神神野三鈴の演技力に舞台、映画とオファー殺到!藤竜也と劇中映画「その砂の行方」で激しいラブシーン!
神野三鈴の演技力に舞台、映画とオファー殺到!
神野三鈴(かんのみすず)は、主に舞台を中心に活動をしているベテラン女優です。デビュー作は、1992年の舞台「グリーン・ベンチ」。三谷幸喜作品や井上ひさし作品にも多く出演しており、2012年には、三谷幸喜版「桜の園」にワーリャ役として出演しました。同年の「組曲虐殺」と合わせて、第47回紀伊國屋演劇賞「個人賞」を受賞しています。
映画に出演するようになったのは近年で、2015年に公開された江戸時代の縁切り寺が舞台となっている大泉洋主演の「駆込み女と駆出し男」や「日本のいちばん長い日」などに出演。ドラマ初出演は、1991年NHKの「太平記」で、以後は、「Dr.コトー診療所」やWOWOW「大空港2013」、TBSの「せいせいするほど、愛してる」(2016年)などの話題作に出演しています。
2017年4~6月にTBSにて放送されていた警察内部の人間関係を描いた「小さな巨人」では、主演の長谷川博己演じる香坂真一郎の女上司、成果至上主義でクセの強い須藤文香刑事課長を演じました。
神野三鈴が藤竜也と劇中映画「その砂の行方」で激しいラブシーン!
2017年5月に公開された河瀬直美監督の映画「光」は、視覚障害者用に制作される映画の内容を音声で説明する「音声ガイド」制作者がヒロインです。そのため、ガイドを制作する対象となる劇中映画が登場します。その劇中映画「その砂の行方」で描かれている「ラブシーンが凄い」と話題になりました。
劇中映画では、認知症の妻を演じる神野三鈴と、その夫役の藤竜也とのラブシーンが用意されていましたが、台本には「2人が求め合う」としか書かれていなかったと言います。内容については神野三鈴ら2人に任されていましたが、藤竜也と言えば、1976年に公開された「愛のコリーダ」の本格的なラブシーンが観客に衝撃と興奮を与えたことでも有名です。
今回も「(ストップがかからなければ)どこまでも僕はやりますよ」と意欲をもって臨みました。その結果、熟年ベテラン俳優ならではの熱演は、観客に余韻を残したばかりか、神野三鈴自身も「藤さんの動きで頭の中がグワングワンしちゃって」「すごく素敵なことでした」と語るほど濃密なものとなったようです。
神野三鈴と夫・小曽根真は3カ月のスピード婚!似ていると言われるのは美女で実力派女優ばかり!
神野三鈴と夫・小曽根真は3カ月のスピード婚!
神野美鈴の夫は、ジャズピアニストとして活躍している小曽根真です。1961生まれなので、1966年生まれの神野三鈴よりも5歳上の夫になります。2人は、阪神・淡路大震災のチャリティコンサートを企画した神野三鈴が、小曽根真に出演依頼したことがきっかけで知り合いました。
当時はシカゴにいた小曽根真は、もともと出演予定だったコンサートのために日本へ帰国。その当日に神野三鈴から会う約束を取り付けられたため、最初は「強引な人だ」という印象を抱いていたと言います。一方の神野三鈴は、出会った瞬間に、「結婚するならこの人だ」という直感が働いたそうです。そのインスピレーションは大正解だった様子で、出会って3カ月後には結婚に至ったという超スピード婚となりました。
神野三鈴と似ていると言われるのは美女で実力派女優ばかり!
さまざまな舞台で活躍している神野三には、似ていると言われている芸能人が何人かいます。ざっと挙げてみると、鈴木京香やキムラ緑子、西田ひかるなど。いずれもキレイどころの女優ばかりです。ロングヘアをおろし微笑む様子などが特に似通っており、あえて系統を分けるとすれば、4人ともしっとりとした艶のある正統派美人と言ってもよいかもしれません。
日本アカデミー「主演女優賞」の鈴木京香をはじめ、紀伊國屋演劇賞「個人賞」のキムラ緑子、ゴールデンアロー賞の西田ひかるなど、名だたる映画賞を受賞している実力派女優であるという点も共通しています。
神野三鈴が斎藤工監督の映画「blank13」に出演!豪華キャストで話題に
舞台での実績を着実に積み重ねながら、最近は、ドラマや映画など映像の世界でも活躍している神野三鈴。2017年には、カンヌ国際映画祭で「エキュメニュカル審査員賞」を受賞した映画「光」や「武曲 MUKOKU」も公開されましたが、2018年2月3日には、斎藤工が監督を務め、シネマート新宿で限定公開される「blank13」の上演も控えています。
「blank13」は、13年前に失踪した父親が余命3カ月の状態で発見されたというある家族の葛藤を実話に基づいて描いた物語。高橋一生演じる松田コウジや、父親役のリリー・フランキーとともに、神野三鈴が演じているのは、その家族の母親役です。豪華キャストも話題の本作で、神野三鈴はどのような演技を見せてくれるでしょうか。
もちろん、舞台での活動も好調です。2018年1月には東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA、2月には兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急にて上演される「TERROR -テロ-」では、橋爪功とともにメインキャストを務めます。実は、朗読劇としては、2016年8月にすでに上演されている「TERROR -テロ-」。この時、朗読者の橋爪功とコンビを組んでピアノ演奏を担当していたのは、夫の小曽根真でした。今回は、夫から妻へ出演がリレーされた形となっています。
音楽家の夫・小曽根真を支えるために、一時は女優業をセーブしていた神野三鈴。しかし現在は、小曽根真の音楽活動も軌道に乗り、逆に、「支えてくれた妻・神野三鈴をこれからは自分が支えたい」というコメントも見られます。
公私ともに順調な神野三鈴は、夫という良き理解者にも支えられながら、女優としての円熟期を、ますます意欲的に歩んでいくことでしょう。