吉田輝星が高校時代に金農フィーバーを巻き起こしたワケ!父親にプロ入りを反対されていた?

2021年11月5日 更新

吉田輝星は高校時代に甲子園を沸かせた日ハムの投手!プロフィールや好みのタイプは?


吉田輝星のプロフィール
◆生年月日:2001年1月12日
◆出身:秋田県
◆身長・体重:175cm・85kg
◆出身校:秋田県立金足農業高校
◆ポジション:投手
◆所属チーム:北海道日本ハムファイターズ

吉田輝星は甲子園に金農旋風を起こした日本ハムの投手!プロフィールは?

吉田輝星(よしだこうせい)は、2018年11月より北海道日本ハムファイターズに所属しているプロ野球選手です。2018年夏の甲子園では、秋田県立金足農業高校野球部のエースとして注目を浴びました。

2018年の甲子園は「黄金世代」とも呼ばれるほど、有力な選手が多く登場した年。中でも吉田輝星は「高校生ナンバー1投手」としてその名を轟かせた存在です。

吉田輝星は、秋田県出身の2001年1月12日生まれ。右投げ右打ちの投手で、身長は176cmです。名前の「輝星(こうせい)」は、父親が「輝く星」となってほしいという願いを込めて付けたのだそう。

甲子園では金足農業高校の絶対的なエースとしてチームを準優勝に導く立役者となり、名前通りの輝く星となった吉田輝星。同年9月には日本代表としてU-18アジア選手権に出場、準決勝で台湾に敗れたものの、3位という結果を収めています。

高校卒業後の進路が注目されましたが、吉田輝星は9月に開催された福井国体出場後、当初予定されていた青森県にある八戸学院大への進学を辞退。2018年10月10日に、プロ志望届を提出しました。

家族構成は、両親と弟の4人家族。弟も吉田輝星と同じく野球をしていて、現在はリトルリーグで活躍しているそうです。

吉田輝星の好みのタイプはきれい系!未来の彼女は美人?

吉田輝星は2020年1月に「日刊スポーツ」に掲載されたインタビューで、好みのタイプについて「かわいい系よりもきれい系が好き」と明かし、具体的には北川景子や米倉涼子、永野芽郁など、年上の正統派美人女優の名前を挙げています。

年上だけでなく、「あと誰だろうな。同級生がいいですね~、浜辺美波さん。あの子すごいかわいいな~」というように、年頃の青年らしく素直に好みのタイプを公表しています。

恋愛や交際相手について「自分が癒やされるようだったら、やっぱり必要かなと思う」とも答えており、将来どんな彼女と交際するのかが気になります。

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吉田輝星の高校時代のすごさをプレイバック!金農フィーバーが起きたワケ!投球の強みは?

吉田輝星の出身校・金足農業にとって決勝は103年ぶりだった!

2018年夏の甲子園では、吉田輝星が所属する金足農業高校の快挙に日本中が熱狂しました。連日新聞に取り上げられ、ある時はスポーツ紙の1面トップ見出しになるほどの「金農フィーバー」が発生。吉田輝星のすごさに加えて金足農業高校を取り巻く状況がドラマチックで、高校野球ファンを夢中にさせたと言えるでしょう。

2018年、記念すべき第100回を迎えた全国高校野球選手権。この大会に秋田県代表として出場を果たした金足農業高校は、強豪校である日本大学第三高校を2対1で破ったことで、注目度が一気に上がりました。秋田県勢の決勝進出は、なんと103年ぶりの快挙。予選の秋田大会を含め、毎回完投勝利を収めたエース・吉田輝星の活躍ぶりも、報道合戦に拍車をかけました。

しかし、金足農業高校が注目されたのは、吉田輝星だけが理由ではありません。金足農業高校は秋田県内で見ると甲子園出場常連校の1つですが、全国レベルで野球の名門とまでは言い難い、公立の農業高校です。私立の強豪校とは異なり、金足農業野球部は少数精鋭。9人のスタメンのみで甲子園を勝ち上がっていました。

