新城幸也は日本人初の2大グランツール完走選手!戦歴がすごい!
◆出身:沖縄県
◆身長・体重:170cm・65kg
◆所属:バーレーン・メリダ
◆2012年ツール・デュ・リムザン総合優勝
新城幸也(あらしろゆきや)は、沖縄出身のロードレース選手です。最近では「週刊少年チャンピオン」に連載の漫画「弱虫ペダル」の人気もあり、ロードレースも徐々に知名度が高まっていますが、日本ではまだメジャーなスポーツとは言えないでしょう。しかし世界を見ていると、日本とは打って変わって人気スポーツの1つです。
人気度を測る一つの目安として、トップ選手の年俸等などが挙げられますが、ロードレースの世界トップ選手の年俸は、なんと6億5000万円とも言われます。日本のトッププロ野球選手の年俸がおおよそ同じくらいなので、ロードレースは世界的に見れば、日本におけるプロ野球ほどの人気を誇っているスポーツといえます。
そんなロードレースの世界に身を置いている新城幸也は、日本のロードレース経験者で彼の名前を知らない人はいないほど、日本では有名な選手です。ロードレース界には、年に大きな大会が3つあり、1つがフランスで行われる「ツール・ド・フランス」、2つ目がイタリアで行われる「ジロ・デ・イタリア」、そして3つ目がスペインで行われる「ブエルタ・ア・エスパーニャ」。この3つが「グランツール」と呼ばれます。
新城幸也は2009年、そのグランツールの中でも世界最大の自転車レースと言われている「ツール・ド・フランス」に日本選手として13年ぶりに出場し、日本人で初めて完走した選手になりました。そして翌年、イタリアで開催された「ジロ・デ・イタリア」でもロードレースでも完走し、2大グランツールを完走した初めての日本人ライダーとなったのです。
その後も新城幸也の快進撃は止まらず、2012年の「ツール・ド・フランス」では第4ステージにおいて敢闘賞を受賞。グランツールの表彰台に上がった初の日本人選手にもなりました。現在は中東バーレーンのチーム、バーレーン・メリダに唯一の日本人選手として所属し、活躍しています。
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新城幸也は元ハンドボール選手?ロードレース選手になったきっかけは?
新城幸也の地元・沖縄は「ツール・ド・おきなわ」という大きなロードレースの大会を開催するほど、ロードレースの人気が高い都市です。そんな沖縄で育った新城幸也は、小学5年生の時に初めてロードバイクに乗ったそうです。
その後そのままロードレースの道に進むかと思いきや、中学2年の時にハンドボールに出会い、それ以降はハンドボール中心の生活を送ることとなります。当時はトライアスロンもしていたといい、ロードバイクに乗るのはトライアスロンの時のみだったそうです。
高校3年になった新城幸也は、得意なハンドボールを活かし、教員になって石垣島で子供たちにハンドボールを教えたいという思いから、体育大学への進学を決めます。しかし、残念ながら受験に失敗。本人は浪人して再度受験することを決めたものの、そのタイミングでロードレースを志す大きなきっかけが訪れます。新城幸也の父親の友人であるロードレース選手・福島晋一との出会いです。
石垣島に遊びに行った福島晋一が一緒にロードバイクで走った際、新城幸也のロードレースのポテンシャルを見抜き、「フランスに来ないか?」とスカウト。この話を受け、新城幸也は高校を卒業するとすぐにフランスへ3ヶ月のロードレース留学に行くことになったのです。
当初は3ヶ月後にまた石垣島へ戻り、受験勉強をすれば良いという軽い気持ちだったという新城幸也。しかし、3ヶ月経つ頃には帰国前にまた次のフランス行きのチケットを買うほど、ロードレースにのめり込みました。このフランス留学から、新城幸也のロードレース人生が始まったのです。
新城幸也のパートナーはフォトジャーナリストの飯島美和!「情熱大陸」にも出演
厳しい練習をこなしながら数週間に及ぶ大会にも出場し、ハードな毎日を過ごしている新城幸也ですが、その陰には、ハードスケジュールを支えてくれる良きパートナーがいました。フォトジャーナリストの飯島美和です。
仕事を通じて新城幸也と出会い、世界各国で行われる大会に出向いて現地での様子を取材していました飯島美和ですが、現在は食事などを中心に、生活面のサポートをしています。プロアスリートの身体を気遣って鶏肉の皮をはいだり、揚げ物を控えたり、なるべく油を使わず低脂肪な食事を心がけているのだそう。
中でも彼女が作るブロッコリーのポタージュは絶品で、新城幸也のお気に入りのメニューなのだそうです。2013年11月10日放送の「情熱大陸」では新城幸也を特集し、2人の仲睦まじい様子が垣間見られました。
飯島美和は現在も新城幸也の生活面のサポートをしつつ、取材を続けています。彼女のツイッターを覗いてみると、新城幸也はもちろん、チームメンバーや大会の様子などの写真を頻繁にアップしています。フォトジャーナリストということもあり、レース中の臨場感が伝わってくる投稿が満載。新城幸也の近況が気になる人は、ぜひ覗いてみてください。
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