吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)セリフに見る性格の闇!爪が伸びると…!?

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)セリフに見る性格の闇!爪が伸びると…!?

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)心の平穏を望むが実は……?セリフから見える闇

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)は、荒木飛呂彦作の大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズPart4「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターです。ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼ディオや、その後継者たちが、長きにわたって戦い続ける大群像劇である「ジョジョの奇妙な冒険」。幾多の登場キャラクターの中でも、読者に強い印象を残しているのが、吉良吉影です。

33歳のサラリーマン、心の平穏を願い、闘争を嫌い、「植物のような心」で過ごす……一見すれば平和主義者ですが、その実、吉良吉影は、殺人鬼という裏の顔を持っています。闘争はストレスがたまると語り、質問には質問で返すなと怒る吉良吉影。自分自身の幸福のために心の平穏を保ち続けますが、絶対的な自身の強さへの信頼をのぞかせることも。端正な顔立ちですが、影が薄く、特徴のない男と周囲から認識されています。しかし、その台詞の端々からは、吉良吉影が自信満々な自己中心的な性格であることがバレバレなのです。

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)の奇癖!30㎝以上で絶好調!爪の伸びで体調占い

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)は、女性の手に異常な執着を示す、手フェチです。女性の手を得るためだけに持ち主を殺害し、手を愛でますが、その手が腐敗すれば、文字通り「手を切り」、また新しい手を探します。

手フェチ以外の彼の奇癖としては、吉良吉影自身の爪への異常な関心があげられるでしょう。吉良吉影の体調バロメーターのような役割をしている爪。なんと、彼の殺人衝動に応じて、爪の伸びる速度が変わるのです。吉良吉影は、自身の切った爪を保管し、長さを計測して、記録しています。

爪の伸びが早いときは、吉良吉影の殺人衝動が高まっている証拠。30㎝以上伸びる月は絶好調らしく、本人も満足の記録になるようです。また、殺人欲求が高まったときには、目に見える速度で爪が伸び、気分の高まりも演出しています。基本的にストレスを感じたくない吉良吉影ですが、時には絶望することも。そんなときは、血が出るほど爪を噛む癖があり、爪が吉良吉影の状態を映す存在になっています。

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)川尻しのぶとの生活で変化が!最期はどうなった?

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)冴えないサラリーマン川尻浩作に成り代わり!妻しのぶとの生活は?

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)が殺害した女性の手を持ち歩いていたところを、精神エネルギーを具現化したスタンド(幽波紋)使いの矢安宮重清に目撃されてしまいます。吉良吉影のスタンドキラークイーンで撃退したものの、矢安宮重清の友人である主人公東方仗助らに追われる存在に。

そこで、吉良吉影は、身を隠すために、顔を入れ替えるスタンドを持つエステティシャンを脅迫し、同年代で体格も似ていた川尻浩作として生きていくことになります。川尻浩作には、夫婦仲の冷え切った妻しのぶと息子の早人がいました。吉良吉影は、しのぶと生活を共にしていきますが、しのぶは、普段とは違う夫の姿にときめきを覚え、恋をします。

対する吉良吉影はといえば、関心がなかったはずのしのぶをスタンド猫草の攻撃からかばうなど、情が移ったととれる描写があります。その幸せな夫婦生活は長くはありませんでしたが、両者に大きな変化をもたらしました。

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)作者荒木飛呂彦の頭も悩ませた悪役の最期

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)は、作者の荒木飛呂彦が、シリーズ中で最も好きな悪役だと語るキャラクターです。吉良吉影の設定を強くしすぎてしまったため、吉良吉影を倒す先の展開を思いつけず、主人公が負けてしまうかもしれないと諦めかけたというエピソードすらあるのです。

そんな吉良吉影の最期は、川尻浩作に成り代わっていたことが発覚し、スタンド使いたちとの戦闘に発展したことで訪れました。東方仗助らとの戦闘の果てに、自身のスタンドの動きを封じられてしまった吉良吉影は、なんとただの交通事故で死亡してしまうのです。

死後、死者の魂の通り道である「ふり向いてはいけない小道」にたどり着いた吉良吉影。最初は、自分が死んだとは思っていなかったようですが、最初に殺害した杉本鈴美と愛犬アーノルドの霊に遭遇。杉本鈴美とアーノルドの奇策により、後ろを振り向いてしまった吉良吉影は、スタンドもろとも、「安心なんてないところ」へ引きずり込まれていきました。

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)アニメに登場!声優は森川智之でファンが混乱?

吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)が登場する「ジョジョの奇妙な冒険」第4部となる「ダイヤモンドは砕けない」が、ついにアニメ化されました。アニメでは、3rd Seasonとなり、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」として2016年4月より放送開始。注目されたのは、やはり吉良吉影を誰が演じるのかでした。

それに先駆けて発売されていたのが、原作第4部の内容も収録され、さらには、原作にないオリジナルエピソードもついた2015年12月発売のPlayStation 3およびPlayStation 4用ゲームソフト「ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン」で、アニメに先駆けて、第4部のキャラクターに声が付くと話題になりました。東方仗助に羽多野渉、広瀬康一に朴璐美、岸部露伴に神谷浩史、そして吉良吉影は小山力也が演じています。

そのため、アニメもこのキャストで続投かと思いきや、アニメ版「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」ではキャストを一新。小野友樹や梶裕貴、櫻井孝宏などが名を連ねました。吉良吉影も声優を変更しており、担当したのは、艶のある声が特徴のベテラン声優森川智之。「金田一少年の事件簿」シリーズの明智健吾、キアヌ・リーブスの吹き替えなどで知られています。ファンは混乱したようですが、それぞれの魅力が十分に発揮された内容となりました。

そんな「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」が、仙台市で、ローソンとコラボレーションしたコンビニエンスストア「OWSON」を、8月5日から14日まで期間限定でオープン。「OWSON」は、作中で実際に登場するコンビニがモデルで、看板や外装も再現されており、オリジナルグッズなどを販売しており、「ジョジョ」の世界に迷い込んだ気分を味わえます。

吉良吉影は、人気のあるキャラクターで、第8部では再登場し、外伝「デッドマンズQ」では、主役を務めてもいます。殺人鬼というキャラクターながら、その特徴的な言動で、多くの人の心に残っている吉良吉影は、彼の言葉を思い出し、自問自答させてしまう、そんな力を持ったキャラクターです。

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