2018年10月16日 更新
「僕とシッポと神楽坂」動物病院の若き獣医の物語あらすじネタバレ
「僕とシッポと神楽坂」動物病院の若き獣医の物語あらすじ
「僕とシッポと神楽坂」は、集英社の月刊漫画雑誌「officeYOU」にて、2012~2017年にかけて連載された、たらさわみちの漫画作品。「シッポ」という言葉から察することができるように、動物病院が舞台の物語です。古き良き文化と情緒が残る神楽坂にある動物病院での、若き獣医師の奮闘と、患者である動物や飼い主、個性豊かな街の人々との交流が描かれています。
主人公である獣医師の高円寺達也は、大学を卒業後、動物病院で勤務医として働いていましたが、故郷である神楽坂に古くからある動物病院を引き継ぐことになりました。前院長である徳丸善次郎は大らかな人物で、達也にすべてを任せて隠居。設備も古く、診察代はツケばかりで費用回収もままならない中、「坂の上動物病院」という名を掲げ、新しいスタートを切ります。
シッポとは、達也が、患畜である動物たちを呼ぶ時に使う名称です。「僕とシッポと神楽坂」を読むと、ちょっと頼りないけれど小さな命と懸命に向き合う達也と、愛らしい動物たち、地域の人々との交流に心が温かくなります。
「僕とシッポと神楽坂」が描く心温まる動物病院物語の最後はどうなった?ネタバレ
「僕とシッポと神楽坂」は、若き獣医師が、地域密着型の動物病院で、患者やその飼い主たちと向き合いながら成長していく物語です。巻を追うごとに、動物の病気や怪我だけではなく、住民たちの抱える問題にも関わるようになっていき、人間としての成長も見せる達也は、コオ先生と慕われるまでになりました。
気になる最終巻では、小さな命と向き合うコオ先生にとっての人生の大きな分岐点が描かれています。動物看護師としてコオ先生を支えてきたシングルマザーの加瀬トキワのことを意識していたコオ先生。しかし、2人の恋が実るかという時に、行方不明だったトキワの夫が、南米のジャングルの奥地で記憶喪失状態で発見されたというニュースが舞い込んできました。
こうしてトキワを送り出したコオ先生でしたが、なんと煙草のポイ捨てが原因で病院が火事になってしまいます。そんな受難続きのコオ先生の物語はいったん幕が下り、続編の「しっぽ街のコオ先生」では、病院も新しくなり心機一転。新メンバーを加えた新たなスタートが切られています。
「僕とシッポと神楽坂」がドラマ化!原作とはここが違う!キャストやロケ地は?
「僕とシッポと神楽坂」のドラマは研修シーンからスタート?原作とはここが違う!
「僕とシッポと神楽坂」が実写ドラマ化されることが決定しました。ドラマの公式サイトでは第1話のあらすじが公開されていますが、原作漫画とは少し違う始まり方をするようです。原作では、前院長である徳丸の後を引き継ぐためにコオ先生が病院にやってきますが、ドラマでは、尊敬する先生の下で働くため、勤めていた病院を辞めて徳丸のところにやってくるという設定に変更。
しかし、徳丸が置手紙を残して引退してしまうため、残されたコオ先生が、病院を運営するために奮闘していく形になっています。原作は基本的に1話完結の連作形式なので、ドラマ版にどのエピソードが登場するのかも気になるところ。ライバル動物病院の存在や、トキワとの恋の行方などの描かれ方も、原作とは違うかもしれません。
とはいえ、1話に1回手術シーンが登場するなど、物語のメインは、やはり獣医としてのコオ先生の姿。原作同様、「坂の上病院」のコオ先生が地域の人たちに慕われている姿を見ることができそうです。
「僕とシッポと神楽坂」のキャストやロケ地は?マスコット犬ダイキチの犬種は?
「僕とシッポと神楽坂」の舞台は、コオ先生の生まれ育った神楽坂。ドラマにも、神楽坂の名所が数多く登場します。神楽坂の上のほうにある赤城神社や、毘沙門天がご本尊の善國寺。石畳の敷かれたレトロな路地に趣がある旅館「和可菜」周辺や、「鳥茶屋別亭」付近の坂道もロケ地となっているようです。
このように神楽坂の街並みも楽しめるドラマのキャストが発表され、注目を集めています。主人公のコオ先生こと高円寺達也役は、国民的アイドルグループ嵐のメンバーとしても知られている相葉雅紀。達也を支える動物看護師、加瀬トキワ役は広末涼子、達也が尊敬する獣医師の徳丸善次郎役はイッセー尾形が演じます。
その他にも、かとうかず子や村上淳ら実力派俳優がキャスティングされていますが、忘れてはいけないのが動物たちです。「坂の上病院」の看板犬となるダイキチを演じるのは、白くてもふもふのビション・フリーゼのアトム。地域猫のオギを演じるミーちゃんは三毛猫で、それ以外にもパピヨンやコリーなどが登場予定となっています。
「僕とシッポと神楽坂」が相葉雅紀主演でドラマ化!ジャニーズWEST小瀧望も出演!
動物病院を舞台に、若き獣医師の奮闘と地域住民との交流を描く「僕とシッポと神楽坂」の実写ドラマの放送がスタートするのは、2018年10月12日です。主演を務める相葉雅紀は、コオ先生を「人間味のある人」と評し、「年上の女性にいじられている部分などに共感する」とコメントしています。
同時に、ペットは家族で、子供の頃に飼っていた犬の死が初めて経験した家族の死だったという経験も告白しました。動物番組「天才!志村どうぶつ園」にも出演し、動物好きで知られる相葉雅紀とともにドラマを盛り上げる新たなキャストも話題です。
コオ先生が以前勤めていた「ナルタウン動物病院」の研修医で獣医大生でもある堀川広樹を演じるのは小瀧望。7人組の男性アイドルグループ・ジャニーズWESTのメンバーで、2018年公開の映画「プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜」では黒島結菜とともにW主演を果たすなど、俳優としての活動も精力的に行っています。
相葉雅紀とは、「パズドラクロス 神の章/龍の章」のCM以来、約2年ぶりの共演とのことです。また、三味線の稽古のため、達也の実家に通っていたことから、幼少時代から達也に想いを寄せてきた芸者のすず芽役を演じるのは趣里。父は水谷豊、母は伊藤蘭という芸能一家で育ち、海外留学するなどしてバレリーナになることを目指していましたが、度重なる怪我により断念。
「表現したい」という気持ちから、女優を目指すようになり、ドラマ「ブラックペアン」の猫田麻里役で一躍注目を集めました。すず芽は猪突猛進型のキャラクターなので、達也を巡るトキワとの恋の攻防戦も注目ポイントでしょう。この秋は、登場する動物たちもかわいらしい「僕とシッポと神楽坂」を見て、心温まる時をお楽しみください。