池田理代子の失踪事件は「ベルサイユのばら」より奇なり!?

2017年4月21日 更新

池田理代子の失踪事件の真相!結婚歴と現在の夫は?

池田理代子の失踪事件は「ベルサイユのばら」より奇なり!?その真相とは!

昭和を代表する少女漫画の金字塔「ベルサイユのばら」の作者である池田理代子は、今年なんと御年70歳!漫画家と声楽家、最近では短歌の全国大会にゲストとして参加するなど、古希を迎えてなお現役で精力的に活躍しています。

人気漫画家として、「おにいさまへ」「オルフェウスの窓」「妖子」等数々の大ヒット作品を生み出してきた池田理代子は、私生活でも華々しいエピソードの持ち主でした。中でも、元政治家・松谷蒼一郎との不倫で失踪した事件(1984年)では、「ベルばらの池田理代子が!」と世間を大いに騒がせました。

当時37歳だった池田理代子は、更年期障害に苦しみ、鬱症状もあったそうですから、相当に苦しい時期だったのでしょう。それにしても密会中の会話を録音したテープをマスコミに送り付け、自らを失踪せざるを得ない状態に追い込むとは、完璧主義者だった才媛・池田理代子の闇の部分が露出してしまったのでしょうか。まさに「現実はベルばらより奇なり」としか言いようがありません。

池田理代子には4度の結婚歴があって現在の夫は25歳年下!

不倫の果てに逃避行までやらかしてしまった恋多き女性・池田理代子には、実は3度の離婚歴と4度の結婚歴があります。1人目の夫は、「ベルサイユのばら」の出版社である集英社の編集者でした。

2人目の結婚相手は、乗馬クラブの関係者。そして、3人目の結婚相手が、当時は日本銀行の考査局長で、現在は大和総研の副理事長である賀来景英です。賀来景英の猛アプローチを受けての結婚で、今までやったことのない経験を数多くさせてくれた相手だったらしいのですが、2009年になると3度目の離婚。音大に在籍していた池田理代子にとって、賀来景英が音楽に興味を示さなかったことも離婚に至った原因なのかも知れません。

そして、4度目の結婚となった現在のお相手は、オペラ歌手の村田孝高(むらたよしたか)。国立音大の声楽科を卒業しており、日本やイタリア、スロベニアでミュージカルの主役を務める、日本を代表するバリトン歌手です。同じく音大の声楽科を卒業している池田理代子にとって理想的な相手と言えそうですが、年齢差は驚きの25歳!池田理代子がいつまでも若々しい秘密が分かった気がします。

池田理代子「ベルサイユのばら」の名シーン!オスカルとアンドレが結婚!?

池田理代子の代表作品「ベルサイユのばら」の名シーンを集めた「ベルサイユのばらカルタ」が大ヒット!気になる読み札とは?

1972年「週刊マーガレット」で連載を始めた池田理代子の代表作にして金字塔作品「ベルサイユのばら」は、アニメ・映画化・宝塚で公演されるなど、少女漫画の枠を超えた空前の大ヒット作品となりました。そんな「ベルサイユのばら」の名シーンを集めた「ベルサイユのばらカルタ」が存在することをご存じでしょうか?

もともとは、2002年に刊行された「ベルサイユのばら大事典」の中で企画されていた内容でしたが、コアなファンの中で大評判となり、2016年11月に商品化されたところ、初日から爆発的に大ヒット!現在でも品薄状態が続き、発売元の集英社は「作っても作っても追いつかない!」と嬉しい悲鳴を上げています。

気になるカルタの読み札の内容ですが「平民どもは裏口へ」「アンドレ青いレモン」「スープの薄さが身にしみる」「わたしの屍をこえていけ」など、ベルばらファンならばお馴染みの珠玉の名シーン・名ゼリフがてんこ盛り!とあれば、品薄になるのも大いに納得です。

池田理代子の「ベルサイユのばら」珠玉の名シーン!オスカルとアンドレが結婚?

「ベルサイユのばら」の副主人公であるアンドレ・グランディアがオスカルと出会ったのは8歳の時でした。母を亡くし、祖母が働くジェルジェ家に引き取られたアンドレは、ジェルジェ家の1つ年下のお嬢様オスカルの遊び相手および護衛役となります。

その後2人は、お互い唯一心を許せる親友となりますが、年頃になった2人が男女の愛を育み始めたのは、自然な流れだったかも知れません。正義感があまりにも強く、時に暴走しそうになるオスカルを、己の命を懸けて護ってきたアンドレでしたが、左目を負傷して失明。その影響で、右目の視力も失いつつあったアンドレは、そのことをオスカルに隠します。

しかし革命に燃えるパリ出動前夜、死の覚悟を決めたアンドレは、「オスカル、もう待てない」と最愛の人オスカルと一夜を共にします。このシーンは、ベルばら史上最高珠玉の名シーンと言われ、夢一夜の恋に散った2人の“結婚式”と捉えるファンも多いようです。

池田理代子がベルばらと共に歩んだデビュー50周年記念展「池田理代子-『ベルばら』とともに-」で魅せた漫画家以外の一面とは?

連載終了後40年以上を経てもなお衰え知らずの「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子が、作家生活50周年を迎えました。現在、半世紀におよぶ作家人生の歩みと作品を紹介する「デビュー50周年記念展 池田理代子~『ベルばら』とともに~」が、東京・日本橋高島屋を皮切りに、大阪高島屋・京都高島屋・横浜高島屋で順次開催されています(2017年5月8日まで)。

オープニングセレモニーでは、池田理代子と共にフランス観光大使を務めた高見沢俊彦(THE ALFEE)も出席して、作品にまつわる思い出話に花を咲かせました。2017年に古希を迎える池田理代子は、「無我夢中でやってきた。自分が一番驚いている」とコメント。代表作「ベルサイユのばら」については、「高校生の時にツヴァイクの『マリー・アントワネット』を読んで彼女の生涯に魅せられた。実はタイトルも高校2年生の時にすでに決めていた」との秘話も披露しました。

フランス革命を軸にした「ベルばら」ばかりに注目が集まりがちですが、池田理代子自身は「ベルばら」を歴史ものとは考えておらず、「オルフェウスの窓」以上の歴史作品は描けないと思っているそうです。今回の展示では、デビッド・ボウィの絵や油絵などにも意欲的に取り組んでおり、漫画家以外の新しい一面を見せた池田理代子の魅力満載となっています。

1980年以降は、少女漫画からレディースコミックへと活躍の場を広げている池田理代子。「オルフェウスの窓」で描いた若き頃のエネルギッシュな劇画から、円熟味ある画風へと変化し続ける池田理代子の世界の一層の進化にも期待が高まります。

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