倍賞千恵子は女優より歌手歴の方が長かった?「男はつらいよ」だけでなくあのジブリ映画でも活躍!

倍賞千恵子のプロフィール!「男はつらいよ」シリーズだけでなくジブリ映画でも活躍


倍賞千恵子のプロフィール
◆生年月日:1941年6月29日
◆出身:東京都
◆身長:159cm
◆血液型:B型
◆所属事務所:チエコ・オフィス

倍賞千恵子は1960年代から活躍する大御所女優!

倍賞千恵子(ばいしょうちえこ)は1941年6月29日生まれで、1960年代から日本を代表する女優として活躍しています。1961年に松竹映画にスカウトされたことをきっかけに映画「斑女」で女優デビューを果たしました。

1962年9月に「下町の太陽」で歌手デビューすると、「第4回日本レコード大賞新人賞」を受賞。「下町の太陽」は倍賞千恵子主演で映画化され、1963年4月18日に公開されました。飾らない自然体の演技で同性からの支持も高い大女優です。

倍賞千恵子の代表作は「男はつらいよ」シリーズや「ハウルの動く城」

倍賞千恵子は東京市豊島区西巣鴨出身で、都電の運転士の父親と車掌の母親の元で生まれました。妹は女優の倍賞美津子で、弟は元アマチュア野球選手で日産自動車硬式野球部の監督を務めた倍賞明です。

第1作が1969年8月27日に公開となった映画「男はつらいよ」シリーズの渥美清演じる主人公車寅次郎の妹さくら役が、倍賞千恵子の最も有名な役として知られています。

2004年11月20日に公開となったスタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメ映画「ハウルの動く城」で90歳の老婆の姿に変えられてしまう少女ソフィー役の声を担当し、新たなファンを獲得。声をあてたほか、主題歌の「世界の約束」を歌っています。

2019年7月公開の深海誠監督の映画「天気の子」でも、立花瀧の祖母・立花冨美役で出演していました。

私生活では2度の離婚を経て、1993年2月に作曲家の小六禮次郎と再婚。2001年に乳癌が発覚して一時女優活動を休止していましたが、治療を終えて無事に芸能活動を再開し、がんの啓発活動を始めています。

渥美清のプロフィールと謎多き私生活!その死因は?

倍賞千恵子は実は女優より歌手歴の方が長かった!出演映画の3分の1は山田洋次監督作品!

倍賞千恵子は幼い頃から歌手活動をしていた?紅白歌合戦にも出場!

倍賞千恵子は芸能界入りをする前に「のど自慢」荒らしとして知られていました。幼い頃から童話歌手として活動していたため、女優歴よりも歌手歴の方が長いのだそう。その歌唱力は子供時代から高く評価されていて、「みすず児童合唱団」所属を経て、1960年には松竹音楽舞踊学校を主席で卒業しました。松竹歌劇団に入団していましたが、松竹映画のスカウトを機に退団しています。

1965年発売の楽曲「さよならはダンスの後に」や、1966年の同名の連続テレビ小説の主題歌「おはなはん」など、歌手としてもヒット曲を生み出しました。1963年から4年連続で紅白歌合戦に出場。1965年のステージでは、妹の倍賞美津子がバックダンサーとして登場し、姉妹で共演を果たしていました。

倍賞千恵子、山田洋次監督映画の常連女優になり、日本アカデミー賞を受賞!

倍賞千恵子は映画「下町の太陽」をきっかけに山田洋次監督作品の常連女優になりました。映画「男はつらいよ」シリーズには、1969年8月から2019年12月まで計50作品に出演しています。

ほかの山田洋次監督作品においてもマドンナや主演のポジションを務めており、1970年10月24日公開のドキュメンタリータッチで開拓村を目指す家族を描いた映画「家族」や、1975年10月25日公開の青春映画「同胞」にも出演。1977年10月1日公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」では高倉健と共演しました。この映画は日本アカデミー賞の記念すべき第1回において、ほとんどの賞を独占する結果になるほど評価された作品で、日本が誇るロードムービーの1つです。

1980年3月15日公開の映画「遙かなる山の呼び声」での風見民子役と同年8月2日公開「男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花」で「第4回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」を受賞。2019年時点で、172本出演した映画の3分の1が山田洋次監督作品となっています。

山田洋次監督が選んだ日本映画名作100本とは?「母と暮らせば」「家族はつらいよ」あらすじネタバレ

倍賞千恵子が没後24年の渥美清さんをしのぶ!「さくら」役はどんな役だった?

倍賞千恵子、死後数年間作品を見られなかった没後24年の渥美清を改めて振り返る

倍賞千恵子が映画「男はつらいよ」シリーズで共演した渥美清は1996年8月4日午後5時10分、転移性肺癌のため68歳でこの世を去りました。

倍賞千恵子は1996年8月6日の夜に山田洋次監督から電話で訃報の連絡を受け、「信じられなくて、動いているから(作品を)見られなかった」と語ったものの、1996年8月13日に開かれた「寅さんとのお別れの会」では「さくらのバラード」を献歌して渥美清を見送りました。

没後24年後の2020年に改めて渥美清をしのんだ倍賞千恵子は、渥美清の死後数年間出演作品を見られなかった理由について「いないと分かりながら、どこかにいるんだという思いがあるみたい。自分の目でさよならしたわけじゃないから、納得がいってないのかも」と振り返っています。

倍賞千恵子が振り返る「男はつらいよ」シリーズのさくら役とは?

倍賞千恵子を代表する役柄の1つとなっている映画「男はつらいよ」シリーズのさくら役ですが、2019年12月27日に公開となった映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」で約20年ぶりに同役を演じたことで話題になりました。倍賞千恵子演じる諏訪さくらと吉岡秀隆演じる息子・満男を中心としたストーリーとなっています。

さくら役について倍賞千恵子は「役者人生で2度とない役。人間として大事なこと、日本人のすてきなところ。人の優しさや悲しさ、世間や社会のことも習った」と、女優デビュー直後から演じている大役を振り返り、「渥美さんと仕事ができたことは誇り」と語っていました。息子役を演じた吉岡秀隆はプライベートで別荘に遊びに訪れるほど、実際の家族のように親交が深いそうです。

倍賞千恵子は、2020年11月6日公開予定の映画「461個のおべんとう」にも出演しており、まだまだ現役の女優として活躍中。今後、新たな代表作が誕生するかもしれませんね。

倍賞千恵子と川島なお美の知られざる秘話!永遠の妹「さくら」が可愛すぎる
吉永小百合が映画でウェディングドレス姿に!渡哲也とは結婚も考える関係だった?
浜木綿子と藤間紫の壮絶な関係!三代目市川猿之助(市川猿翁)との離婚真相は?息子は香川照之!?

関連記事

ページ上部へ戻る