「天才バカボン」初長編アニメ化!ネタバレ、声優キャストも発表!

2015年4月13日 更新

「天才バカボン」の声優キャストが発表されました。
普通に漫画をアニメ映画とした作品かと思いきや、何と誰もが一度は耳にしたことのある作品同士の対決というこの映画。
しかも悪役が、誰もが涙し見送っただろうキャラクター達だったのです。誰も考えもしなかった構想を実現し、公開するその映画とは!?

赤塚不二夫の「天才バカボン」初長編アニメ化!声優キャストも発表!!

赤塚不二夫の名作もびっくり!?映画「天才バカボン」の敵は、ネロとパトラッシュだった!

「天才バカボン」初長編アニメ化の敵キャラクターには驚きました!

懐かしのアニメ作品などで見たことがある、またはリアルタイムで見ていた、地方のテレビ局で再放送されていたのを見た、
かなりの人が一度は目にしたことがある、
あの教会で息絶え愛犬とともに天使に導かれて天に昇る少年の姿。
あの感動作の主役たるネロとパトラッシュがなんと敵として帰って来たのです!

あまりに斬新なネタに、エイプリルフールのネタかと思って、噴出したままサイトを見ると本気で本物でした。
この構想を具現化したのは、「秘密結社鷹の爪」を手がけたFROGMAN。総統と吉田くんが主要キャラクターとして活躍するフラッシュアニメです。

2006年にテレビ朝日系列で地上波に登場し人気を博した「天才バカボン」。
現在はNHKEテレのビットワールドのアニメコーナーで、4月3日から第6期「天才バカボン」テレビアニメがスタートするほど人気を維持し続けています。
監督と脚本をFROGMANが務めることで、どうこの名作「天才バカボン」のキャラクターたちを動かしていくのか、期待が高まりますね。

赤塚不二夫 レレレのおじさんが上島竜兵なら「これでいいのだ!」

ネロとパトラッシュが悪の手先に!?と聞いただけでもワクワクする「天才バカボン」初長編アニメ化作品ですが、その声優キャストも発表されました。

「天才バカボン」で敵役ネロを演じるのは2013年に公開された宮崎駿監督映画「風立ちぬ」でヒロインの里見菜穂子役を演じた、瀧本美織です。

FROGMANの作品では必ず彼が声を当てるのが定番となっているそうなので、監督・脚本を務めるFROGMANがバカボンのパパを演じ、
バカボンを演じるのはアニメポケットモンスターのニャースでおなじみの、犬山イヌコ。

バカボンのママを演じるのはFROGMAN作品に多く出演している、声優の上野アサ。
バカボンの弟で利発なハジメを演じるのは、元宝塚歌劇団花組娘役澪乃せいら。

暗黒組織インテリペリを率いるダンテという映画オリジナルキャラクターには俳優の村井邦夫が、
そしてこちらも映画オリジナルキャラクター、バカボンの同級生の西河内好平を、KDDIauのCMで金太郎としておなじみの、俳優の濱田岳が演じます。

交番勤務の警察官である本官と呼ばれるキャラクターを声優の岩田光央が演じ、
レレレのおじさんという「お出かけですか?レレのレー」と言って去っていくおじさんに、
ダチョウ倶楽部の上島竜兵が演じます。

赤塚不二夫を、お笑いを目指す人間のバイブルのような人だと語る上島竜兵は、
「レレレのおじさんは、子供の頃から知っている役なので、あのフレーズを口ずさめたのは有り難かった」とコメントしました。
瀧本美織は今までのイメージを覆したネロを「皆が知らない、びっくりするネロになっていると思います」と自信をのぞかせています

赤塚不二夫の代表作品「天才バカボン」、もうひとつは?

赤塚不二夫 「天才バカボン」が現代に蘇る!

