斉藤暁はサラリーマンから役者へ転身!トランペットはプロ級でコンサートやジャズフェスティバルへも参加

斉藤暁はサラリーマンから役者へ転身!死亡説が浮上した理由はドラマ「踊る大捜査線」にあり?

斉藤暁はサラリーマンから役者へ転身!結婚、離婚を経て現在は独身を貫く理由!

コミカルな作品からシリアスな作品まで幅広い役柄をこなす名脇役・斉藤暁は、1953年10月28日、福島県郡山市出身で、オフィスPSC所属です。福島県立郡山工業高校を卒業後、地元のテレビ局に就職しましたが、役者を志して上京し、自由劇場を経て、東京壱組(現・壱組印)創立メンバーとして活躍した後、テレビドラマに進出します。そして1997年、フジテレビ系で放送されたドラマ「踊る大捜査線」の秋山副署長役で大ブレイクし、人気俳優の仲間入りを果たしました。

現在は独身の斉藤暁ですが、結婚歴があることを告白しています。2012年にフジテレビ系で放送された「ボクらの時代」に出演した斉藤暁は、「結婚と離婚を経て、現在は独身です」と、初めて自身の結婚歴について語りました。元妻は、地元福島県で劇団に所属していた時の同志だったそうです。

子供はいない様子で、現在も独身を続ける理由については、「(奥さんと)2人でいることにストレスを感じてしまうから」と告白。元妻にプレゼントを買った際に、「それはいくらしたの?」と冷たくあしらわれたトラウマも、現在も独身でいる理由の1つであると明かしています。

斉藤暁に死亡説が浮上した理由はドラマ「踊る大捜査線」にあり?

味のある演技で人気を集めている斉藤暁に死亡説が浮上し、インターネット上が混乱しています。質問を投稿するサイトでも、斉藤暁が死亡したと勘違いする発言がちらほら。どうやら、人気ドラマ「踊る大捜査線」シリーズのキャストの相次ぐ訃報により勘違いが生じてしまったことが理由の様子です。

湾岸署刑事課指導員の和久平八郎を熱演したいかりや長介は、2004年3月15日に、癌の転移により死去しています。斉藤暁と同じく、「踊る大捜査線」シリーズにより人気俳優の仲間入りを果たした湾岸署刑事課盗犯係係長・警部補役の小林すすむも、2012年5月16日に、肝硬変とスキルス性胃癌のため死去しました。

さらに、映画「踊る大捜査線」で警視庁副総監・吉田敏明を演じたベテラン俳優の神山繁は、2017年1月3日に肺炎のため死去。度重なる「『踊る大捜査線』のキャストが死亡した」という漠然とした情報が、視聴者の勘違いを招き、斉藤暁の死亡説に繋がってしまったようです。

斉藤暁のトランペットの腕前は本格的!「電磁戦隊メガレンジャー」出演で子供ファンも増えた?!

斉藤暁のトランペットの腕前は本格的!趣味の域を超えて吹奏楽団に入団していたって本当?

斉藤暁のプロフィールを見ると、趣味の欄に「トランペット」とあります。しかし近年、ただの趣味とは言い切れないほどの腕前であることが明らかになってきました。斉藤暁がトランペットを始めたのは、中学2年生の頃です。社会人になってからはしばらく演奏から離れていた斉藤暁ですが、28歳の頃から再びトランペットと向き合い始めます。

今では、東京都狛江市の市民吹奏楽団に所属し、俳優業の傍らトランペット奏者としての腕を磨いているほどで、2009年公開の映画「僕らのワンダフルデイズ」の中では、竹中直人や宅麻伸らと「シーラカンズ」というバンドを組みました。多忙を極める役者の仕事の合間を縫っては、コンサートやジャズフェスティバルへ積極的に参加している斉藤暁には、トランペット奏者としても人生を謳歌している様子がうかがえます。

斉藤暁は「電磁戦隊メガレンジャー」出演で子供ファンも増えた?!

斉藤暁は、大谷亮介や余貴美子らと、東京壱組創立メンバーとして活躍した後、数々のテレビドラマや映画で味のある脇役を好演してきました。中でも、彼の出世作と言えるのが「踊る大捜査線」シリーズです。北村総一朗演じる神田総一朗署長と、小野武彦演じる袴田健吾刑事課長、そして斉藤暁演じる秋山副署長3人は、「スリーアミーゴス」と呼ばれ、ドラマファンに愛されました。

スリーアミーゴス人気はドラマの枠を超え、2003年8月10日に放送されたテレビアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」にも役名のまま出演するに至っています。

また、子供に大人気のスーパー戦隊シリーズ第21作品目にあたる「電磁戦隊メガレンジャー」では、久保田衛吉博士を熱演し、子供のファンも獲得。テレビ朝日系で放送している人気シリーズ「科捜研の女」には、第5シーズンよりレギュラー出演し、専門は文書鑑定という、京都府警科学捜査研究所所長の日野和正を演じて存在感を発揮しています。2016年には、ミュージカル「スウィーニー・トッド ~フリート街の悪魔の理髪師~」の舞台にも立つなど、斉藤暁の活躍の場は広がる一方です。

斉藤暁を苦しめたズーズー弁!駆け出しの役者だった斉藤暁を救った先輩女優・吉田日出子からの一言とは?

「体に染みついたズーズー弁はそう簡単に直らない。ついには標準語も訛りも訳が分からなくなって、本当に辛かった」。役者として駆け出しの自由劇場所属時代を、斉藤暁はこう振り返ります。一生懸命に標準語に直しても、稽古のたびに、先輩から「福島へ帰れ!」と罵倒される日々が入団後、半年以上続きました。厳しい芝居の稽古の合間はアルバイトに明け暮れ、精根尽き果てる毎日を送っていた斉藤暁。

彼を救ったのは、当時アングラ演劇界のカリスマ女優だった大先輩、吉田日出子の一言でした。「役作りは良いほうへ行っているわよ」。この一言をきっかけに、訛りの矯正にこだわり過ぎていた点を省みた斉藤暁は、役作りに没頭していくようになります。これが、「あの時デコさん(吉田日出子)が声をかけてくれなかったら今の俳優人生はなかった」と言うほどの人生の転換期となりました。

趣味の域を超え、トランペット奏者としても活躍している斉藤暁ですが、2016年公開の映画「マエストロ!」ではホルン奏者を演じるなど、さまざまな楽器や楽曲に慣れ親しんでいる様子がうかがえます。ドラマや映画に舞台出演し、俳優業の合間にはトランペット奏者としてジャズフェスティバルなどで活躍するなど、とても充実した日々を送っているようです。2017年には63歳になりましたが、今なお意欲的に仕事に取り組み続ける斉藤暁。これからどのような役で視聴者を楽しませてくれるのかも、とても楽しみです。

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