青木益未選手はオリンピック陸上100mHで予選敗退!パリ五輪がメダル最大のチャンス?

青木益未選手の身長は?高校や大学はどこ?プロフィールまとめ


青木益未のプロフィール
◆生年月日:1994年4月16日
◆出身:岡山県
◆身長・体重:167cm・62kg
◆血液型:非公開
◆出身大学:環太平洋大学
◆所属:七十七銀行
◆2020年日本選手権 100mハードル優勝

青木益未選手の身長は女子陸上の中で高い?低い?

青木益未(あおきますみ)は、女子の陸上選手です。100mと100mハードルを専門としてインターハイや日本選手権で活躍。特に100mハードルでは、日本の女子陸上選手の中でもトップクラスの成績を残しています。

日本オリンピック委員会の公式サイトに掲載されている青木益未の身長は、167cm。厚生労働省が2020年4月に発表した「国民健康・栄養調査」で、20歳を超える女性の平均身長は158.7cmとされており、一般女性としては高身長といえます。

一方、陸上界で活躍する女性アスリートの中で青木益未の身長はどうかと見てみると、同じ100mハードルでともに切磋琢磨する寺田明日香は168cm、同種目の世界記録を持つアメリカのケンドル・ハリソンは163cm。さらに、東京オリンピックの女子100mで金メダルを獲得し、五輪二連覇を成し遂げたジャマイカのエレイン・トンプソン=ヘラは167cmと、国内外で活躍するトップアスリートの身長と比べても差がありません。

スポーツ選手というと身長が高く体格も良い方が有利なのではというイメージを持たれがちですが、陸上においては高身長の選手ほど活躍できるという法則はないようです。

青木益未の高校・大学はどこ?ハードルを始めたきっかけは?

青木益未が陸上を始めたのは、小学5年生の頃でした。母親の影響で1年生の頃から6年間スノーボードを続け、大会出場の経験もあった青木益未は、その身体能力の高さを陸上でも存分に発揮。6年生の時には全国小学生陸上の4×100mリレーで岡山市ジュニア陸上クラブの優勝に貢献するなど注目を集めました。

青木益未は地元岡山の岡山市立福田中学校を卒業後、同県の創志学園高校へ進学しました。高校時代は100mと200mでインターハイの中国大会2連覇を達成した他、岡山では女子選手初の100m11秒台を記録するなど短距離で活躍。2011年には世界ユース選手権の代表にも選ばれています。

そんな青木益未が100mハードルを始めたのは、高校3年生だった2012年。この年のインターハイは中国大会で100mの自己ベストを更新したものの、全国大会ではモチベーションを保てず準決勝で敗退。100mの選手として競技を続けることは難しいと感じた青木益未が目を向けたのは、元々好きだったというハードル競技でした。

本格的に100mハードルを始めた青木益未は日本ジュニア選手権で僅差の2位になるなどすぐに頭角を現し、2013年に進学した環太平洋大学でも、数々の大会で優勝。大学時代はハードルと併行して4×100mリレーにも取り組み、西日本インカレでは2013年から2015年まで3年連続の2冠を達成する圧倒的な強さを見せました。

日本学生個人選手権でも2014年から3連覇を果たし、2016年には大会記録を更新。100mハードルで大学陸上界トップクラスの選手となった青木益未は、2017年に地元岡山を離れて宮城の七十七銀行へ入行します。そして、社会人1年目にして同年9月開催の全日本実業団選手権で優勝。翌月の国体も自己ベストを更新する日本歴代8位のタイムで制し、東京オリンピック初出場の夢をグッと手繰り寄せました。

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青木益未選手の筋肉を監督が絶賛!多くの怪我を乗り越えて日本タイ記録をマーク

青木益未の七十七銀行入りは偶然だった?陸上部監督が筋肉に将来性を確信

青木益未は前述の通り、2017年に七十七銀行へ入行し、以来同行陸上競技部のエースとして活躍しています。しかし、青木益未が七十七銀行に就職したのは元から決まっていたことではなく、偶然の賜物でした。

