ダレン・シャンの生まれ故郷は?ファンタジー小説「ダレン・シャン」が生まれたきっかけは?
◆生年月日:1972年7月2日
◆出身:イギリス
◆代表作:ダレン・シャンシリーズ(2001~2004年)
ダレン・シャンの生まれ故郷は?今住んでいるのはどこ?
イギリス生まれの作家、ダレン・シャンは、自身と同じ名前の主人公が活躍するファンタジー小説「ダレン・シャンシリーズ」がベストセラーとなったことで知られています。
イギリスの首都・ロンドンで生まれ、子供の頃に家族でアイルランドに引っ越した彼は現在もその当時から暮らしている村に住み、1日10ページほどのペースで週5日から6日を執筆作業に充てているそうです。
ダレン・シャンがファンタジー小説「ダレン・シャン」を作成したきっかけとは?
ダレン・シャンは子供の頃から想像力が豊かだったといいます。小説家になろうと決心したのは14、15歳の頃で、初めてタイプライターを買ったのも、この頃だったそう。世界中で読まれるヒット小説となった「ダレン・シャンシリーズ」はヒットを狙っていたわけではなく、いとこに読ませようと面白半分で書き始めたもので、1巻のみで完結するつもりだったのだとか。
しかし、出版社から長編シリーズ化してほしいと言われ、最終的に12巻と外伝1巻からなる壮大な物語となりました。
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ダレン・シャンの登場人物は?小説は何作ある?
「ダレン・シャン」のあらすじと主な登場人物
世界各国の子供をワクワク、ドキドキさせる「ダレン・シャン」は、現代に生きる闇の住人、バンパイアの世界を描いたダークファンタジー。主人公の少年、ダレン・シャンが、友人のスティーブと怪しい雰囲気の漂うサーカス、シルク・ド・フリークを見物に訪れることから物語が始まります。
サーカスの小屋から自分が盗み出した毒グモに噛まれて意識不明になってしまったスティーブを助けるため、毒グモの持ち主であるサーカス団員・クレプスリーと取引をし、半分は人間、もう半分はバンパイアという身体になったダレンが、バンパイアとバンパニーズとの戦いに巻き込まれていく中で成長していく姿が、ダレンの目を通して語られています。
そんな「ダレン・シャン」の主な登場人物は、主人公である少年ダレン・シャンの他、彼が闇の世界に足を踏み入れる原因となったバンパイア、ラーテン・クレプスリー。ダレンにとってクレプスリーは自分を半バンパイアにした憎むべき存在でしたが、行動を共にするうちに信頼関係が生まれ、ダレンにとって大切な存在になっていきます。
ダレンがクレプスリーと危険な取引をしてまでも助けようとしたスティーブ・レナードは、ダレンにとって一番の親友でしたが、自分がなりたかったバンパイアになれず、ダレンが半バンパイアになったことで騙されたと思い込み、復讐しようと様々な手を使ってダレンを苦しめます。
他にも、「ダレン・シャン」には個性の際立った様々なキャラクターが登場し、作品の世界観を作り上げています。
「ダレン・シャン」シリーズは何作ある?
「ダレン・シャン」シリーズは第1巻の「ダレン・シャン1 -奇怪なサーカス-」から始まり、第12巻の「ダレン・シャン12 -運命の息子-」で完結しています。その後「ダレンシャンシリーズ」に登場したキャラクターそれぞれにスポットをあて、人物像やエピソードを掘り下げた「ダレンシャン外伝」も刊行されました。
また、スピンオフ作品として、ラーテン・クレプスリーを主人公として描かれた「クレプスリー伝説」が、全4巻で出版されています。
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ダレン・シャン映画版の主題歌は倖田來未!続編の制作はいつ?
ダレン・シャン実写映画の評判は?
「ダレン・シャン」はワーナー・ブラザースが実写映画を企画し、2001年に権利を取得していました。しかし実現に至らないまま、2004年に権利を放棄。翌2005年1月に映画化の権利を得たのは、ユニバーサル・スタジオでした。
ユニバーサル・スタジオは「ダレン・シャン」映画化権取得から3年後の2008年2月から撮影をスタート。2009年10月にアメリカ、翌2010年3月には日本でも公開され、日本語吹替版の主題歌を倖田來未が担当したことで話題を呼びました。
実写版「ダレン・シャン」は、物語の中盤まで原作の第1巻に沿って制作されていますが、ダレンとスティーブの年齢が違ったり、映画版オリジナルのキャラクターが登場したりと、原作とは異なるオリジナリティが加えられています。
実写版映画ダレン・シャンの続編制作はある?
「ダレン・シャンシリーズ」は12巻まで物語が続くため、実写映画も続編の制作が見込まれていたものと思われます。しかし原作ファンの受けが悪く、興行成績も振るわなかったため、公開から10年が経つ現在も次回作の制作が決定したというニュースは聞かれません。サーカス団シルク・ド・フリークの団長、ミスター・トール役で渡辺謙が出演するなど、日本でも密かな話題を提供した同作でしたが、「ハリー・ポッターシリーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のように映画でも成功とはいかなかったのは残念です。
ただ、コミカライズされた漫画版「ダレン・シャン」は「週刊少年サンデー」で3年間にわたり連載された他、アメリカやイギリスでも英訳版が刊行される人気を得ていることもあり、オリジナル要素を抑えた原作に忠実な作品であれば、また結果も変わってくるかもしれません。10年前より飛躍的に進化したVFXやCGの技術を駆使したリメイク版「ダレン・シャン」の制作が決定すれば、注目が集まるのではないでしょうか。
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