猪ノ谷言葉が描く「ランウェイで笑って」の人気がヤバい!「星に願いを」は新人漫画賞特選作品に!
猪ノ谷言葉がファッション業界とモデル業界を鋭く描く!「ランウェイで笑って」人気がヤバい!
2017年5月に発売された「週刊少年マガジン」第26号より、漫画家・猪ノ谷言葉(いのやことば)の「ランウェイで笑って」の連載がスタートしました。猪ノ谷言葉の「ランウェイで笑って」は、ヒロインの藤戸千雪が夢を追う姿を描く物語。主人公の千雪が目指しているのは、最低でも身長175cmが必要とされるパリコレのモデルです。
容姿端麗な千雪ですが、残念なことに、小学校4年生当時から身長が全く伸びず158cmのまま。元モデルで現在はモデル事務所を経営している父親からは、「身長が足りないからモデルは無理だ」と厳しい現実を突きつけられてしまいます。しかしトップモデルになる夢を諦めきれない千雪は、優れた洋裁の腕を持つクラスメイト都村育人と出会ったことで、再び夢を追い始めることに。
少年漫画誌では異色とも言えるファッション業界をテーマにした「ランウェイで笑って」ですが、千雪のかわいさが評判を呼び、「新鮮!」「しっかり読ませてくれる」と大きな反響を集めています。
猪ノ谷言葉が史上4人目となる快挙!!受賞作品「星に願いを」を流石景が大絶賛!
2016年に講談社が主催した第95回週刊少年マガジン新人漫画賞で、猪ノ谷言葉は、新人漫画賞史上4人目となる最上位「特選」に選ばれるという快挙を達成しています。猪ノ谷言葉の応募作品「星に願いを」は、流れ星に願いを叶えてもらうことに固執している女子高生と、同じ高校の天文部の先輩が織りなす青春物語です。
「一度も同じ表情や構図がない」「まさに特選に相応しい珠玉の作品」と、猪ノ谷言葉の緻密な絵とストーリー展開を評価したのは、「ドメスティックな彼女」などの著者として知られる流石景(さすがけい)。新人漫画賞特選に選ばれたことで、猪ノ谷言葉は、人気漫画家への道を一歩踏み出しました。
猪ノ谷言葉は静岡県袋井市出身の新人漫画家!プロフィールが知りたい!
猪ノ谷言葉は静岡県袋井市出身の新人漫画家!母校もエールを送る!
「星に願いを」でチャンスをつかみ、デビュー作「ランウェイで笑って」の連載も好評な猪ノ谷言葉は、静岡県袋井市出身です。最終学歴は、出身地の静岡県にある専門学校「ルネサンス・デザイン アカデミー」イラストレーション科(旧:マンガ・ゲームキャラクター科)。2014年3月に同校を卒業していますが、「ルネサンス・デザイン アカデミー」のFacebookでは、卒業生の猪ノ谷言葉の活躍ぶりを伝えるコメントの数々が掲載されています。
猪ノ谷言葉のプロフィールが知りたい!公式ツイッターの一人称は「僕」
「ランウェイで笑って」で注目を集めつつある猪ノ谷言葉のプロフィールにも注目が集まっています。漫画家や作家の多くはペンネームを使用することが多いものですが、猪ノ谷言葉とは本名なのでしょうか?これまでのところ、猪ノ谷言葉の本名は非公開となっていますので、おそらくペンネームなのでしょう。
誕生日が11月18日であることは分かっているものの、生年は明かされていないため年齢は不明です。とはいえ、漫画を描き始めたのは中学3年生の受験シーズンで、すでにとても新人とは思えないクオリティに達していることをあわせて考えると、ある程度の年齢には達しているのかもしれません。
プロフィールが謎に包まれている猪ノ谷言葉は、性別についても明言していませんが、公式ツイッターなどで一人称を「僕」としていることから、男性であるようです。また、母親は整体師で、漫画家にとって大切な体のメンテナンスのサポートをしてもらっていると語っています。
猪ノ谷言葉の快進撃が止まらない!「漫画大賞2018」ノミネート作品「ランウェイで笑って」と青島妃菜がコラボ!!
猪ノ谷言葉の「ランウェイで笑って」が、全国の書店員を中心としたボランティアが選ぶ「マンガ大賞2018」にノミネートされました。「マンガ大賞2018」のノミネート作品は、全部で12作品。堀尾省太の「ゴールデンゴールド」や、九井諒子の「ダンジョン飯」、白井カイウの「約束のネバーランド」は、「マンガ大賞2017」に続いて2年連続のノミネートとなっています。
連載当初は、「少年誌でパリコレやファッション業界の漫画だなんて」と、否定的な意見もチラホラ聞こえていた「ランウェイで笑って」。しかし、2018年1月17日に単行本の3巻が発売された時の売り上げは累計20万部にも達しました。まさに人気はうなぎのぼりと言えますが、今度は、ティーンエイジャー向けファッション誌「nicola」の専属モデル青島妃菜とのコラボを実現したことでも注目の的に。
夢のコラボが特集されたのは、2018年2月7日発売の「週刊少年マガジン」10号です。「ランウェイで笑って」の主人公・藤戸千雪と同じ現役高校生の青島妃菜を漫画のヒロインに見立てたグラビアは、双方のファンにとってたまらない企画となっています。
主人公が挫折しながらも、試行錯誤して仲間と共に夢をつかみ取りに行く……舞台こそ少年漫画誌になじまなそうなファッション業界ですが、作品に宿る精神は、まさに少年漫画の王道です。連載開始当初は批判的な意見もあった「ランウェイで笑って」が、今ではすっかり受け入れられている要因はまさにそこにあると言えるでしょう。千雪と育人の今後の展開も気になりますが、まずは「マンガ大賞2018」で猪ノ谷言葉の「ランウェイで笑って」が受賞するのか否かに大注目です!