去る甲子園、大阪桐蔭高等学校の活躍で時の人となった高校球児、藤原恭大（ふじわらきょうた）。2018年ドラフト会議において抽選の結果、運良く彼を獲得したのは千葉ロッテマリーンズでした。
2000年生まれの18歳、攻めもよし、守りもよし、走りもよしの三種の神器を持つ彼は、将来最も好プレーが期待される若手の星と評価が高まっています。
果たして、藤原恭大はどんな選手なのか？
出自や家族構成を中心に彼のバックボーンを振り返り、紐解いていきたいと思います。
背番号は2！中学生の頃から名を馳せた逸材
藤原恭大が兄の影響で野球を始めたのは、小学校1年生の頃。彼の才能はすでに幼少期の頃から光っており、その後進学した中学校では全国優勝の経験も積んでいます。
小学生の頃は軟式野球でしたが、中学生から硬式にチェンジ。その後、大阪桐蔭高等学校に進んだ藤原恭大は4番を背負い、甲子園の花形選手へと昇り詰めていきました。実績は挙げれば挙げるほどキリがなく、中でも高校通算32本塁打という快挙はなかなか成し得ることではないでしょう。ただ、甲子園で見せてくれた輝かしい勇姿は、決して絶好調なコンディションからきたものではなかったといいます。
2018年ドラフト会議では、楽天・阪神タイガース・千葉ロッテの3チームが名乗りを上げ、藤原恭大という将来のエース選手を巡って正々堂々の抽選。その結果、千葉ロッテマリーンズが交渉権を獲得しています。
走りも攻めも守りも、どの方向でもセンスが光る選手はたくさんいるように見えて、実質希少な存在です。加えて、50m走を5.7秒という驚異的なスピードで走る健脚も貴重でしょう。プレイのバランスも良い、おまけに足も速いということで、どのチームも欲しがったに違いありません。千葉ロッテマリーンズの引きの良さが出ています。
1位指名された千葉ロッテと契約した藤原恭大の背番号は、2番に決定しました。契約金は1億、出来高5000万、そして年俸に至っては1500万。この時点で出来高報酬が設定されるケースは稀で、それも、高校生級では右に出るものはいないほどの実力が認められたからに違いありません。
プロ入りを果たした藤原恭大選手は今後の抱負を聞かれ、「ファンの方から愛される選手になりたい、一年目から活躍して新人王を目指したい」と、意欲満々に語りました。
ドラフト会議で藤原恭大を1位指名したのは、千葉ロッテマリーンズ！
甲子園で大活躍し、大阪桐蔭高等学校を引っ張ってきた実力とスター性を認められ、ドラフト1位指名で千葉ロッテマリーンズに入団した藤原恭大。なんと、彼の名前は中学生の頃から業界内で密かに囁かれていたといいます。
体格としては決して大柄な方ではなく、どちらかというと線は細め。それにも関わらず光る俊足と肩の強靭さが目立っており、中学生の中でもひときわ存在が際立っていたのでしょう。少々当日の体調が悪かったとしても、いざという大事な場面ではきっちりと成果を出す「本番に強い選手」という印象も根付いていました。
口数は少なく寡黙ではありますが、野球に向ける情熱は人一倍熱い青年。結果を出すためならストイックな面もあり、日々の基本的な努力もないがしろにしない、絶やさない芯がある選手です。
兄も野球選手！そして実家は焼き鳥屋を経営
兵庫県出身の藤原恭大。彼の実家は大阪で焼き鳥屋を経営しています。父と母が二人で力を合わせ、支え合いながら夫婦経営するお店は、テレビ番組で特集されるほど味に定評のある有名店だそうです。
藤原恭大の2歳年上の兄・藤原海成も幼い頃から野球少年で、甲子園でも強豪校として知られるPL学園でプレーしていました。弟の藤原恭大も兄の背中を追ってPL学園へ入学し、同校の野球部でプレーする予定でいました。
しかし、なんとPL学園の野球部自体が部員募集を打ち切ってしまい、断念することに。兄弟ともにPL学園でプレーする華々しい場面は見られずに終わってしまいました。兄は現在、大阪経済法科大学に進学し、野球部で引き続きプレーしています。
兄弟二人とても仲が良いようで、一緒に旅行やドライブに出かけたりもするそうです。野球選手同士、話に花が咲くのかもしれませんね。
イケメン！数多の高校球児たちの中でも人目を惹くプレーとルックス
藤原恭大は見ての通りルックスもイケメンですが、その中身・性格も負けず劣らずイケメンです。一言で言うなら、性格は「マイペース」と言えるでしょう。部屋の片付けや整理整頓が苦手とも明かしており、あまり身の回りのことをするのは得意な方ではないのかもしれません。
ただそれも、目の前の野球というスポーツに打ち込めばこそ。環境としてはとても厳しい生活の中で、ひたすら鍛錬を重ねてきたわけですから、それに耐えられるほどのストイックな面もあるはずです。
そして、身長は181cm。細身体型ですが筋肉はしっかりしているという女子ウケしそうな細マッチョ。寡黙な様子がクールで知的な印象を与え、さぞかし女性からモテるのではないでしょうか。
実は藤原恭大には彼女がいるのでは？という噂もありますが、前提として大阪桐蔭高等学校は恋愛禁止という規則があります。野球部員は全寮制を義務付けられており、基本的には外出禁止。さらに現代では珍しく、スマホの所持も禁止されています。彼女を作りたくても作れない環境下にあったといえるでしょう。
ストイックな状況で練習を積み、着実に成長している藤原恭大。千葉ロッテでのこれからの活躍に注目が集まっています。
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