トニ・クロースは若くしてバイエルンでデビュー!性格は冷徹ではなく天然?
トニ・クロースは若くしてバイエルンでデビューを果たしたドイツ代表選手!
トニ・クロースは、1990年、ドイツ生まれのサッカー選手です。2007年、18歳の頃に、母国ドイツのFCバイエルン・ミュンヘンに加入し、エネルギー・コットブス戦でリーグデビューを果たすと、いきなり2アシストを記録して話題になりました。
しかし、その後は出番に恵まれず、2009年に、同じドイツに本拠地を置くバイエル・レバークーゼンにレンタル移籍して結果を残し、2010年に再びFCバイエルン・ミュンヘンに復帰。バイエル・レバークーゼンで監督を務めていたユップ・ハインケスが指揮を執るようになった結果、ようやくその才能を開花させました。この時期にドイツ代表にも選ばれ、2014年のワールドカップブラジル大会では優勝を遂げたトニ・クロース。同2014年から現在まではスペインのレアル・マドリードに所属しています。
トニ・クロースの性格は冷徹ではなく天然?
試合中は表情をあまり変えないトニ・クロースには、クールで冷徹な印象があります。しかし、プライベートでは一転。穏やかな性格で子供が好きという優しい一面を持つことでも知られる選手です。また、実は天然な性格であることでも知られているトニ・クロースは、ガラスだと気付かずにそのままぶつかってしまったことも。
チームメートでウェールズ代表のギャレス・ベイルに、「ウェールズは3試合で帰ることになるよ」と真顔で言ったこともあったそうです。
トニ・クロースはプレースタイルが天才的なボランチ!嫁や子供は?
トニ・クロースは伝説的選手からも絶賛されるプレースタイルが天才的なボランチ!
トニ・クロースが主にプレーしているのはボランチです。ショート、ミドル、ロング……どのような距離でも正確にパスをして、味方にボールを確実に供給します。そのキック精度は当然シュートにも活かされ、強烈で高精度なミドルシュートを決める場面がよく見られるトニ・クロース。
パスの精度はもちろんのこと、攻撃の仕方を選択するセンスがとりわけ天才的で、ゲームの組み立てにも大きく貢献していると評判です。そんなトニ・クロースについて、オランダ代表の伝説的サッカー選手ヨハン・クライフは「全てが見えている。彼のパスは完璧に近い」と絶賛。日本代表の宇佐美貴史も「キックの精度がヤバイ!!」と発言しています。
トニ・クロースと嫁は学生時代からの付き合いだった!子供も誕生
トニ・クロースと嫁のジェシカ・ファーバーは、高校生の頃から交際を続けてきたそうです。2013年に長男レオンが誕生した後、2015年に正式に結婚しました。その1年後となる2016年には、長女アメリーも誕生しています。インスタグラムなどによく家族の写真をアップしているため、仲良し家族として知られているトニ・クロース一家。家族に向ける彼の深い愛情は、難病を抱えた子供たちやその家族にも向けられており、さまざまなチャリティ活動も行っています。
トニ・クロースがワールドカップでドイツの望みをつなぐも賛否両論の結果に!
ドイツ代表に選出されたトニ・クロースは、ロシアで開催中のFIFAワールドカップ2018に参加していました。前回大会の覇者であるドイツは、グループリーグ1戦目のメキシコ戦で敗れたことから、2戦目のスウェーデン戦で勝つことが必須になりますが、先制点を奪われる苦しい展開に。
後半開始早々に、マルコ・ロイスのゴールで同点に追いつくも、逆転ゴールを奪うことはできず、1-1のまま後半ロスタイムに突入。同点のままだとグループリーグ突破が苦しくなってしまうところでしたが、トニ・クロースが直接フリーキックで決勝ゴールを叩き込み、見事に勝利しました。
トニ・クロースの活躍により、ドイツのグループリーグ突破は確実視されていましたが、3戦目となった韓国戦で、0-0のまま後半ロスタイムに突入。スウェーデン戦とは逆に韓国にゴールを許してしまったばかりか、その後も追加点を奪われ、0-2で韓国に敗れました。
前回王者ドイツが、グループリーグ敗退するという大波乱です。その韓国にゴールを奪われるきっかけとなったのは、トニ・クロースのパスミスで、コーナーキックでも彼の中途半端なクリアが韓国の選手に渡ったことで、ゴールを決められることに。
そのため、ドイツ国内ではトニ・クロースを批判する声も続出しました。しかし、パスやシュートなどで、その実力を十分に示したことを称賛する声があったのも事実ですから、ワールドカップの悔しさを払拭するような、今後の活躍に期待をしたいですね。