「ゲゲゲの鬼太郎」が今あえてのアニメ化!ねこ娘が萌えキャラに!?
「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビアニメ6期で妖怪と人間の関係が変わった?
「ゲゲゲの鬼太郎」は、水木しげるが描いた漫画作品です。日本人の妖怪に対するイメージを形作った作品とも言われており、今なお幅広い年齢層に支持されています。人気作品だけに、これまで何度も実写ドラマや映画化されてきましたが、一番身近なのはアニメ版でしょう。
テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」は、1968年に放送が開始されて以降、2018年までに5シリーズが放送されました。原作漫画をアレンジしたものや、妖怪同士の戦いをメインに描くなど、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」は、シリーズごとに傾向が違います。2018年4月に放送が開始された6期は、人々が妖怪の存在を忘れてしまった現代日本が舞台です。大人たちは、科学では解明できない不可思議な現象に右往左往していました。
そんな中、これは妖怪の仕業に違いないと確信し、妖怪ポストに手紙を投函するのが中学生の犬山まなです。手紙を受け取り、原因究明のため妖怪の世界からやってきた主人公の鬼太郎は、現代社会で起こる不可思議な事件の数々に立ち向かっていきます。
「ゲゲゲの鬼太郎」のねこ娘が萌えキャラに!?注目の6期と過去アニメとの違い
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」新シリーズとなる6期の制作が発表され、キャラクタービジュアルが公開された時には、大きな反響を呼びました。一番大きな変化があったのは、ねこ娘。頭身が低く、可愛い女の子妖怪だった今までのシリーズとは違い、スラリと長い足が特徴の、女子高生らしくもあるビジュアルになっています。
赤いリボンや髪型、ミニスカートは、歴代のねこ娘を踏襲していますが、足元は赤のハイヒール。歴代シリーズとは性格も違っており、誰に対してもツンクールで、猫らしさが強調されています。ねこ娘のお姉さん化は、準レギュラーの人間キャラクター犬山まなとの差別化が影響しているようです。
その他にも、6期では妖怪たちがやや閉鎖的になっているなど、積極的に人間と関わり、困らせていたかつての妖怪たちとは、事情が色々と異なる様子。より現代にマッチした世界観で、「ゲゲゲの鬼太郎」の物語が展開されています。
「ゲゲゲの鬼太郎」は6期でキャスト大幅変更!アニメファンの反応や感想は?
「ゲゲゲの鬼太郎」の新アニメ6期でキャストが大幅変更!鬼太郎は演技派のあの声優に
「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビシリーズは、1968年に放送開始されて以降、1970年代、1980年代……と、各年代に必ず1シリーズが放送された、国民的アニメのひとつとなっています。シリーズが長きに渡っているため、各シリーズの主要キャラクターのキャストも変遷を遂げてきました。
主人公である鬼太郎を担当してきたのは、野沢雅子や戸田恵子、松岡洋子、高山みなみなど、人気も実力も兼ね備えた女性声優です。他にも、大塚周夫や千葉繁、山本圭子、西村ちなみなど、有名声優が出演してきました。6期でもキャストは大幅に変更されており、鬼太郎役は、「ルパン三世」シリーズ4代目となる峰不二子役など、数多くの作品に出演している演技派声優沢城みゆきが担当。
ねずみ男を古川登志夫、ねこ娘を庄司宇芽香、砂かけ婆を田中真弓、一反木綿を山口勝平、子泣き爺とぬりかべを島田敏が担当しています。また、1期から5期まで唯一同一キャラクターの目玉のおやじを担当してきた田の中勇が、2010年1月に鬼籍に入ったことから、6期では、初代鬼太郎を担当した野沢雅子が熱演中です。
「ゲゲゲの鬼太郎」新アニメ6期に対するアニメファンの反応や感想は?
昨今のアニメ業界では、キャストやスタッフを一新して過去の作品をリメイクするという形が珍しくなくなってきました。その中でも、「ゲゲゲの鬼太郎」6期制作は、多くのアニメファンを驚かせるとともに不安にもさせています。発表時に最も多かったのは、ねこ娘のビジュアルに対する賛否でした。
SNSでは、「ついに『ゲゲゲの鬼太郎』も萌え化に走るのだろうか」と、盛んに呟かれたものです。しかし、いざ放送が始まってみると、不安は一変。リメイク作品に対する一定の拒否反応も少なく、おおむね受け入れられている様子です。ねこ娘も、ツンクールなキャラクターから、頼りになるお姉さんキャラクター「ねこ姉さん」と受け入れられており、当初の萌えキャラ化に対する不安を払拭した形となりました。
また、アクション描写が激しくなっている6期は、バトルアニメとしても楽しむこともできます。放送が日曜日の朝ということもあり、SNSで感想を呟くファンも多く、大盛況となっているようです。
「ゲゲゲの鬼太郎」の新作アニメ6期が大人気!主題歌は氷川きよし!
新作アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」は、2018年4月1日より放送開始されました。第1作アニメ放送から50年が経ったことを記念した新プロジェクトとして制作された本作。同じ妖怪アニメ「妖怪ウォッチ」の劇場版に客演はしていたものの、5期から約11年、水木しげるの漫画作品により忠実な「墓場鬼太郎」から10年と、長い間、新作が作られることはありませんでした。
ファン待望となった6期では、設定に多少のアレンジはあるものの、鬼太郎や仲間の妖怪たちが発生した問題を解決するという流れに大きな違いはありません。そんな「ゲゲゲの鬼太郎」と言えば、アニメをリアルタイムで視聴していない層でも知っているのが、あの特徴的な主題歌でしょう。
アニメシリーズ1期から使用されている楽曲「ゲゲゲの鬼太郎」は、作詞は水木しげる、作曲はいずみたくが担当。1期では熊倉雄一郎が歌唱を担当していましたが、シリーズごとに変わるアレンジや担当歌手も、各シリーズのカラーをよく表しています。
もともとは、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」が連載されていた1967年に、キングレコードとのタイアップ企画として制作されたこの主題歌。過去には、演歌歌手の吉幾三や、泉谷しげるも担当しており、2018年の6期では、氷川きよしが担当しています。アニメやゲームの楽曲を数多く担当している田中公平が編曲を手掛け、オーケストラアレンジの今までのシリーズとはまた違った奥深さを感じさせる6期。
氷川きよしは、「鬼太郎は幼い頃の僕の人生の師匠的的存」「妖怪にならずに歌手になって本当に良かった」と、ユーモア交じりに強い思い入れをのぞかせるコメントを発表。子供の頃から大ファンだった作品に携われる喜びをにじませながら、「長く皆様に親しんでいただける、氷川きよしらしい歌声をお届けしたい」と意気込みを語りました。
エンディングテーマを担当しているのは、女性アイドルグループまねきケチャです。おどろおどろしさもありながら、ポップで可愛らしい楽曲が作品を盛り上げます。小さな子供も、過去のシリーズに触れたことのある大人も楽しめる、新たな「ゲゲゲの鬼太郎」の物語。妖怪の存在をより身近に感じながら楽しみましょう。