BAD HOPの日本武道館までの軌跡!地元の幼馴染から人気ヒップホップグループへ

BAD HOPは川崎出身の幼馴染グループ!メンバーはどんな人?


BAD HOPのプロフィール
◆出身:神奈川県川崎市
◆デビュー:2014年
◆所属:GRAND MASTER
◆レーベル:BAD HOP Records

BAD HOP(バッドホップ)は、神奈川県川崎市で誕生しました。グループの中心になるのは双子の兄弟、T-Pablow(ティーパブロウ)とYZERR(ワイザー)。この2人と同年代の、Tiji Jojo(ティージージョジョ)、Benjazzy(ベンジャジー)、Yellow Pato(イエローパトー)、G-K.I.D(ジーキッド)、Vingo(ヴィンゴ)、Bark(バーク)という地元川崎のメンバー6人で構成された人気ヒップホップグループです。

彼らをよく知らない方にはメンバーの名前の読み方も難しいかもしれませんが、HIP HOP界では知る人ぞ知るBAD HOP。2018年には日本武道館でワンマンライブを行うほど、今では人気を博していますが、元々は地元の不良だったメンバー。そんな不良たちが夢を見つけ、日本武道館でのライブを行うまで上り詰めたその軌跡は、まるで漫画や映画のようです。

それを現実のものとした彼らは、一体どんな人物なのでしょうか。

T-PablowとYZERRは双子の兄弟!壮絶な過去!

神奈川県川崎市というと、不良やヤンキーが多いというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。T-PablowとYZERRが生まれ育った川崎市の京浜工業地帯は、まさにその中心。小学生の頃からケンカなどで荒れる毎日だったそうです。家庭環境においても、欲しいものも買ってもらえないような環境でした。

グレて荒れる毎日の一方、HIP HOPが身近にある地域だったとも語っています。小学校では先生が運動会の出し物でラップを披露するなど、幼い頃からHIP HOPに触れて育ちました。中学の先輩にも、有名なラッパーSCARSのメンバーがいるほどです。

特にハマったHIP HOPミュージシャンがZeebraで、中学生になると本格的に聞きこむようになったそうです。

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T-Pablowは中学生で単身ニューヨークへ

HIP HOPにハマる一方で、T-Pablowの生活はどんどん荒れていきます。地元特有の狭いコミュニティの中で、地元の仲間や先輩とのしがらみが増えていきました。たかだか半径500mで起こっていることに対して見栄を張り続ける毎日に嫌気がさし、精神的にも悩む時期だったそうです。

そんな毎日を過ごすT-Pablowにとって人生の転機となるのが、叔母の誘いです。アメリカのオハイオ州に叔母が声をかけてくれ、単身でニューヨークへ行きました。

ニューヨークでは電車でラップやダンスをしたり、落ちている段ボールやバケツをドラムにしてリズムをとったりと、沢山の人が集まって音楽を奏でている世界が広がっていたそうです。

何もない場所から生み出す、という様子が自分の家庭環境と重なり、その光景に衝撃を受けたというT-Pablow。そこから本気で音楽をやっていきたいと思い、行動に移します。日本に帰ってきてからは作詞をしたり、マイクを握ってラップしたり、ついには中学の進路相談で「音楽一本で生きていく」と先生に伝え、高校進学もしませんでした。

16歳で高校生ラップ選手権で優勝!弟YZEERもつづく!

T-Pablowを一躍有名にしたのが「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」です。この第1回大会で優勝を果たし、ラップ界の新星として現れました。

その後順風満帆に活躍していくかと思いきや、T-Pablowの人生は順調に事が進まない人生なのかもしれません。優勝した翌日に地元川崎を離れるべく、沖縄へ行くことになります。

優勝したことによって、T-Pablowは「もっと大きな場所で戦いたい、もっと音楽だけで戦いたい、もっと大きな存在になりたい」と思い、行動に移したそうです。しかしそう思う一方で、どこか音楽だけで生きていく難しさも見えてきたと語っています。

旅の途中で、同世代のラッパーの活躍を目の当たりにして惨めな気持ちになることもあり、もう一生やるつもりはないとHIP HOPから離れる時期もあったとのこと。

そんなT-Pablowの気持ちを解きほぐしてくれたのも、旅だったそうです。自然に触れることで気持ちが楽になり、もう一度ラップをしたいという気持ちが再熱しました。人生の転機となったニューヨークへも行ったそうです。そうして帰国したT-Pablowは、「本当にやりたいことをやろう」と覚悟が決まったと語っています。

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世間からは「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」の第1回大会で鮮烈な優勝を果たし、その後忽然と姿を消したスターと思われていたT-Pablowですが、第4回大会に再度出場し、優勝を勝ち取りました。これをきっかけに地元川崎のメンバー8人で構成したBAD HOPを結成し、完全自主製作でコンピレーションアルバムをリリースしました。

「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」は年2回開催されますが、T-Pablowが2度目の優勝を果たし、アルバム「BAD HOP ERA」をリリースした直後に行われた第5回大会では、双子の弟であるYZEERも出場し、なんと優勝を果たしました。

T-Pablowだけでなく、双子の弟YZEERも実力者であることが周知の事実となり、BAD HOPの衝撃的なデビューになりました。

結成から4年、日本武道館でのワンマンライブ!

その後BAD HOPは、順調にキャリアを重ねていきます。2018年4月にはZepp Tokyoでワンマンライブ「BAD HOP HOUSE」を開催。その7ヶ月後には、日本武道館でのワンマンライブ「Breath of South」を行うまでの人気グループとなりました。

2019年7月には、Netflixで世界配信されるアニメ「ケンガンアシュラ」のエンディングテーマ「Born This Way」をリリース。その前月には5大都市を回るZeppツアー「COLD IN SUMMER TOUR」で各地のファンを熱狂させたBAD HOP。ツアーファイナルとなった6月26日のZepp DiverCity TOKYOのステージで、T-Pablowの口から「BAD HOP、来年アリーナやります」と発表され、2020年もクールでアツいパフォーマンスで日本を席捲します。

BAD HOPの人気ぶりは今や日本という垣根を超え、世界規模となりました。川崎の不良メンバーが集まって結成されたグループが、世界を股にかけてどんな戦いを仕掛けていくのか、今後の活躍が楽しみですね。

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