春本由香は兄・尾上松也から溺愛されすぎて困っている?父は六代目尾上松助
春本由香の兄は歌舞伎役者の二代目尾上松也!兄から溺愛されすぎて困っている!?
巷で「松たか子や家入レオに似ている」とも言われている春本由香は、劇団新派に所属している女優です。兄は、歌舞伎役者の二代目尾上松也。バラエティ番組などにも時おり出演しているので、歌舞伎をあまり見なくても「顔を見たことがある」という方も多いのではないでしょうか。
春本由香は、2016年9月に女優として芸能界デビューしましたが、当時から、兄・尾上松也の溺愛ぶりが何かと話題になっていました。2017年に、「兄弟有名すぎ芸能人」というテーマで「有吉ゼミSP」に出演した際には、安達祐実の弟の安達大や、木南晴夏の姉の木南清香と共演。中学生くらいまでは兄の尾上松也に「一緒にお風呂に入ろう」と言われていたことや、初めて彼氏ができた時の兄の嫉妬じみた行動など、妹愛が止まらない様子を暴露しています。
これでは単なるシスコンの兄というイメージですが、実は、この強すぎる妹愛には理由がありました。兄妹揃って出演した「徹子の部屋」で語ったところによると、春本由香と尾上松也の父・六代目尾上松助が2005年に死去した時から生活が一変したとか。この時、尾上松也は20歳で、春本由香はまだ中学1年生でした。
大黒柱を失い、家で男1人となった兄の尾上松也は、悲しみに暮れる母を共に支えると同時に、春本由香にとっては時に父親代わりという存在になっていったそうです。「性格は正反対」と本人たちは語っていますが、父や兄と同様、芸の道に進んだ春本由香は、芸の先輩としても兄・尾上松也の背中を追っていくことでしょう。
春本由香の父は六代目尾上松助!母は元劇団新派の女優・河合盛恵
春本由香の父は、歌舞伎役者の六代目尾上松助で、母は、劇団新派で活躍していた元女優の河合盛恵です。子役時にテレビドラマ「赤胴鈴之助」の主役を演じたことでも知られている六代目尾上松助は、1954年に歌舞伎座「源氏物語」で初舞台を踏み、1990年に六代目尾上松助を襲名しました。
春本由香の両親の馴れ初めは、劇団新派での共演がきっかけで、その後結婚した2人の間には、長男の二代目尾上松也と長女の春本由香が誕生しました。両親や兄はもちろんのこと、父方の祖父は劇団新派の名脇役として知られた春本泰男で、叔父は歌舞伎役者の大谷桂三と、春本由香は、まさに芸能一家育ちと言えます。
春本由香の経歴は?オフィシャルブログで公演情報やプライベートを発信
春本由香の経歴は?兄の付き人が転機だった!
春本由香の最終学歴は、堀越高等学校の芸能コース卒業です。歌舞伎役者の家に生まれたものの、女性は歌舞伎の舞台に立てないことから、将来について思い悩んだ春本由香は、もともとモデル活動をしていました。それに加えて、歌手を目指してライブハウスで歌っていたこともあります。とはいえ、やはり芸事への興味が強かった春本由香が、進路について兄に相談したところ、ちょうどミュージカル「エリザベート」に出演中だった尾上松也から「付き人をしてみないか」と提案されました。
こうして約3カ月に及ぶ公演中、兄の付き人として芝居を見ていくうちに将来の夢が定まった春本由香は、女優を目指すことに。転機が訪れたのは2016年1月で、母・河合盛恵の勧めもあり、劇団新派の二代目水谷八重子の部屋子として入団すると、同年9月に公演された「九月 新派特別公演」で女優デビュー。
この時には、兄の尾上松也も同じ舞台に出演したため、女優としての初舞台で兄妹初共演も果たしています。2017年1月には、NHKの時代劇「雲霧仁左衛門3」でテレビ初出演を果たすなど女優業は順調で、現在も、劇団新派の舞台公演を中心に活動しています。
春本由香はオフィシャルブログ「由香の唄」で公演情報やプライベートを発信
春本由香のオフィシャルブログ「由香の唄」には、あまり頻繁な更新ではないものの、舞台出演の告知や、仕事のオフショットなどが掲載されています。2018年6月以降はブログの更新はされていませんが、ツイッターでは、日々の出来事を積極的に投稿中です。
ツイッターの紹介文に「アニメ、ゲームが好き」とあるように、意外な趣味を持っている春本由香には、変顔を披露するなどチャーミングな一面も。また、「ゲーム好き」と公言している通り、YouTubeで人気のゲーム実況者の名前を挙げるなど、ツイッターではゲーム愛も覗かせています。もちろん、兄・尾上松也とのツーショット写真や、プライベートの写真も数多く公開!ファンにとって、SNSは、素顔の春本由香を知ることができる貴重な機会となっているようです。
春本由香が新派130年を飾る舞台「犬神家の一族」にWキャストで出演!
春本由香は、2018年11月1日から大阪松竹座で公演される劇団新派の舞台「犬神家の一族」に出演します。白いマスク姿がインパクト大な佐清(すけきよ)や、湖から足だけが出ている死体のシーンでも有名な金田一耕助シリーズの「犬神家の一族」は、テレビドラマではこれまで何度もリメイクされてきました。
しかし、舞台で上演されることは珍しい上、新派が演じることでも話題になっています。そんな話題作で、春本由香が演じるのは、絶世の美女とも謳われるヒロイン野々宮珠世役です。劇団新派の最年少女形・河合宥季とWキャストで演じますが、会見では「河合宥季の女形の仕草や技を盗みたい」と熱い意気込みを見せています。
この他の出演者は、新派所属の二代目水谷八重子や波乃久里子、金田一耕助役を演じる喜多村緑郎。ゲストとして、ジャニーズ事務所所属の俳優・浜中文一が佐清役を演じるなど、若い俳優も起用されて作品に彩りを添えています。1888年に旗揚げされ、2018年で創始130年を迎える劇団新派。昔から受け継がれてきている言い回しや演技が特徴的な新派によって、これまでにない「犬神家の一族」が完成するのではないでしょうか。女優として2年目を迎えている駆け出しの春本由香にとっても、今回の話題作出演は大きなチャンスになるはずです。