星奈津美(水泳)の病気はバセドゥ病だった!世界水泳金の復活劇がスゴイ!

星奈津美(水泳)の病気はバセドゥ病だった!世界水泳金の復活劇がスゴイ!

星奈津美(水泳)が抱える持病はバセドゥ病だった!

星奈津美(水泳)は、リオ五輪競泳日本代表200メートルバタフライの選手です。現在25歳の星奈津美は、16歳で高校2年生の時にバセドゥ病を発症してから10年近く、病気と共に競泳を頑張ってきたことでも知られています。バセドゥ病は、甲状腺ホルモンが過剰に作られ、心臓に負担がかかる病気。

ただでさえ、心身に強い負荷がかかりやすい一流アスリートにとって、ことさら大変な病気といえます。星奈津美はバセドゥ病発症後、投薬治療を続けていましたが、一時は水泳から離れざるを得ない状態にまで症状が悪化したこともあったようです。それでも、バセドゥ病を発症した高校生時代から、200メートルバタフライでインターハイ2連覇し、次々に記録を更新し続けてきた星奈津美。

2014年11月になると、これまで闘ってきた持病を根治するため、手術を決意します。星奈津美が受けたバセドゥ病の手術は、頸部にある甲状腺を全摘するもので、今後も継続して甲状腺ホルモン薬を飲み続けなければいけませんが、再発の心配は一切なくなるそうです。

星奈津美(水泳)手術後わずか1ヶ月でプールへ……喉傷への恐怖乗り越え完全復活へ

星奈津美(水泳)は、甲状腺全摘手術からわずか1カ月でプールへ戻って来ます。練習再開当時は、手術によってできた喉の傷跡に不安があり、バタフライを泳ぐことが怖かったそうです。しかし、日本代表の監督で、北野康介の名コーチとしても名高かった平井伯昌が、星奈津美の不安や恐怖を、徐々に取り除いてくれたのだといいます。バタフライを泳いでも傷口が悪化しないのだと安心でき、さらに競技者としての自信をつけてくれたことで、平井伯昌との信頼関係を強固なものにしていった星奈津美。

復帰直後は、25メートル泳いだだけで息が切れていた星奈津美でしたが、高地トレーニングで自主的に走りこんだり、中学時代の日課に取り組んだり、「疲れたなんて言っていられない」を口癖に復活へとまい進します。そして2015年夏。星奈津美は、ロシアで開催された世界水泳選手権200メートルバタフライで、日本女子初の金メダルを取り、完全復活を成し遂げました。さらに2016年4月の日本選手権でも200メートルバタフライで優勝したことから、リオオリンピック出場を確実なものとしています。

星奈津美(水泳)は嵐・大野智がパワーの源!出身校、プロフィールは?

星奈津美(水泳)は嵐・大野智ファン!母も嵐の大ファン!

星奈津美(水泳)は、スポニチのインタビューで、嵐・大野智ファンであることを明かしています。これまでに、7、8回は嵐のコンサートに行き、CDやDVDは100枚以上持っているといいますから、星奈津美は、かなり熱狂的な嵐ファン。インタビューでは、嵐のリーダーである大野智について、「歌やダンス、芸術など、多才なのに控えめなところをとても尊敬しています」と力説していた星奈津美。

自身のTwitterでも、大野智主演ドラマ「世界一難しい恋」の公式Twitterのリツイートが多く見られました。同じく嵐ファンの母親と一緒に、いつか嵐に会いたいと願っているという星奈津美。はたしてあの復活劇のように、劇的に会えたりするのでしょうか。リオオリンピックで金メダルを取って、メディアに取り上げられたら……もしかしたら星奈津美の夢が叶うかもしれませんね。

星奈津美(水泳)の出身校は?記録更新、連覇のプロフィール!

星奈津美(水泳)は、1歳半からスイミングスクールに通っていたそうですが、母親は、星奈津美は水泳に向いていないと感じていたといいます。なぜなら、長い間スイミングスクールに通っているにもかかわらず、星奈津美のタイムが伸びることがなかったから。

しかし、水泳を辞めたくない、泳ぎたいと、頑なな姿勢を崩さない星奈津美の姿に押される形で、水泳を続けさせていました。中学生までの記録は公開されていませんが、星奈津美の出身校である、スポーツの強豪校、春日部共栄高校1年と2年のインターハイでは、200メートルバタフライで連覇しているので、おそらく中学生のうちに、星奈津美の才能が開花していったのでしょう。高校3年のときは、日本選手権で2位でしたが、高校新記録を出して、2008年北京オリンピックを経験しています。

2011年には、東日本大震災で中止となった日本選手権の代替で開催した「共栄国際大会代表選手選考会」で、日本新記録を樹立し、優勝した星奈津美。翌2012年の日本選手権では、またまた記録を更新し優勝を決め、ロンドンオリンピックでは銅メダルを獲得しました。

星奈津美(水泳)がオオカミ?「やらなきゃいけない」と羊の皮を脱いだ!

星奈津美(水泳)は、甲状腺全摘手術を経て、見事リオオリンピック出場権を獲得しました。前大会となるロンドンオリンピックで銅メダルという成績から、2016リオオリンピックでは、誰もが「星奈津美の金メダル」を期待しています。「星奈津美が200メートルバタフライで金メダル獲得」という大きな期待を背負っているのは、本人はもちろん、監督である平井伯昌も同じです。

手術直後となった2015年の世界選手権で金メダルを取るまで、過酷な練習に耐える星奈津美の姿を間近に見ていた平井伯昌監督は、星奈津美を「オオカミ」に例えました。曰く「芯が強い。世の中、オオカミの皮を被った羊が多いが、星奈津美は、羊の皮を被ったオオカミだ」。世界選手権で復活金メダルを獲得した当時、星奈津美は、日本代表に戻って来られるかも不安な状況でした。

自身も、「よくここまで来られたと思う。いろんな人の顔が浮かんだ」と、辛かった日々を振り返り、感極まる様子を見せた星奈津美。現在は、世界選手権以降、腰痛とスランプに見舞われ、不調の中で慎重に練習を積んでいる状況です。しかし、「今のままでは目標に届かない。やらなきゃいけない」と、羊の皮を脱ぎ「オオカミ」になる決意を自ら表明した星奈津美ならば、間近に迫ったリオオリンピックで、必ずや金メダルを掴むに違いありません!

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