甲本雅裕の名脇役俳優たる存在感!兄・甲本ヒロトよりあの人に似てる!?
甲本雅裕の存在感あふれる名脇役俳優ぶり!兄は伝説のバンドマン
俳優・甲本雅裕の名を聞いて、すぐに顔が思い浮かぶ方はそう多くはないかもしれません。しかし、顔を見ればすぐに「ああ!」と思うほど、その出演作は多く、善人から悪人まで名脇役としていい仕事をしていることに異論を唱える人は少ないのではないでしょうか。
2017年1月から放送のスタートした、草なぎ剛主演ドラマ「嘘の戦争」では、草なぎ剛演じる主人公が復讐をしかける相手として存在感あふれる悪役ぶりを披露している甲本雅裕。ドラマは、満足度ランキングで1位を記録しています。そんな甲本雅裕ですが、実は、もはや伝説的存在ともいえるバンドマン甲本ヒロトの実弟でもありました。
甲本雅裕は兄・甲本ヒロトよりあの人に似てる!?親子疑惑まで!
甲本ヒロトは、80年代~90年代に青春を送った人にとっては、もはや伝説的な存在ともいえるバンドTHE BLUE HEARTSのボーカリストです。現在は、ザ・クロマニヨンズとして活躍しています。甲本雅裕とは2歳違いの兄弟ですから、言われてみれば、たしかに似た顔です。
しかし、実の兄以上に似ているといわれている有名人が何人か存在する甲本雅裕。筆頭は、お笑いタレントの南原清隆です。たしかに、頬骨目立つ感じや、肌の質感が似ています。また、若手俳優の金井勇太に似ているともいわれ、親子疑惑まで出回りましたが、もちろんまったくの他人です。
甲本雅裕が結婚した奥さんや子供の噂!出身校やプロフィールは?
甲本雅裕は結婚していた!奥さんや子供の噂!娘とは仲良すぎ?
甲本雅裕は、現在51歳です。すでに結婚しているようですが、お相手は一般人らしく、名前やプロフィールはいっさい公開されていません。甲本雅裕が今のように露出が多くなる前に結婚したと噂されており、2人の間には、娘が1人います。
幸せな家庭を築いているようで、甲本雅裕は、「はなまるマーケット」出演時に、子供には仕事の相談をしたり、お互いの誕生日にケーキを作って贈り合ったりしているほど仲がいいと明かしました。そのエピソードを披露した当時、娘は小学六年生。現在は成人しているはずです。
甲本雅裕の意外なプロフィール!出身校は?三谷幸喜の劇団出身だった!
今でこそ、名脇役として、ドラマや映画にひっぱりだこの甲本雅裕ですが、もともとは俳優志望ではありませんでした。1965年6月26日生まれの岡山県出身の甲本雅裕。京都産業大学経営学部を卒業し、なんとアパレル会社に就職していたというプロフィールの持ち主です。
ちなみに、幼い頃から剣道に打ち込んでおり、大学時代も剣道部に所属。全国大会出場も果たしています。社会人となり2年勤務しますが、同郷の俳優・梶原善の誘いで、三谷幸喜の主催する劇団「東京サンシャインボーイズ」に参加。ここから甲本雅裕の俳優人生がスタートしました。
甲本雅裕がサラリーマン生活を捨てて俳優業を選んだワケ
毎シーズンのようにドラマに登場し、多くの映画にも出演している甲本雅裕。2017年も、年明け早々から元SMAPの草なぎ剛主演のドラマ「嘘の戦争」で、物語のキーの1つとなる重要な人物を演じています。視聴者をつかまなければならない初回に、ゲスト演者として登場させるあたり、制作サイドが、甲本雅裕の演技力や存在感に信頼をおいていることがうかがえるといえるでしょう。
甲本雅裕の演技は、草なぎ剛演じる主人公が最初に復讐をしかける相手として、その役割を十分にはたし、視聴者の次回への期待を高めたことは間違いありません。このように、甲本雅裕は、とても順調な俳優人生を送っているように見えます。しかし、30代半ばまでは、アルバイトも辞められず、電気を止められることもしばしばといった苦しい生活を強いられていたのだとか。
甲本雅裕は、もともと舞台出身の俳優です。売れっ子脚本家にして演出家の三谷幸喜の劇団に所属し、そのキャリアをスタートさせました。しかし、今は人気者でひっぱりだこの三谷幸喜といえども、当時の劇団は旗揚げして間もなく、その末端の劇団員ともなれば、生活が安定するわけもありません。それでも、俳優としての生活は、金銭的に苦しくとも、甲本雅裕にとってつらいものではなかったようです。
インタビューでは当時を、「端から見たら苦労なのかもしれませんが、心からしたいことに挑戦できていることが、全くの幸せでしたね」と語っています。アパレル会社の倉庫担当として安定した生活を得ていたのにも関わらず、それを捨ててまで得たかった充実感が俳優業にはあったのでしょう。
その感覚は、甲本雅裕が、小学生の頃から打ち込んできた剣道で得たものに通じたものがあったといいます。俳優業は、「次に何が来るんだろうっていう、浮遊しているような不安さが、怖い」そうですが、「その怖さって、剣道で戦う前の怖さに似ていて、未知のものに向かっていく緊張感だったりするんです。先が読めないから、楽しい」とか。このように、剣道に対する時に得た経験と、俳優業で得るものの共通点をあげている甲本雅裕。この感覚は、その道をとことん突き詰めた人間にしか分からない経験なのかもしれません。
人生に、先が読めないものに挑戦する楽しさを求めていたのでは、安定したサラリーマン生活に充足感を得られなかったのは仕方ないことです。そうして、俳優としての成功をおさめた現在をみるにつけ、甲本雅裕にとって、俳優業は天職だったのでしょう。兄の甲本ヒロトも、ミュージシャンという職業が天職であったことは間違いなく、なかなか得難い才能を持つ兄弟といえます。今後も、先の見えない挑戦を続けていってほしいものです。