明石家さんまと弟、継母の物語がせつない!回避した墜落事故とは
◆出身:奈良県
◆身長:174cm
◆血液型:B型
◆所属事務所:吉本興業
明石家さんまの生い立ちに胸がしめつけられる!継母への葛藤を笑いへと昇華
お笑い芸人の明石家さんま(あかしやさんま)は、司会業を中心に第一線で活躍し続けています。オンオフがなく常に明るくにぎやかだと評判の明石家さんまですが、実は過去につらい経験をしているのだとか。
明石家さんまは3歳の頃に実母を病気で亡くし、小学校高学年の頃に父親が再婚。継母との間に息子が生まれたため、明石家さんまには義理の弟ができました。
継母は、実子である弟に対しての愛情が強い本音を隠せないタイプだったようです。明石家さんまは寝ていた時に隣の部屋で、継母が弟について「うちの子はこの子だけや」と言っているのが聞こえたことにショックを受け、ベッドで度々泣いていたといいます。
そんな環境の中で明石家さんまがとった行動は、継母とどうにか仲良くなるため、毎日必死で面白いことを考え、笑わせるというものでした。
明石家さんまの名言として知られている「やろうとすればできんねん。人間みたいなもんは」「優しさを持った人は、それ以上の悲しみを持っている」という言葉は、自身のバックボーンから生まれたものかもしれませんね。
明石家さんまの弟の死因は?
明石家さんまは継母との関係に悩んでいましたが、義理の弟とは良好な関係を築いていました。
しかし、可愛がっていた弟は19歳で帰らぬ人に。自宅兼職場であった干物加工の工場が事故により全焼し、中にいた弟は焼死。ショックを受けた明石家さんまは茫然自失の状態となり、一時は芸人を辞めることも考えていたのだとか。
また、明石家さんまには1985年8月12日に発生した「日本航空JAL123便墜落事故」の被害者になりかけた過去があります。
東京のフジテレビで「オレたちひょうきん族」の収録を終えた後に、大阪に向かうつもりだった明石家さんまは、同機に搭乗予定でした。しかし、ひょうきん族の収録が予定より前に終わったため、1本早い便で移動。偶然にも難を逃れたというのですから、驚きです。
明石家さんまはその後、誕生した娘に「生きているだけで丸もうけ」という意味からIMALUと名付けました。命の大切さを強く認識した経緯には、大切な弟の事故死や墜落事故に遭いかけた経験も、関係しているのではないでしょうか。
明石家さんまの名言が深い!誕生の背景とは?
明石家さんまの名言は実体験とリンクする?
明石家さんまは2021年12月放送の「今だから話します」で「今年一番の失敗は?」と質問された際に、失敗という捉え方はしないことを明かしています。さらに、「不幸とか幸せは決めるからおかしくなるの。『人生』という一つの文字でええと思う」という名言を残しました。
大竹しのぶと結婚していた頃には、妻への配慮で家庭内の不平不満を面白おかしく語るのをやめ、「結婚をしてから面白くない」「毒気が抜けた」などと批判されていた明石家さんま。皮肉にも離婚後に人気が再燃しますが、芸人と家庭人、いずれの評価を得ているのが幸せだったかを判定するのは、ナンセンスというものです。
明石家さんまはどちらの状況でも、全力を尽くしていたのではないでしょうか。過去を振り返って、失敗や不幸と分類するのではなく、まるごと人生として受け入れる考え方は、悩みがちな人に参考になりそうです。
明石家さんまの名言が示す笑いの匙加減
芸人らしく話を盛ることで有名な、明石家さんま。2020年6月放送の「痛快!明石家電視台」では“ホラ”と“うそ”の違いについて持論を展開する場面がありました。
明石家さんまは「俺のはホラ」で、うそではないと主張。「ホラは人の心を傷つけないけど、うそは人の心を傷つけるっていうこと」という名言も飛び出しています。
大竹しのぶは、明石家さんまの語る夫婦時代の話にはうそが多いことを証言していますが、それらも明石家さんま基準の“ホラ”の範囲なのかもしれません。何かと盛り気味なトークも、傷つけない笑いを意識してのものだったことが、見え隠れする言葉です。
明石家さんまはいつ引退する?今も笑いのベストを更新中!
明石家さんまは2016年11月に放送された「誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!」で「常に笑いはその日がベストシーン」と発言。「明石家さんまのベストシーンは今日、今」との名言も飛び出しました。
かつては、60歳で引退することも考えていたといいますが、爆笑問題・太田光に「落ちてく姿を見せてくれ」と言われたことを機に現役続行を決めたのだとか。
年齢を感じさせず、ベストを更新し続ける明石家さんま。2016年5月放送の「メレンゲの気持ち」では引退の時期について「ツッコミが思い浮かばなくなった時」とも語っていましたが、そのツッコミや話術が衰える様子は感じられません。
明石家さんまはお笑い界の「ビッグ3」と呼ばれるメンバーの1人ですが、10歳ほど年上のタモリやビートたけしも今なお現役で活躍しているため、あと10年は引退しないのではないでしょうか。今後もお笑いのベストを更新し続け、新たな名言も生み出していってほしいですね。