という男子シンクロナイズドスイミングの世界大会ソロ部門で、2009年のミラノ大会、2011年のアムステル大会と優勝し、連覇を達成しています。男子シンクロナイズドスイミング界でトップに立ったことになりますが、この大会はFINAの主催大会ではなく、注目度も低かったため、あまり話題にはなりませんでした。

FINA主催大会に日本代表として初めて出場した世界水泳2015カザン大会では、足立夢実とペアを組んでミックスデュエットに臨んだ安部篤史。テクニカルルーティン5位、フリールーティン7位と健闘し、大きな話題を呼んでいます。

その後、日本水泳連盟も男子シンクロナイズドスイミングを公式競技化。安部篤史は、日本シンクロチャレンジカップの男子ソロの部に出場して、2015年、2016年と連覇し、日本男子シンクロナイズドスイミングのパイオニアとして、第一線を走り続けています。

安部篤史、足立夢実とFINA世界水泳2017ブダペストで躍動も惜しくも4位!

安部篤史は、2017年7月、再び足立夢実とペアを組み、ハンガリーで行われたFINA世界水泳2017ブダペスト大会に臨みました。前回大会はふがいない演技に悔し涙を流した安部篤史。シルク・ドゥ・ソレイユへの挑戦などで、競技者として1年のブランクがあったものの、1日12時間の猛練習を重ねて大会に臨みました。

決勝では、ペアを指導する花牟礼雅美ヘッドコーチから「彼らのベストパフォーマンス」と評価されるほどの演技を見せた2人でしたが、テクニカルルーティン86.2679点、フリールーティン88.0000点で共に4位。両種目とも3位だったアメリカペアとは僅差で敗れ、あと一歩メダルに届かない惜しい結果となっています。

しかし、安部篤史の顔には、やりきった充実感が漂っていました。目標としていた得点を獲得し、表現者として満足いく最高の演技ができたのでしょう。また、男子がFINA主催の世界大会のシンクロナイズドスイミングで演技し、観衆を沸かせるようになった近年の状況の変化に感慨深いものを感じていたのかもしれません。

この状況を受けて、「国内外のシンクロ男子の未来は明るい」「自分が通過点になれればいい」と語った安部篤史。2020年の東京オリンピックでは正式種目にならなかったものの、その先では、安部篤史のDNAを継ぐ選手が躍動するはずです。安部篤史の今後の日本男子シンクロナイズドスイミング界への貢献にも期待しましょう!

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