映画「さよなら、僕のマンハッタン」の原題はサイモン&ガーファンクルの名曲!青年の成長を描くヒューマンドラマ
映画「さよなら、僕のマンハッタン」は青年の成長を描くヒューマンドラマ!
映画「さよなら、僕のマンハッタン」は、ニューヨークに住む青年トーマス・ウェブを主人公にしたヒューマンドラマです。
大学卒業を機に親元を離れてアパートで一人暮らしを始めたトーマスの隣に、ちょっと変わったW・F・ジェラルドという老人が引っ越してきます。いつしかジェラルドとよく話す仲になったトーマスは、事あるごとに相談を持ち掛けるように。ガールフレンドのミミ・パストーリへのアプローチの仕方や、父親イーサン・ウェブの愛人問題など、人生の重大事についてアドバイスを受け、それに従って行動を起こしていきます。
ある日、トーマスは、父親イーサンと愛人のジョアンナを別れさせようと彼女を説得するも、ミイラ取りがミイラになって……。このように、映画「さよなら、僕のマンハッタン」は、将来の進路や家族、恋愛などについて思い悩みながらも成長していく青年の姿を描いています。
映画「さよなら、僕のマンハッタン」の原題はサイモン&ガーファンクルの名曲!青春の名曲が世界観作りに貢献
映画「さよなら、僕のマンハッタン」の原題は「The Only Living Boy in New York」。言わずと知れたアメリカの人気ポップユニット、サイモン&ガーファンクルの楽曲名「The Only Living Boy in New York」(邦題は「ニューヨークの少年」)が使用されています。
タイトルそのままに、ニューヨークに住む青年の成長譚が、サイモン&ガーファンクルの切ないメロディに乗って展開されていく映画「さよなら、僕のマンハッタン」。そのほかにも、ルー・リードの「パーフェクト・デイ」やビル・エヴァンスの「ピース・ピース」など、青春の名曲の数々が世界観作りに一役買っています。
映画「さよなら、僕のマンハッタン」監督も絶賛の主演カラム・ターナー!日本試写会で高評
映画「さよなら、僕のマンハッタン」監督も絶賛の主演カラム・ターナー!飛躍のきっかけに!
映画「さよなら、僕のマンハッタン」の主人公トーマス・ウェブを演じているのは、イギリス出身で、1990年生まれの俳優カラム・ターナーです。本格的な映画で主演を務めるのは初めての経験となったものの、その表現力は、マーク・ウェブ監督から「大人と少年の狭間にいる役者が必要だった。カラム・ターナーは完璧」と絶賛されました。そんなカラム・ターナーの演技力は、映画界でも評価されています。
「ファンタビ」こと「ファンタスティック・ビースト」シリーズの最新作で、2018年冬公開予定の映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」では主人公ニュートの兄テセウス役を演じることが決定。評価と人気ともに急上昇中の大注目俳優と言えるでしょう。
映画「さよなら、僕のマンハッタン」は日本の試写会で高評価相次ぐ!
映画「さよなら、僕のマンハッタン」は、アメリカでは2017年8月から、日本では2018年4月から公開となっています。公開を控えた日本ではいくつかの試写会が開催されましたが、おおむね評判は良かったようです。
試写会後の感想を見ると、「若者が刺激を受けて成長することに共感できる」「ニューヨークの街並みが美しく、音楽のセンスも良い」などといった高評価が並んでいます。選曲が評価されている点からは、本作ならではのコンセプトも高く評価されていること言えそうです。
映画「さよなら、僕のマンハッタン」の公開前イベントでクラムボンが暴露話?!
映画「さよなら、僕のマンハッタン」の日本公開に合わせて、2018年4月5日には、都内でトークイベントが開かれました。ステージに姿を見せたのは、日本の人気バンド・クラムボンのメンバーであるミトです。意外な登場にも思われましたが、実は、映画「さよなら、僕のマンハッタン」のマーク・ウェブ監督とは面識があることを明かして周囲を驚かせました。
ミトによると、マーク・ウェブ監督は、「ミッション:インポッシブル」のサイモン・ペッグや、「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライトと飲み仲間だそうです。
マーク・ウェブ監督は、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの出世作となった2009年の映画「(500)日のサマー」が大ヒット。独特のコミカルな描写などが批評家たちから絶賛されて、インディペンデント・スピリット賞など数々の映画賞を受賞したことで注目を集めました。
その後も、アクション大作「アメイジング・スパイダーマン」の監督を担当したほか、2017年に制作した、親子愛を中心に描いたヒューマンドラマ映画「gifted/ギフテッド」でも映画ファンから高い評価を獲得しています。
ミト曰く、マーク・ウェブ監督の音楽の使い方に大きな変化が見られるところや、終盤にある大きな仕掛けも見どころという映画「さよなら、僕のマンハッタン」。日本でも、「(500)日のサマー」や「gifted/ギフテッド」とテイストが似ていると早くから話題となっているので、この春は、本作を見て甘酸っぱい気持ちを思い起こす人も多くなるのではないでしょうか。