神取忍の性別は?天龍源一郎が本気のプロレスマッチを受けたワケ
神取忍の性別は?女子プロレスラーなのに男と呼ばれているって本当?
神取忍は、金髪のベリーショートヘアーがトレードマークの女子プロレスラーです。“女子プロレス最強の男”“ミスター女子プロレス”などの異名を持つ神取忍ですが、性別はれっきとした女性。
男勝りの性格や、男らしいともいえるプロレスのプレイスタイルから“男”“ミスター”といったあだ名をつけられていますが、過去にはセミヌード写真集「Physique 神取忍写真集」を出したことも!といっても、内容は、ショーツ一枚で筋トレにはげむ姿や、こちらを睨みつけながら木にナイフを突き刺す姿などなど……。お色気の要素は少ない写真集ですが、神取忍の肉体美を堪能できる一冊となっています。
神取忍の本気のプロレスマッチを天龍源一郎が受けたワケとは
神取忍と天龍源一郎の性別を超えた本気のプロレスマッチは、伝説になっています。プロレスラーの天龍源一郎といえば、フォール技で、ジャイアント馬場とアントニオ猪木の2人を下した唯一の日本人。神取忍は、プロレス界を盛り上げるため、憧れの天龍源一郎と性別を超えた試合をしてみたいと、自ら申し込みに出向きました。
神取忍の身を案じる天龍源一郎に対し、「身体はどうなっても構いません、お願いします」と頭を下げ、伝説の試合が実現する運びに。神取忍と天龍源一郎のプロレスマッチは、試合開始から本気を出さない天龍源一郎に、神取忍が「本気でかかって来い!」と挑発してからはボッコボコにされ、神取忍のTKO負けという試合結果になりました。
神取忍曰く、天龍源一郎の攻撃は、冗談抜きで、骨身に沁みるほど痛いのだそうです。本気で試合をしてくれた天龍源一郎の愛を感じたと語っています。
神取忍VSジャッキー佐藤の伝説シュートマッチ!北斗晶とも不仲?
神取忍VSジャッキー佐藤の伝説のシュートマッチとは
神取忍がジャッキー佐藤と行ったシュートマッチもまた、伝説となっています。シュートマッチとは、選手の感情が爆発してしまい、暗黙の了解を逸脱してしまった試合のこと。不穏試合・喧嘩マッチなどとも言われ、凄惨な結果になってしまうことがほとんどです。
1987年7月に行われた神取忍VSジャッキー佐藤の試合は、ギャラなどの問題で揉めて不仲な状態にあった2人が、因縁の決着をつけるために組まれた一戦でした。神取忍がセッティングを希望したというこの試合は、開始早々、神取忍が一方的にジャッキー佐藤にナックルを連打し、ボコボコに。ジャッキー佐藤は、ろくに反撃もできないまま戦意を喪失し、この日限りで引退してしまいました。
神取忍は北斗晶とも不仲?血だらけマッチの内容とは
神取忍と北斗晶の試合も、ファンの間では語り草となっています。絶大な人気を誇っていた北斗晶と神取忍は、それぞれが所属する団体を背負い、1対1で試合をすることになりました。いわゆるプロレス的な技を決めようとする北斗晶。対する格闘家上がりの神取忍は、手加減のない危険な攻撃を続けます。
試合は、神取忍に肩関節をゴキッっと外され激痛に悶える北斗晶の姿や、場外乱闘で机に打ち付けられて、パックリと割れた後頭部から大出血にまみれる北斗晶の姿など、観客も解説も言葉を失ってしまう展開に。しかし、乳がんを告白した北斗晶に、神取忍が励ましの言葉を贈っていることからも、神取忍と北斗晶がリング外の実生活でも不仲だったというわけではないことが分かります。
神取忍の「RIZIN」でギャビ・ガルシアと対戦の行方は?
神取忍は、2016年の年末格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」に出場が予定されていました。「RIZIN」とは、2000年代に人気を集めるも、反社会的勢力とのつながりを指摘され衰退していった総合格闘技イベント「PRIDE」の流れを汲むイベントで、2015年に旗揚げされました。
総合格闘技は、MMAともいわれ、ボクシング・柔道・空手・キックボクシング・相撲などの経験者が、打撃・投げ技・固め技など“なんでもアリ”の状態で試合をするものです。「RIZIN」は、数ある格闘技イベントの中でも、競技性よりも話題性を重視した、高視聴率が望める試合をマッチングすると定評があります。
神取忍は、ギャビ・ガルシアというブラジリアン柔術の女王と「RIZIN」で対戦が組まれていました。プロレスの神取忍VSブラジリアン柔術のギャビ・ガルシアというカードは、体格差や、年齢差、実戦経験からも、ギャビ・ガルシアが明らかに有利だろうとの声が上がっていましたが、12月22日に、なんと欠場が発表されました。
練習中に左の第8、第9ろっ骨を骨折したとのこと。代役に、堀田祐美子が出場しましたが、1R0分41秒でTKO負けという残念な結果でした。小池栄子の夫でプロレスラーの坂田亘の試合とともに、話題作りのための“年末の飛び道具”などといわれていた神取忍の試合なだけに、視聴者も消化不良だったようです。2017年の年末には、リングに立つ神取忍の姿を期待したいですね。