メンバー同士の固い絆も、観る人に多くの感動を与えることに。さながら少年漫画や野球漫画のような展開が「金農フィーバー」へと繋がりました。

また、メディアでは吉田輝星が試合の前と後に行っていたルーティン「侍ポーズ」もフォーカスされることに。侍がさやから刀を出し、また収める仕草を真似たもので、本人にとっては試合に集中できるよう気分の切り替えと緊張をほぐすための、いわばセルフコントロールの1つです。

こうした自己流のルーティンは野球に限らず、多くのスポーツ選手にありますが、吉田輝星の侍ポーズはそのインパクトの強さであまりにも有名になってしまい、大会の運営からやめるよう注意されるまでに発展。さらに話題をさらいました。

吉田輝星の投球の強みとは?高校3年生で球速152キロ!

高校3年の夏の甲子園では、秋田大会から甲子園準決勝まで10試合連続完投勝利。甲子園では斎藤佑樹、松井裕樹と並ぶ4試合連続二桁奪三振を記録した吉田輝星。ここまでの強さを発揮できた秘密は、一体どこにあるのでしょうか。

吉田輝星が投げるストレートの最速は、高校3年生の時点で152キロを記録しています。始めからここまでの球速を出せたわけではなく、高校入学時の最速は、128キロ。飛躍的な球速のアップには、金足農業野球部に入部してから中学時代とは比べ物にならないほどのハードな練習をこなした吉田輝星の並々ならぬ努力がありました。

特に同校でとても過酷とされるのは冬場のトレーニングです。全体練習ではボールを一切触らず、走り込みや体幹トレーニングを中心に体を極限まで痛めつけ、ひたすら体を鍛えぬくのだとか。朝は、まだ陽も昇らない5時に約1時間のランニングからスタート。積雪状態が続くことも多い秋田県では、寒さとの戦いもあるでしょう。

しかし、この冬場のトレーニングを乗り越えた選手は体つきだけでなく、メンタルも大きく成長するといいます。吉田輝星も3年生になる頃には、Lサイズのズボンが入らなくなるほど下半身が強化されたそうです。吉田輝星の投球の特徴でもある伸びのある剛速球は、こうした厳しいトレーニングを経て得たものと言えるでしょう。

また、吉田輝星の強みは剛速球に加え、球種の多さにもあります。ストレートはもちろんのこと、スライダー、カーブ、スプリットとバリエーションに富み、「投球の緩急も付けられ、さらにストレートでは三振を奪える逸材」と称する声も。高校生レベルを超越した吉田輝星が完成度の高い投手として評価を得ていたのは、当然であることがわかりますね。

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吉田輝星の父親も元高校球児!プロ入りは反対だった?なぜドラフト会議では外れ1位指名?

吉田輝星が野球を始めたきっかけは父親!プロ入りは反対された?

吉田輝星が野球を始めたきっかけは、父親の影響です。実は吉田輝星の父親は、金足農業野球部OB。そして、吉田輝星と同じく高校球児でエースピッチャーとして活躍していたのだとか。

小学生に上がる前の頃から、父親が所属していた草野球チームの練習へ一緒に連れて行かれていた吉田輝星。小学校の入学祝いには、軟式用のグローブをもらったといいます。

その後、潟上市立天王小学校に入学した吉田輝星は3年から地元の軟式野球チーム、天王ヴィクトリーズで野球を始め、4年生になる頃にはピッチャーとして活躍するほどに。そして潟上市立天王中学校でも軟式野球部に所属。中学3年生の夏に県大会ベスト4の結果を出し、この頃から徐々に関係者の注目を集めていたようです。

中学3年の部活引退後は高校野球からの硬式球に慣れるため、秋田北シニアに所属。ここで、金足農業で共に甲子園を戦った菅原天空をはじめ、チームメンバーの大半と出会うこととなります。高校は野球強豪校から推薦入学の話もあったようですが、吉田輝星は父親の母校である金足農業高校に進学すると固く決めていたそうです。

