栗山民也は「稀代の演出家」として情熱大陸が密着!妻は女優の中川安奈

栗山民也は「稀代の演出家」として情熱大陸が密着!沖縄で演劇教室を開催

栗山民也は「稀代の演出家」として情熱大陸が密着!3年先まで仕事が埋まっている?!

2013年に紫綬褒章を受章し、新劇からミュージカル、古典と幅広く活躍中で、今や人気・実力ともにトップクラスの演出家である栗山民也(くりやまたみや)。2010年には、人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」にも出演を果たしています。

番組は、3年先まで仕事が埋まっているほど多忙を極める栗山民也の「役者の潜在能力を極限まで引きだす巧みな演出術の秘密とは?」をテーマに、4カ月に渡る取材を敢行。そこには、実力派俳優である藤原竜也や武田真治、歌舞伎界の大御所である松本幸四郎に至るまで、何ら躊躇なく次々に「駄目出し」をする“稀代の演出家”栗山民也の姿がありました。

栗山民也が7年ぶりに沖縄で演劇教室を開催!

栗山民也が、2018年4月18~21日の3日間、沖縄県浦添市にあるてだこホールで演劇教室を開きました。沖縄での演劇教室は、2004~2011年まで北谷町で行っていた以来、7年ぶりの開催です。「演劇は時代を映す鏡」という言葉をポリシーにしている栗山民也は、常々自らの作品について「時代の空気の中で作らないといけない」と語っています。

そのため、返野古新基地問題で苦悩している沖縄に対しても並々ならぬ想いと熱意を抱いてきました。「演劇はもともとプレー(遊び)なのだから、勉強だと思わずいい意味での遊びをしましょう」と、沖縄での演劇教室開催を心待ちにしていたという栗山民也。3年先まで仕事が埋まっていると言う超人気演出家の久しぶりの演劇教室は、沖縄の演劇人たちにとっても至福の時間になったことでしょう。

栗山民也の妻は女優の中川安奈!舞台作品「デスノート THE MUSICAL」が韓国でも上演!

栗山民也と妻・中川安奈との出会いは最悪だった?子供はいるの?

栗山民也の妻は女優の中川安奈です。舞台の演出家と女優としての2人の出会いは意外にも最悪だったと言います。夫妻の出会いは、1991年の舞台「バタフライはフリー」でした。稽古の初日に、緊張感をほぐすためにウォークマンを聴いていた中川安奈。そのため、栗山民也の指示が全く聞こえず、無視されたと激怒した栗山民也は台本をパタンと閉じてそのまま帰ってしまったそうです。中川安奈の態度に絶望した栗山民也は「あんなに怒ったのは後にも先にもあの時だけ」と語るほどでした。

しかし、そんな2人が後に夫婦になるのですから、まさに「事実は小説より奇なり」と言えるでしょう。夫妻の間に子供はいなかったようです。2人の結婚生活は20年を超えましたが、お気の毒なことに妻の中川安奈は2014年に子宮体癌で亡くなっています。まだ49歳の若さでした。

栗山民也の舞台作品「デスノート THE MUSICAL」が韓国でも上演!

栗山民也は、人気漫画を原作とした舞台の演出も手掛けています。それが、ミュージカル「デスノート THE MUSICAL」。原作は、2003年より集英社の「少年ジャンプ」に掲載され、アニメと映画も大ヒットし、社会現象にもなった人気漫画「デスノート」です。「デスノート THE MUSICAL」は、音楽スタッフにランク・ワイルドホーンやジャック・マーフィといったブロードウェイでも活躍中の売れっ子海外スタッフを迎え、栗山民也演出で2015年に舞台化されました。

一般のミュージカルファンに加えて、「少年ジャンプ」の愛読者や、海外からの「熱狂的デスノートファン」も多く来場したこともあって、チケットは即完売。東京日生劇場で初演を迎えた「デスノート THE MUSICAL」は、大評判となりました。さらに、日本国内公演後に日本版演出のままで韓国に輸出され、韓国人のキャストを迎えて上演されてもいます。この海外での舞台も大成功を収め、韓国の主要新聞「イーデイリー紙」の2015年のベストミュージカルに選ばれました。

栗山民也が熱く語る!篠原涼子が初主演するノーベル賞作家オニール作品「アンナ・クリスティ」とは!

日本が世界に誇る演出家の栗山民也が、大手町ホールにて、2018年7月18~29日まで上演される、篠原涼子13年ぶりの舞台出演にして初主演となる舞台「アンナ・クリスティ」について熱く語りました。「アンナ・クリスティ」は、ノーベル賞作家であるユージン・オニールの初期の傑作と称される作品。

これまでも「夜への長い旅路」や「喪服の似合うエレクトラ」「氷屋来たる」と、同じ作者の作品を手掛けてきた栗山民也演出のオニール4作目の舞台となります。ユージン・オニールは、本作でピューリッツァー賞を獲得しましたが、演劇評論家のコメントは「ラストシーンが妙に甘ったるい」とあまり芳しくないものでした。

しかし、栗山民也は、このラストシーンについて「主人公が結婚することで一見ハッピーエンドのように思える」としながらも、「夫と舅の間に激しい確執があって、2人は本当に幸せになれるのか分からない」とコメント。ラストには相対する悲劇的な要素があると強く主張しています。

さらに、その要素は、ラストシーンに限らず、海と陸、天国と地獄のような対極的なものとして、全ての台詞の中に同居していると熱弁をふるいました。役者の潜在能力を巧みに引きだす“稀代の演出家”栗山民也が、舞台初主演となる篠原涼子の魅力を極限まで引きだす姿をぜひ目の前で拝見したいものです。海外戯曲の演出という意味では、イギリスの女流作家ルーシー・カークウッドの「チルドレン」を9~10月に、「チャイメリカ」を2019年2月に上演する栗山民也。多忙を極める日々はまだまだ続きそうです。

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