ヨルシカはロックバンドとして活動している|n-buna元々ボカロPとして活躍していた!

ヨルシカのn-bunaは元々ボカロPとして活躍していた!?

ヨルシカはn-bunaがコンポーザーを務めるロックバンド!?

ヨルシカは、2017年6月から活動しているバンドです。バンドと言っても一般的なロックバンドとは大きく異なり、極めてコンセプト感の強い“プロジェクト”といった独自のスタイルを追求するバンドとして話題を集めています。

n-buna(ナブナ)がコンポーザーを、suis(スイ)がボーカリストを務める2人組のバンドとして紹介されることもありますが、n-buna曰く、「僕のしたい“人間的な表現”を、楽器やボーカルで形にしてもらったのがヨルシカだと思います」と語っており、一般的なロックバンドとは一線を画した存在と言えます。

ヨルシカというバンド名は、1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」の最後に収録された楽曲「雲と幽霊」に出てくる歌詞の「夜しか(ヨルシカ)眠れない」から取ったそうです。

ヨルシカのn-bunaは元々ボカロPとして有名!「透明エレジー」で大注目

ヨルシカのコンポーザーとして楽曲を手掛けているn-bunaは、元々ボカロPとして活躍していることで有名です。n-bunaは中学生の時にエレキギターに興味を持ち、その後、母親に買ってもらったパソコンでDTM(デスクトップミュージック)の自作を始めます。

2013年には、動画サイト「ニコニコ動画」に自作のボカロ曲を初投稿したn-buna。「透明エレジー」「ウミユリ海底譚」「メリュー」など100万再生を超える大人気ボカロ曲を生み出し、ボカロファンの間では知らない人はいないというほどの逸材です。

「透明エレジー」が「ニコニコ動画」でボーカロイドカテゴリー総合ランキング1位を獲得するなど鮮烈なデビューを果たしたn-buna。その後も「カーテンコールが止む前に」「花と水飴、最終電車」「月を歩いている」と、ヒット作を次々と世に出しています。

ヨルシカの結成秘話!?ボーカルのsuisって??

ヨルシカの結成秘話を大公開!探し求めていた声の持ち主suisに出会う

元々ボカロPとして活躍していたn-bunaが、探し求めていた声質のボーカリストsuisと共通の知人を介して出会ったことで、ヨルシカが結成されました。n-bunaは「ピッタリだと思える人と出会うまで延々と探していたかもしれない」と言うほどですから、まさに運命の出会いだったと思える結成秘話ですね。

suisは、話題となっていた「透明エレジー」のことを知っていたものの、最初は「そんなにすごいの?」と、さほど関心はなかったのだとか。しかし、一度聴いてみたところ「なんでこの曲をもっと早くに聴いておかなかったんだろう」と衝撃を受けたと言います。

「こんなメロを作れるなんて天才だなって。」と、n-bunaをベタ褒めしているsuis。ヨルシカはsuisが天才と認めるn-bunaと、n-bunaが探し求めていた声の持ち主suisとの奇跡のマリアージュが生んだバンドということでしょう。

ヨルシカのボーカルsuisってどんな人?ボカロ曲を巧みに歌い上げるハスキーボイス

ヨルシカのボーカルを務めるsuisは、写真なども含めて公表されている情報があまりなく、謎のヴェールに包まれている女性です。n-bunaが行ったボカロPとしての初ライブ「n-buna 1st Live『月を歩いている』」でボカロ曲を巧みに歌い上げている姿が納められたショットがあるだけで、音楽ナタリーなどのインタビュー取材でも写真は掲載されていないというミステリアスな人物です。

しかしその歌声は存在感抜群で、中性的なハスキーボイスはボカロ曲にもピッタリです。suis自身もボカロ曲のファンで、自分に合う曲調だと自負しているとか。初音ミクや鏡音リンのオタクだとも言っていますから、得意分野で活躍していると言えますね。

ヨルシカの2ndアルバム「負け犬にアンコールはいらない」が話題!オリコン週間ランキング5位を獲得

ヨルシカが2018年5月9日にリリースした2ndミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」は、週間オリコンランキング5位を獲得するなど話題性のある作品として注目を集めています。ヨルシカとしては1年ぶりの新作となる同アルバムには、「前世」「負け犬にアンコールはいらない」「爆弾魔」「ヒッチコック」「落下」「準透明少年」「ただ君に晴れ」「冬眠」「夏、バス停、君を待つ」の全9曲が収録されています。

1年という期間が空いたのには、n-bunaのスランプ(?)が関係あったといいます。ヨルシカという“人間の表現”を突き詰めるバンドでの活動と、対極にあるボカロ曲という狭間で、とんでもなく曲が書けない葛藤の時期を過ごしたのだとインタビュー取材に答えているn-buna。今までは音楽に関して自分を疑ったこともなく、「こうすれば自分はいいものが作れる」という自信もあったn-bunaですが、ヨルシカでの活動とボカロ曲を両方やることによって楽曲に対するに求めるレベルも一層高まり、ハードルが上がってきたことで納得のいく曲が書けず、デモ曲を捨てる日々だったそうです。

しかし、ヨルシカの活動の中でsuisや他の人たち、みんなの意見を取り入れるという今までと違ったやり方でアプローチすることで、スランプの先が見えたというn-buna。「僕の脳みそだけじゃなく、他の人の脳みそを借りた方が表現の幅も更に広がっていく。そこが面白い」と独特のコメントをしています。ボカロPとして活躍しているn-bunaですが、ヨルシカで更に彼の世界観を魅力的に表現し続けて欲しいと思います。

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