当初、青木益未とは別の選手が環太平洋大学から七十七銀行への入行が決まっていました。しかしこれが立ち消えとなり、青木益未が代わりに入行することになったのだそう。七十七銀行の陸上競技部で監督を務める荒井謙は青木益未との初顔合わせで、筋肉のスゴさに驚いたと後の取材で明かしています。

発達した筋肉にハードラーとしての伸びしろを感じたという荒井謙監督。その期待通り、青木益未は入行した年の全日本実業団選手権と国体で優勝。全日本実業団選手権では翌年も連覇を果たすなど、社会人アスリートとなってからも学生時代と変わらず活躍を続け、日本を代表するアスリートへと成長していきました。

青木益未が寺田明日香とタイ記録で日本新記録をマーク!

青木益未は2021年の東京オリンピックを前に、数々の怪我に悩まされました。2021年1月15日に更新したツイッターで、青木益未は2020年に負った怪我の箇所を「肋骨疲労骨折、左肩亜脱臼、ヒラメ筋肉離れ、アキレス腱炎、腸腰筋・大腿直筋肉離れと上から下まで一通り」と明かしています。

しかし、青木益未はそんな中でも同年6月に出場した日本選手権で日本歴代3位タイの13秒02をマークして優勝。様々な故障を乗り越えての日本一に、フォロワーは「体を酷使しすぎ!でもそれだけストイックな証ですかね」とコメント。厳しい練習を重ねているからこそ、故障と背中合わせの選手生活になるのだろうと思い遣っていました。

ストイックにハードル競技を向き合う青木益未はさらに進化を続け、2021年は3月17日に行われた日本選手権60mハードルの予選で8秒05の日本新記録をマーク。続けて6月6日に出場した布勢スプリントでは100mハードルでも日本タイ記録の12秒87で優勝し、ライバルの寺田明日香とピッタリ同じタイムで肩を並べました。

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青木益未がオリンピック予選敗退!パリ五輪での雪辱を誓う

青木益未の初五輪は悔しい結果に…原因は重なる怪我?

青木益未は2021年7月31日に行われた東京オリンピック女子100mハードルの予選に出場。13秒59で7着に終わり、予選突破は叶いませんでした。

最終組で出場した寺田明日香が五輪での日本人選手最高タイムとなる12秒95で予選を通過した中、初の五輪挑戦が悔しい結果となった青木益未。「痛みはなかったので今日は思い切りいこうと思った」としながらも6月に肉離れを起こした左脚にはテーピングが巻かれ、万全のコンディションで臨めたレースではなかったことをうかがわせました。

青木益未はパリ五輪がメダル獲得に絶好のチャンス?

青木益未にとって初めてのオリンピックは、予選敗退という悔しい結果に終わりました。しかし、故障を抱えながら無事走りきれたこともあり、「走りも記録も良くなかったが、今できることはできた」とやり切った気持ちも大きかったようです。

また、目標に据えていた大会よりも早く五輪の舞台に立てたことを前向きに捉え、「オリンピックはパリだと思っていましたが、それより早く経験できた」「まだ先があるので、しっかり自分を高めていきたい」と早くも3年後の2024年に開催されるパリ五輪に向け、前向きなコメントを残しています。

青木益未は2021年4月に27歳の誕生日を迎えたばかり。ライバルとされる寺田明日香は2014年に結婚、出産を経て2019年に29歳で競技に復帰。同年9月に日本人初の12秒台を叩きだして日本記録を塗り替えるなど現在も第一線で活躍しており、青木益未にもさらなる伸びしろが期待されます。

30歳になって迎える2回目の五輪も代表の切符を勝ち取り、次こそ青木益未本来の持ち味を活かしたレースが見られるのか、今後の活躍に注目です。

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