ところで、赤塚不二夫の「天才バカボン」はご存知でしょうか?
と言っても私も見たのはリメイクされたアニメを見たことがあるだけで、偉そうなことは言えません。

先ず、天才バカボンが初めて世に出たのは1967年に発売された週刊少年マガジンで、漫画として発表されました。

その後1978年に月刊少年マガジンにて一応の完結をしますが、コミックボンボンなどで何度か再執筆されました。
「これでいいのだ!」という言葉が大流行し、その時流行語大賞があれば確実に大賞に選ばれただろうと言われています。

またギャグ漫画としてのちの作品にも大きな影響を与えた作品です。
「天才バカボン」のバカボンの語源は、現在公式としては梵語(サンスクリット語)の薄伽梵(ぼぎゃぼん)という仏、仙人や貴人の称号に由来するとされています。

またタイトルにバカボンとありますが、バカボンのパパがメインキャラクターとして暴れまわっており、
バカボン自身が出てこない話があるといいます。このように色々とギャグの方向を模索し、
実験的な要素を盛り込んで、混沌としても、これでいいのだ!と解決してしまう、1960年代だけでなくギャグ漫画を代表する作品です。

赤塚不二夫 その代表作品のもう一つは、名司会者タモリ

赤塚不二夫という人は、たまたま訪れたバーでステージに立っていた無名時代のタモリを、
君は面白いやつだと告げて、自分の家に住まわせ売れるまで面倒を見たそうです。

2008年8月2日に世を去った後、お葬式にてタモリは人生で初の弔辞を読み、赤塚不二夫を父のようであり、
兄のようであり、弟のような人であり、人生全てがギャグの人でしたと語り、御別れの言葉の締め括りとして、
私も数多くのあなたの作品の中の一つだと赤塚不二夫に贈ったのです。

そんな人生の終わりまで赤塚不二夫が注ぎ続けたギャグというジャンルの中でも、
代表作である「天才バカボン」赤塚不二夫生誕80年でもある記念の年に、その映画を手掛けるFROGMANは、
「先生自身も波紋を呼ぶようなことをいっぱいやってきた。

先生に普通だねって言われないように、そして先生の名前を汚さないような作品に使用と努力しました。
自信を持って進められる映画です」と意気込みを語りました。

赤塚不二夫記念館のある、東京都青梅市はどんなところ?

赤塚不二夫記念館のある東京都青梅市の名物 「トウキョウX」肉うどん

東京でブランド豚?と御思いの方もいらっしゃるかと思いますが、実はあるのです。

東京のブランド豚、その名も「トウキョウX」外国産の輸入ブランド豚に負けないように、
差別化出来る品質を目指して、東京都畜産試験場が7年かけてやっと誕生した「トウキョウX」そのトウキョウXの肉を使ったうどん「トウキョウX肉うどん」は青梅生まれで、
大多摩B級グルメ大会初代ゴールドグランプリを獲得しています。是非この機会に、「トウキョウX」を味わってみては如何でしょうか。

赤塚不二夫記念館のある東京都青梅市の観光スポット 「昭和レトロ商品博物館」

1999年の10月に開館した「昭和レトロ商品博物館」開館以来駄菓子のパッケージや瓶など昭和時代に関するものを多数展示しています。
入場料は大人350円、小・中学生は200円ですが、なんとこの「昭和レトロ商品博物館」の隣には青梅赤塚不二夫記念館があり、また昭和幻灯館が隣接して立っています。

そのため、別々に入館料を払う手間を無くすため、またそれぞれを見に行きやすくする為に、
3館めぐり共通券がありまして、大人800円、小中学生450円で3館見ることが出来ます。

昭和の雰囲気を知らない方も知っている方も、赤塚不二夫が生きていた時代の空気を感じてみませんか?

漫画「天才バカボン」のようにチャレンジ要素満載の映画「天才バカボン」ですが、
これを機会に赤塚不二夫を知らない方、杉並ミュージアムで開催中の赤塚不二夫展を訪れてみては如何でしょうか。

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