林与一と長谷川一夫を繋ぐ歌舞伎系図!「あさが来た」では幽霊に!?

林与一と長谷川一夫を繋ぐ歌舞伎系図!「あさが来た」では幽霊に!?

林与一と長谷川一夫は親戚同士!歌舞伎系図が豪華すぎる!

林与一と、”稀代の二枚目俳優”と呼ばれた戦前戦後の大スター俳優・長谷川一夫は、血のつながりこそありませんが、曾祖父・初代中村鴈治郎を筆頭に100年続く歌舞伎の名門家系を一とする親戚同士です。歌舞伎家系図を追ってみると、林与一の祖父にあたる二代目林又一郎の妹・たみと結婚したのが長谷川一夫。林与一にとって、長谷川一夫は、映像俳優の師匠であり、義理の叔父でもあったのです。

ちなみに30歳という若さで戦死してしまった林与一の父・林敏夫もまた歌舞伎役者で、二代目中村鴈二郎とは実の兄弟。二代目中村鴈二郎は、四代目坂田藤十郎と中村玉緒の父親でもあります。さらに坂田藤十郎の嫁は、参議院議長も務めたかの有名な女優・扇千景。中村玉緒の夫は、俳優・勝新太郎と、林与一の家系には、これでもかというくらいに大スターのそろい踏みなのです。

林与一「あさが来た」ディーン・フジオカを食った幽霊コスプレとは?

林与一が、ヒロイン・あさの祖父・今井忠政役で出演したNHK朝ドラ「あさが来た」といえば、ディーン・フジオカ演じる五代さまフィーバー。五代さまの死後、”五代ロス”に打ちひしがれる視聴者の意を汲んだNHKが、あさの夢の中に登場する五代の回想シーンを急遽差し込んだことで話題となりました。

ところが、ファンが心待ちにしていた五代さまの再登場を「五代さま回想スペシャル!」と満喫した直後、あさの夢に、林与一演じる亡き今井忠政が登場するや一同騒然。何と林与一、頭に三角布、白装束というぶっ飛んだ幽霊コスプレで、「ディーン・フジオカの再登場が、おじいちゃんの幽霊コントにすべて持っていかれた!」というくらいの衝撃を与えてくれたのです。これぞ天下の色男、大スターたる林与一の貫禄。若手を食うなど、造作もないことです。

林与一の再婚相手や子供は?「アウトデラックス」の衝撃告白とは?

林与一が年の差再婚!4人の子供の現在は?

林与一は、1977年に女優で歌手の小川知子と結婚しましたが、1983年に子供をもうけることのないまま離婚しています。その後、再婚した妻・悦子は、林与一より20歳年下の一般女性。これまで子供がいなかった林与一でしたが、47歳になった年の1988年7月31日に第一子となる長女・真与が誕生すると、あれよあれよと2男2女、計4人の父親になりました。

林与一の息子は、2人とも、日本の伝統芸能である奉納舞踊の世界に進んでおり、長女・真与と林与一は、朗読劇で舞台共演をしたこともあります。次女は声優を目指して専門学校に進み、林与一のマネージャーとして働いているという話。大スター・林与一の背中を見て育った子供たちが、こぞって芸の道に進もうとするのは至極当然な気がします。

林与一「アウトデラックス」で分かった乙女趣味!実は男が好き?

林与一といえば、美空ひばりの母親がメロメロになって、娘の相手役に熱望したともいわれる元祖イケメン俳優です。しかし、「アウトデラックス」に登場するや、林与一は、いきなり「女に生まれたかった」と発言。何でも林与一は、料理、洗濯などの家事が大好きで、占いやスイーツ巡り、ディズニー通いを趣味とする乙女系男子”オトメン”なのだそうで、これはかなりの衝撃です。

さらに、MCの矢部浩之に「男性が好きってことはないんですよね?」と問われると、「そうしようと思う時期があった。1回はあってもよかったかな」と爆弾投下。さらに「歌舞伎の世界には男性を好きになる俳優が多い」とも付け加えたことで、林与一の告白は、にわかに真実味を帯びることとなりました。

林与一が大スター俳優になるまで!超絶モテすぎて乙女になった?

林与一は、1958年2月14日、大阪の歌舞伎の名門に生まれたものの、幼少より体が弱かったことと、「毎日同じことばかりやっている歌舞伎役者はつまらない!」との考えから、学生時代は、商業デザイナーになろうと考えていたそうです。しかし、親に懇願されて立った1958年の大阪歌舞伎座初舞台をきっかけに、林与一は、あっと言う間に大阪の人気歌舞伎役者に。しかし、林与一は、自身の人気が、歌舞伎の技量よりも、家柄ありきのものだと気付いていました。

18歳の時にやってきた東宝の誘いをきっかけに上京し、住み込みで長谷川一夫に弟子入りした林与一。1964年のNHK大河ドラマ「赤穂浪士」の準主役で人気を確立すると、1966~1967年の美空ひばりとの共演時代劇「ひばり・与一の花と剣」で、その大スターの地位を揺るぎないものとしました。その頃の林与一のモテっぷりといったら、稀代の二枚目俳優と呼ばれた長谷川一夫が、「お前は芸能界の全男を敵に回した。俺も敵だぞ」と悔しがったくらいですから、もうお祭り状態。

イヤというほど女性が勝手に寄って来るため、30歳までは自ら口説いたこともなかったし、また自分がイケメンすぎることで、言い寄られた女性が”騙されている”と警戒しやしないかと、贅沢な悩みを抱えていたといいます。林与一が「男に替えちゃおっかな……」と考えるようになったのは、イケメンであるがゆえに、女性関係に疲れ果ててしまったから、かもしれませんね。

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