映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」タイの大ヒット映画が日本公開する!天才少女がカンニングを副業に?
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」タイの大ヒット映画が日本公開する!
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は、2017年に公開されたタイのクライム映画。本国タイでその年一番の興行収入を記録して大ヒットしたことで、アジア各国だけでなく、アメリカでも公開が決定した話題作です。
タイでは2017年5月、アメリカでは2017年6月に公開されていたものの日本では未公開でしたが、2018年9月22日から公開されることが決定しました。
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」天才少女がカンニングを副業に?あらすじネタバレ
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」の主人公は、学業優秀で名門高校に進学したリンです。勉強の苦手なグレースという少女と友達になり、あることをきっかけに、グレースにテストの答えを教える手助けをするようになります。それを知ったグレースの彼氏パットから、代金と引き換えに答えを教えるという副業を持ち掛けられたリン。カンニングの副業は軌道に乗り、ついに、国際的に実施される大学統一入試テストでもカンニングビジネスを行うことを決めます。
それは、最初に行われるオーストラリアでのテストに参加したリンが答えを記憶し、グレースたちが答えを仕込んだバーコードを印刷。それを貼り付けた鉛筆を依頼主に配るという計画でしたが、思わぬところからほころびが出て……。
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は実話事件を元に作られた!主要キャストは?
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は中国で起きた実際のカンニング事件を基にしていた!
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は、実際に中国で起きたカンニング事件を基にして脚本が書かれています。カンニングが相次いで問題化している中国では、受験生がワイヤレス端末を持っていないかボディチェックを実施する一方で、ワイヤレス機能のあるベルトが製造されるなど、カンニングする側とされる側のいたちごっこになっているとか。
アメリカ留学がかかっている大学統一入試SATにおいても、中国人によるカンニング事件が起こりました。映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は、主にこの事件から着想を得たそうです。
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映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は新人俳優で主要キャストを固める!
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」で主人公リン役を演じているのは、ファッションモデルとしても活躍するチュティモン・ジョンジャルーンスックジンです。その他のメインキャストは、グレース役がイッサヤー・ホースワンで、パット役がティーラドン・スパパンピンヨー。
歌手としても活動しているリンの父親役タネート・ワラークンヌクロを除くと、いずれも俳優歴がないか、キャリアが少ないキャストで固めたフレッシュなキャスティングになっています。
映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」がアジアで絶大な支持を獲得!
アジア各国で社会問題にもなっている受験戦争をテーマにしている映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は、タイだけでなく、アジア各国でヒットする大成功を収めました。集団で不可能に見える犯罪に挑むクライム映画というコンセプトは、1人のリーダーを中心に観客をも惑わす作戦を実行する、アメリカで大ヒットを記録した映画「オーシャンズ11」とも共通点があると言えるでしょう。
実際に、両者を比較するメディアがあるほどです。エンターテインメント性に富み、ハリウッド映画並みにスリリングに展開していく点と、実際にカンニングが横行している時勢を反映していることが、アジア各国で支持されている理由と言えそうです。
ニューヨーク・アジアン映画祭では作品賞とライジングスター賞を、カナダのファンタジア映画祭では作品賞や監督賞をはじめいくつもの賞を受賞するなど、すでにアジア以外でも高評価を受けている本作。主演したチュティモン・ジョンジャルーンスックジンは、俳優デビューとなった映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」でアジアン・フィルムアワードの最優秀新人俳優賞を受賞しました。
日本では、2018年9月22日からの公開に先駆けて9月4日に試写会が行われ、すでに「テンポが良くて見やすい」「受験のことを思い出して共感できた」など高評価を獲得しています。アジア各地を席巻した勢いに乗って日本でもヒットすることを期待したいですね。