葉室麟の死因は病気だった!おすすめ書籍ベスト3!

葉室麟の死因は病気だった!遅咲き作家の本名や経歴は?

葉室麟の死因は病気だった!直木賞受賞からわずか5年後!

葉室麟(はむろりん)は、2012年に「蜩の記」で直木賞を受賞した小説家です。しかし、そのわずか5年後の2017年12月23日、66歳の若さで亡くなりました。病名や詳しい死因は明かされていませんが、病気のため入院先の福岡市の病院で亡くなったと言われています。

亡くなる直前まで執筆活動を続けていた葉室麟は、11月には、西郷隆盛を主人公にした「大獄 西郷青嵐賦」を刊行。12月にも、幕末に活躍した福井藩主・松平春嶽を描いた歴史長編「天翔ける」を出したばかりでした。

葉室麟は遅咲き作家!記者として活躍するも会社が倒産!?本名や経歴は?

66歳で亡くなった葉室麟は、2005年に「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞して、54歳にして文壇デビューを果たした遅咲きの作家としても知られています。経歴を紹介しますと、葉室麟の本名は本畑雄士と言い、1951年に福岡に生まれました。地元にある西南学院大学を卒業すると、地元紙であったフクニチ新聞社に就職。記者として活躍しますが、1992年に新聞社が倒産したため、ラジオニュースのデスクやフリーライターに。本格的に作家を目指して執筆活動を始めたのは、50歳を過ぎてからのことでした。

葉室麟のおすすめ書籍ベスト3!直木賞受賞作「蜩ノ記」は映画化済み!

葉室麟のおすすめ書籍ベスト3!清廉な主人公の姿が胸をうつ歴史小説の傑作揃い!

作家生活は決して長くはありませんでしたが、歴史小説の傑作を数多く残した葉室麟。おすすめの書籍ベスト3の第1位は、直木賞受賞作でもある「蜩ノ記」です。自分の信念を貫き切腹することになる武士・戸田秋谷の姿が心を打ちます。第2位は「螢草」。

16歳で奉公に出ることになった武家の娘・奈々がひたむきに奮闘する姿が清々しく、読後に心温まると評判の作品です。第3位の「散り椿」に描かれているのは、夫婦の愛や友情が藩政によって翻弄される様。そうした苦境にあってもなお誠実に行きる主人公に心が洗われる思いがします。

葉室麟の直木賞受賞作「蜩ノ記」は役所広司と岡田准一共演で映画化済み!

葉室麟が描いた時代小説の傑作「蜩ノ記」は、2014年に役所広司主演で映画化されました。役所広司が演じた戸田秋谷は、藩主の側室との密通の疑いにより幽閉され、主家の家譜の編纂と10年後の切腹を命じられています。そんな秋谷の監視を担うようになるのが、城内で刃傷沙汰を起こして処分を受けた檀野庄三郎です。

しかし、秋谷の誠実な人柄を知るにつれ、彼の無実を信じるようになる庄三郎が、藩内の陰謀を知って……というのがあらすじ。庄三郎役を演じた岡田准一は、2018年に公開される葉室麟原作の映画「散り椿」にも出演しています。

葉室麟は反骨の作家!小説「散り椿」の映画化は岡田准一と西島俊樹の豪華共演に!

葉室麟は、時代や境遇に翻弄されながらも清廉に生きたいと願う人々の姿を描き、読む人に感動を呼ぶ歴史小説を多く残しました。54歳でデビューしたため、作家としての活動期間はわずか10年余りでしたが、実に60冊以上の本を世に送り出しています。

世の不正に怒り、たとえ格好悪くても無様でも正しく生きようとする人々を描く作風を、同じ福岡出身の作家・安部龍太郎は「社会的強者に対し、不良少年のような反骨精神を持っていた」と表現。さらに、葉室麟文学の神髄を「偉そうでない生き方を追い求めたところ」だと評しています。遅咲きである上、亡くなるには早い年齢ではありましたが、葉室麟の作品は今後もずっと読み継がれることでしょう。

そんな葉室麟が残した傑作の1つでもある「散り椿」が映画化され、2018年9月28日から公開がスタートしています。物語が始まるのは、藩の不正を追及したことが原因で18年前に故郷を追われた武士の瓜生新兵衛が、死に別れた妻・篠(麻生久美子)の生前の願いをかなえるために故郷に戻る場面。新兵衛が戻った故郷の扇野藩では、かつての親友・榊原采女が出世。新兵衛は、彼と対峙することを余儀なくされるというあらすじです。

夫婦の絆が胸をうつ「散り椿」の映画化にあたり、2018年9月19日には、シニア夫婦限定試写会が行われました。試写会には、新兵衛を演じた岡田准一と、采女を演じた西島俊樹、監督の木村大作が登場。第42回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリを受賞したばかりとあって、試写会では賞状もお披露目されました。
葉室麟作品の二度目となる映画化は、遅咲きの作家がさらに広く知られるきっかけにもなるのではないでしょうか。

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