古澤巌×東儀秀樹×cobaコンサート情報!使用バイオリンは何?

古澤巌×東儀秀樹×cobaコンサート情報!使用バイオリンは何?

古澤巌×東儀秀樹×cobaの2016年度全国ツアーのコンサートスケジュール情報!

古澤巌は神の音を奏でるバイオリニスト、東儀秀樹は雅楽界のプリンス、そして、アコーディオン界の革命児と謳われるcoba。同じ1959年生まれの音楽の天才異端児3人による、2016年度全国ツアーのコンサートスケジュールが決まりました!バイオリニスト・雅楽師・アコーディオニストという、西洋と東洋、異なった国や文化、歴史を超えて出会った三楽師による全国ツアーは、6月3日の秋田県民会館大ホールを皮切りに、8月6日には山梨の身曾岐神社、11日に日向市文化交流センター大ホール、9月8日札幌コンサートホールKitara大ホール、9月10日には神奈川県民ホールと続き、最終の11月3日の足利市民会館大ホールで千秋楽を迎えます。

頭文字をとって「TFC」と呼ばれる3人によるコンサートのツアーコンセプトは「ホップ・ステップ・ジャンプ」。決して立ち止まることなく前進し、常にチャレンジしていく精神という意味です。3人は「さらなるTFCの飛躍に期待していただきたい」と、コンサートに賭ける意気込みを語っています。

古澤巌×東儀秀樹×cobaのコンサートで使用されるバイオリンは何?

古澤巌は、桐朋学園を首席で卒業し、フィラデルフィアやザルツブルクの音楽院で学んだ後、ヨーヨー・マやステファン・グラッペリなど世界的音楽家と共演して、世界を舞台に活躍してきました。また、世界的バイオリニストという肩書だけでなく、2007年には「ベストドレッサー賞」を受賞。2011年にはNHKの大河ドラマ『江~姫たちの戦国』に俳優として出演した経験もあります。

このように、さまざまな才能と顔を持つ古澤巌が、今回の「TFC」出演の全国コンサートで使用するバイオリンとは何なのでしょう?バイオリンの三大名器は「ストラディヴァリウス・ガルネルウス・アマティ」といわれていますが、古澤巌が所有しているのは三大名器の一つ「ガルネリウス」と、20世紀のストラディヴァリウスと誉れ高い「ポッジ」ですから、この2つのバイオリンを、曲に合わせて弾き分けるのではないでしょうか。

古澤巌「タイフーン」14年ぶりに復活!愛車遍歴が凄かった!

古澤巌が立ち上げた伝説のバンド「タイフーン」が復活!

古澤巌は、既存の枠を超えた、クラッシック界の天才的異端児です。そんな古澤巌が、「美しいピアノ四重奏を最高のメンバーで、限りなくポップに演じたい」と熱い想いを抱いて結成した伝説のバンド「タイフーン」は、イタリア系スコットランド人のポール・コレッティ(ヴィオラ)、アメリカ人のフィリップ・ブッシュ(ピアノ)フランス系ドイツ人のフランシス・グトン(チェロ)らのメンバーから成り、大ホールでの50回もの公演を成功させました。

1991年に「タイフーン」結成後、1999年に惜しまれつつ一度は解散しますが、古澤巌が2012年に渡米した折に、ロサンゼルスで、ヴィオラ担当だったポール・コレッティに再会したことがきっかけで、「タイフーン」は、翌年の2013年のクリスマスに再結成します。『復活祭2015』では、古澤巌の「より近くで演奏を感じてもらいたい」との願いから、今までの大ホールからあえて小さなホールで開催。極上の演奏とハーモニーを観客に届けました。

古澤巌の愛車遍歴がとにかく凄かった!現在の愛車は?

古澤巌は、神の音を奏でると称えられる世界的バイオリニストですが、こだわりは楽器だけではありませんでした。「車とは、よい友達である」と語る彼の愛車遍歴は「とにかく凄い!」の一言で、その数たるや半端ではありません。1988年に29歳で買ったシボレー・コルベット・スティングレーを皮切りに、2年後にはジャガーのクーペ、1993年からはベンツ、アウディ、アストンマーティンと続き、51歳でデ・ラ・シャペルに落ち着きますが、再びアストンマーティン熱が復活!2010年以降は9台もの車を渡り歩き、現在の愛車はなんとフィアット500ライナーマーアスだそうです。

意外にも「最初は車に全く関心がなかった」という古澤巌ですが、「どうせ乗るならカッコいい車に」と考えた結果がこの華麗な愛車遍歴に。今や「車なしの人生はない」と、古澤巌自らが語るほどの「クルマオタク」になったそうです。

古澤巌は日本武道に救われた?チェロの弓を使う理由とは?

古澤巌は、創作活動を生業としている人なら誰しも抱く「モチベーションを保ち、精神的に深いものを求め、常に自分を高めていく」願望の解決策を、「日本武道」に求めました。中でも、居合道は、20年間も続け、今は合気道をやっているそうです。「ただ、人と闘うことだけを学ぶのではなく、合気道の習う上での訓練が、自分の演奏活動に良き影響を与えてくれている」と語っています。

このように目の前の満足に妥協することなく、常に自分を前へ前へと導く強いモチベーション作りにこだわる古澤巌が、実は演奏の時に、バイオリンの弓ではなく、チェロの弓を使っているのは有名な話です。古澤巌曰く「チェロの弓のほうが低音域を良く出せるから」なのだそうですが、これにはラッキーなアクシデントが絡んでいました。

それは長野でのコンサートの時のこと。古澤巌がバイオリンのケースを開けたところ、なんと「弓がない!」。急遽、チェロ奏者から弓を借りたところ、「こっちのほうが自分の身体に合う」と直感。もともとは、「ベカット」と「トルテ」という2つの弓を使い分けていた古澤巌ですが、もしかすると「柔らかく丸い音色」と高く称されていた自分の音色を打破したい気持ちがあったのかも知れません。

それにしても、世界的バイオリニストがチェロの弓を使うと発想するとは、雅楽師の東儀秀樹やアコーディオニストのcobaらとユニットを組むなど、常に「国や文化という枠に囚われない、上質な音楽と演奏」を目指してきた古澤巌らしいエピソードではないでしょうか。

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