松尾諭と田口浩正の違いはどこ？自伝ドラマで本人役を演じたのは？

松尾諭と田口浩正が似ている！本人も見分けがつかないレベル？

松尾諭とそっくりな田口浩正はどんな俳優？

俳優の松尾諭（まつおさとる）と、田口浩正が、似すぎていて見分けがつかないと話題になることがあります。

田口浩正のほうがやや輪郭はふっくらしていますが、眼鏡といい、雰囲気といい、確かに激似です。ラグビー経験者である松尾諭の体格は身長176.5cm、体重94kgと、かなりガッチリしています。

一方の田口浩正もかなりの大柄で、身長180cmに体重80kgと、体型からも大きな違いは見出せません。そして、どちらも演じる役が三枚目であることが多く、コミカルな演技が印象的な俳優です。

名脇役という立ち位置なので、2人の区別が付いていないまま作品を観ている人も、多いのではないでしょうか。

松尾諭本人も、テレビに映る田口浩正を、自分だと勘違いしたことがあるのだとか！本人ですら間違えるくらいなので、視聴者が勘違いしていても不思議ではありません。

松尾諭と田口浩正出演の朝ドラ「エール」で視聴者が混乱！どっちがどの役？

松尾諭は、2007年11月より放送されたドラマ「SP警視庁警備部警護課第四係」に出演していました。オーディションを勝ち抜いて主要SPの1人という大役を得た、代表作ともいうべき作品で、巡査部長の役を演じています。

かたや田口浩正の代表作は、2018年4月より放送を開始した人気ドラマシリーズの「特捜9」。2006年4月より放送開始した前身の「警視庁捜査一課9係」時代から、続投しています。この時点でイメージが被りそうですが、「特捜9」で田口浩正もまた、巡査部長の役柄を演じているため、ますます混乱してしまいそうです。

そんな2人が出演して話題になったのが、2020年4月より放送された朝の連続テレビ小説「エール」です。

田口浩正が京都の商人・吉野福之助役でゲスト出演した翌日に、銀行員の鈴木廉平役でレギュラー出演していた松尾諭が登場すると、ツイッターでは「紛らわしい」「似てる」といった声が続出しました。

2022年10月3日より放送開始の朝ドラ「舞いあがれ！」に、ヒロインの同級生の父親・望月佳晴役で出演するのは、松尾諭です。

松尾諭と田口浩正の違いはどこ？

松尾諭との見分け方を紹介！

そっくりだと度々話題になる松尾諭と田口浩正ですが、2019年12月3日放送の「踊る！さんま御殿」では、松尾諭本人が「並んだらそんなに似てない」と話している通り、細かい部分はあまり似ていません。

まず髪型についてですが、松尾諭がどちらかというとボリューム多めのセットが多いのに対し、田口浩正はボリュームを抑えた、かっちりとしたセットであることが多いようです。

ハットなどの帽子をよく被っているイメージがあるのは、田口浩正のほうです。両者ともメガネをかけていることが多いのも、イメージが被ってしまう理由のひとつかもしれません。

ただし目元や表情をよく見ると、松尾諭は鋭い印象であるのに対し、田口浩正からは柔らかい印象を受けます。

松尾諭のデビューがミラクルすぎる！

松尾諭と田口浩正は、俳優になった経緯もまったく異なっています。田口浩正は元々は、お笑い芸人でした。1988年に、芋洗坂係長とお笑いコンビ・テンションを結成して芸能界デビュー。1992年から俳優としての活動をスタートしています。

一方の松尾諭は元から俳優志望で、在籍していた関西学院大学を3年次に中退し、2000年に上京しました。松尾諭は、かなり珍しい経緯でデビューを果たしています。

ある日、松尾諭がたまたま路上で拾った航空券入りの封筒を交番に届けたところ、持ち主から会ってお礼を言いたいという連絡が入ります。その相手こそ、後に所属することになる事務所・エフ・エム・ジーの会長でした。

チケットが縁で、そのまま事務所への所属が決まったという、信じられないデビュー秘話を持つ松尾諭。このような自身のエピソードを綴った自伝風のエッセイ「拾われた男」は、ドラマ化・漫画化されるヒット作になりました。

松尾諭を仲野太賀が演じた結果…激似で井川遥も動揺？

本松尾諭のエッセイをドラマ化した「拾われた男」（2022年6月放送開始）では、仲野太賀が松尾諭役を演じており、本人にそっくりだと話題になりました。仲野太賀は雰囲気を似せるために、体重を10kg増量して撮影に挑んだといいます。

かつて松尾諭がボディガード兼運転手を務めていた事務所の先輩・井川遥も、ドラマに本人役で出演しており、仲野太賀の演技を絶賛。2022年7月30日放送の「土曜スタジオパーク」では、「まっちゃん（松尾諭）にしか見えなくなってきた」と話していました。

2022年6月に公開されたインタビューでは、新作となるラブストーリーを執筆していると明かした松尾諭。「拾われた男」のスピンオフの要素もありつつ、ゼロからエピソードを作ってもいるのだとか。

こちらも完成後、ドラマ化される可能性があるのではないでしょうか。どんどん活躍の幅を広げる松尾諭から、目が離せません。