笠原祥太郎の過去の経歴とプロフィール | 過去の成績をご紹介!
笠原祥太郎は中日期待のサウスポー!理学療法士を目指していた?
中日ドラゴンズに在籍する投手・笠原祥太郎(かさはらしょうたろう)は、典型的なオーバースローから緩急で打者を翻弄するスタイルの若手ピッチャーです。
医療福祉系大学出身という異色の経歴を持ち、中日投手陣の中心として活躍が期待されています。2019年にはプロ入り3年目にして初の開幕投手を務めたほどですから、その潜在能力は首脳陣も高く評価していることが見て取れます。
ドラゴンズ期待のサウスポー・笠原祥太郎は、1995年3月17日生まれ。新潟県新潟市秋葉区出身。身長177cm、体重85kg。左投げ左打ちです。県立新津高校を卒業後、新潟医療福祉大学を経て、2016年にドラフト4位で中日ドラゴンズに入団しました。
笠原祥太郎が野球に目覚めたのは、小学校2年生の時。姉からキャッチボールに誘われたのがきっかけでした。その後地元の少年スポーツクラブに入り、中学では軟式野球部に所属。高校では2年生の春からエースになりますが、甲子園出場は叶いませんでした。
一時は理学療法士を目指していたそうですが、大学で本格派サウスポーとして台頭。3年生の秋にリーグ新記録となる73奪三振を挙げ、4年生の春には勝利数・防御率・奪三振数いずれもリーグ最高を記録するなど、無名の存在からの成長ぶりが評価され、ドラフト指名につながりました。新潟の大学出身者で社会人を経ずにプロ入りを果たしたのは、笠原祥太郎が初めてのことです。
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笠原祥太郎はリリーフよりも先発タイプ!
プロ入り後の笠原祥太郎の通算成績は、通算2年間で38試合に登板し、7勝7敗、防御率3.83。投球回数157回1/3。先発登板22試合中、2完投1完封、131奪三振。プロフィールに残るような主要タイトルは、まだ獲得していません。
現在でこそ、先発の軸として期待される笠原祥太郎ですが、ルーキーイヤーの2017年当初は中継ぎで起用されていました。投球回数16回2/3で防御率4.86という数字はリリーフ役としては褒められた成績ではありません。しかし、奪三振数は17個と投球回数を上回り、奪三振率9.18と突出。終盤からは先発要員として登板し、5試合で32回を投げて1勝2敗、防御率2.25、奪三振率7.31という成績を残し、記念すべきプロ初勝利もマークしています。
2年目の2018年は開幕ローテーション入りしたものの結果を残せず、一時は2軍行きとなりましたが、復調した6月以降は13試合で83回1/3を投げ6勝2敗、完封1、被安打率0.175、防御率2.70、奪三振率7.45と、安定した成績を残しています。
プロ入りしてからフルシーズン働いた実績がない笠原祥太郎ですが、今シーズンはプロ入り初の開幕投手という大役を担い、3試合目でやっと初白星を挙げたばかり。これから調子を上げて、プロフィールに特筆すべき活躍を見せて欲しいものです。
笠原祥太郎の姉は女子野球の代表候補に上がったことがある?現在の職業がすごい!
笠原祥太郎の姉は女子野球の日本代表候補!?
笠原祥太郎が野球を始めるきっかけは姉だったと聞き、男兄弟でないことに違和感を覚える方もいるのではないでしょうか。しかし、笠原祥太郎の姉は、女子野球で日本代表候補に上がったほどの人物だと聞けば、なるほどと納得できます。
笠原祥太郎の姉が野球を始めたのは、小学校3年生の時。1歳上のいとこに影響を受けてクラブに所属し、チームの紅一点でありながら二塁手を任されていたといいます。しかし、中学時代は体格差などの壁に阻まれ出番が激減。野球を続けたいという思いから、女子硬式野球部の強豪として有名な埼玉栄高校に進学しました。
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笠原祥太郎の姉の夢はパイロット!?
野球を続けるために埼玉栄高校へ入学した笠原祥太郎の姉は、寮生活や野球部の厳しいルールに何度も心が折れそうになりながらも同級生たちと支え合い、苦しい日々を乗り越えたそうです。その甲斐あって、2年生の秋から控えメンバーに入り、キャッチャーとして試合に出場。3年生の夏には悲願の全国制覇を果たします。
高校卒業後は、パイロットを目指して防衛大学校に進学。はじめは剣道部に入ったものの、やはり野球への思いから硬式野球部へ転部。男性部員に交じり、女子野球日本代表を目指しました。そして、2年生の冬に受けたトライアウトで、20名以上の中から、見事キャッチャーとして日本代表候補に選ばれました。
しかし代表の壁は厚く、最終的なメンバー入りは叶いませんでした。日本代表選考は2年おきに行われますが、幹部候補生学校への入校が控えていた姉は次のチャンスを待たず、現在はパイロットの夢を叶えるため、幹部候補生の道に進んだそうです。男前な姉に触発され、笠原祥太郎もプロの世界で踏ん張りを見せてほしいですね。
笠原祥太郎が日米野球日本代表に選出される快挙!気になる登板日は!?
女子野球の日本代表候補に選出された姉を持つ笠原祥太郎ですが、自身も2018年11月に行われた日米野球で、日本代表メンバー入りを果たしています。ナゴヤドームで行われた11月15日の試合に登板した笠原祥太郎は、ストレートにチェンジアップを織り交ぜるピッチングで、4回2アウトまで無失点と好投。初の日本代表にも気後れしないピッチングが光りました。
試合は、集中打でチャンスを作った日本代表が4-1で快勝。本拠地で会心のピッチングを見せた笠原祥太郎は「ピンチで何とか粘ることができた」「強気にストレートで押し、チェンジアップとカーブで緩急をつけられた」と、ピッチングへの手応えを口にしています。
加えて、笠原祥太郎は「またこのユニフォームを着られたらなと思います」と、東京オリンピックの日本代表入りにも意欲を見せていました。日米野球という晴れの舞台で持ち味を発揮したことは、今後の大きな自信になったはずです。中日ドラゴンズのエースとして十分な実績を積んでアピールできれば、2020年、オリンピックのマウンドに立つことも、決して夢ではないでしょう。
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