金足農業高校野球部では1年生の夏に早くもベンチ入り。秋にはエースとして背番号1を託され、甲子園に出場できなかった父親の夢を、息子である吉田輝星が叶えることとなりました。

甲子園で準優勝してから、吉田輝星はプロの道へ進みたいと考え始めたのですが、両親はプロ入りに対し反対したのだとか。

2018年10月25日に放送された「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう プロを目指した親子の壮絶ドキュメント」にて吉田輝星は「父親は色んなリスクを考えて話してくれるんですけど、失敗するつもりでの話ばかりだったので『どこの世界でも失敗するんだったらそんなこと言っていたら決められないじゃん』と言ってしまいました」と、父親との会話を明かしていました。

結局「失敗する時のことを話しているけど自分は絶対に成功するために頑張る」と父親に決意表明し、プロ入りを果たしました。

吉田輝星はなぜドラフト会議では外れ1位指名だった?

高校3年生の春の時点で、吉田輝星については「ドラフト指名確実」といった声も多く、プロ12球団が視察に訪れていたといいます。ドラフト会議で、果たしてどの球団が吉田輝星との交渉権を獲得するのかに注目が集まりました。

2018年の甲子園は、吉田輝星の他にも金足農業と決勝を戦った大阪桐蔭の根尾昴や藤原恭大、報徳学園の小園海斗といった超高校級野手が豊作の年でした。10月25日に行われたドラフト会議では、前日までに異例の6球団が1位指名選手を公表するなど、波乱の幕開けとなりました。

そして蓋を開けてみると、大きな注目を集めた吉田輝星の名前がなかなか呼ばれないというまさかの事態に。最終的には、根尾昂の外れ1位として北海道日本ハムファイターズから単独指名を受けるという結果に終わりました。

希望の球団について「プロの世界に入れるのであれば、どのチームでも関係ない」と柔軟な考えを示していた吉田輝星は、日ハムからの指名を快諾。契約金は1億円、年俸額は1000万円(推定)でした。11月23日の入団会見では背番号も18に決定。プロへの第一歩を踏み出しました。

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吉田輝星の日本ハムでの成績は?1軍定着を目指して奮闘

吉田輝星はデビュー戦で初勝利するもその後は1軍と2軍を行き来

吉田輝星は2019年6月12日に札幌ドームで開催された対広島東洋カープ2回戦で先発投手として初登板し、5回を4安打1失点で初勝利に導きました。

出だしから華やかな活躍を見せたものの、その後は変化球がうまく決まらず、苦しい投球が続き、取柄だったストレートを狙い撃ちされるケースが目立つ事態に。1軍では初先発初勝利後は3試合に先発し、3連敗でシーズンを終えています。1年目は1勝3敗、防御率12・27という結果に。

2020年6月3日にロッテと行った練習試合の登板後に1軍を離れています。しかし成績を上げ、再び9月に1軍へ合流。その後も1軍と2軍を行ったり来たりする安定しない状態が続いています。2年目は2敗防御率8.41という記録で終わりましたが、2軍での投球によって首脳陣から成長を評価されていました。

吉田輝星が2軍月間MVPに選出!今後に期待大

吉田輝星は2021年4月2日に開催された対ロッテ戦にて1軍として登板しましたが、2回4安打7失点という結果で翌日に登録抹消。以降は2軍での活動となっています。

日々、課題と向き合っている吉田輝星は2021年8月度、イースタンとウエスタンの両リーグによる「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞し、9月14日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(鎌ケ谷)前に表彰式が行われました。

受賞に際し、吉田輝星は球団を通じて「これまで練習してきたことが、少しずつ形になってきていると思うので、これからもしっかりと練習をして、1軍で活躍出来るように頑張りたいと思います」とコメント。「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが配信した動画内でも吉田輝星の力強いストレートが披露され、ファンからは「ノビがすごいし球速以上に速く感じる」「本当に見惚れるストレート」といったコメントが寄せられています。

これからもさらに技術を磨き、日本の球界を代表する投手として成長していってほしいものです。

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