伊藤竜馬は右ひじの離断性骨軟骨炎の手術を小学生で経験していた!2016年の手術も同じ症状だった?
◆出身:三重県
◆身長・体重:180cm・75kg
◆2010年アジア競技大会シングルス・団体銅メダル
伊藤竜馬は右ひじの離断性骨軟骨炎の手術を小学生で経験していた!
プロテニス選手の伊藤竜馬(いとうたつま)。2020年の全豪オープンでは7年ぶりに2回戦進出を決めたことで大きな話題を呼びましたが、ここまで来るにはいろいろな試練を乗り越えてきました。
伊藤竜馬は小学生の頃からテニスをしていますが、6年生の時に右ひじの離断性軟骨炎手術を受けた後、1年もの間リハビリが続きました。右利きの伊藤竜馬にとっては、これが原因で思った通りのプレーができなかったこともあったようです。
伊藤竜馬は2016年にも同じ症状で手術していた?
伊藤竜馬は2016年のウィンドブルドン開催前に右ひじの離断性軟骨炎が再発し、予選敗退となりました。同大会後に手術を受けたものの、1年くらい痛みが消えることはなかったといいます。
そんな状況の中にあっても、焦ることなく大好きなテニスを楽しもうという思いでがんばり続けたという伊藤竜馬。忍耐の甲斐あって、2018年になってからは全く痛みもなくなり、思い切ったプレーもできるようになりました。
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伊藤竜馬のプロフィールを紹介!使用しているアイテムは?
伊藤竜馬のプロフィールを紹介!
伊藤竜馬は1988年5月18日生まれ。三重県いなべ市の出身です。右利きでバックハンド、ストロークは両手打ちです。9歳でテニスを始め、全日本ジュニアテニス選手権の12歳以下シングルでベスト4、全国中学生ジュニアシングルスで準優勝という成績を残しています。高校は大阪府枚方市にあるテニスの強豪校、長尾谷高校に進学し、ジャパン・オープン・テニス選手権ジュニア部門優勝、全国高等学校総合体育大会テニス競技大会シングルス準優勝、世界スーパージュニアテニス選手権大会ダブルス準優勝など、国内トップレベルのジュニアとして注目されていました。
そんな伊藤竜馬は2006年、高校在学中にプロへ転向しています。四大大会での優勝はまだありませんが、ATPチャレンジャーシングルスの優勝は過去6回。2012年のロンドンオリンピックでは日本代表に選ばれ、世界ランキングは自己最高の60位となりました。
伊藤竜馬が使用するアイテムは?
伊藤竜馬が使用しているテニスアイテムは、Wilson(ウィルソン)です。シューズは「Wilson RUSH PRO (ウイルソン ラッシュ・プロ)」。大会によって色を変えているようですが、捻挫することが多いという伊藤竜馬にとって、安定感があるこのシューズは思いきり踏み込むことができるといいます。
そして、伊藤竜馬が使っているラケットは「Wilson Steam 100 (ウイルソン スティーム100)」。このラケットは、バウンドした後も伸びるボールを打つことができるのだとか。同じ力でスイングしてもスピードが加速し、また、スピンもかかりやすく、精度も上がるように考えられているようです。世界を相手に戦うために、伊藤竜馬アイテムにもとことんこだわり抜いているのではないでしょうか。
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伊藤竜馬最大の武器はドラゴンショット!全豪オープンでもその威力を見せつける
2020年1月21日に行われた全豪オープンの1回戦で、伊藤竜馬はインドのグンネスワランと対戦。ストレートで勝利を収め、2回戦進出を決めました。全豪オープンで勝利を挙げたのは、2013年以来7年ぶりのことです。
伊藤竜馬がこの時の試合で見せたのが、ドラゴンショット。身長の高い伊藤竜馬だからこと可能となるこの技は、高い打点から強烈なボールを打ち込むパワーショット。そのスピードはツアートップクラスとも言われており、まさに伊藤竜馬最大の武器ともいえます。今回の全豪オープン1回戦では、そのドラゴンショットのスゴさを見せつけてくれました。
全豪オープン2回戦で伊藤竜馬が対戦したのは、セルビアのノバク・ジョコピッチ。ドラゴンショットと強烈なサーブで挑んだものの、グランドスラム4大会連続優勝、世界ランキング1位に通算で276週在位する王者の高い壁に阻まれ、残念ながら3回戦進出は叶いませんでした。
伊藤竜馬は試合後のインタビューで、ジョコピッチについて「強くて堅い。コート上で大きく見えた」と語っていました。ジョコピッチに勝つためには、もっと成長して強くならなければならないと心に誓ったようです。右ひじを手術した後も頑張り続け、ようやく四大大会の本戦に出場できるまでに成長した伊藤竜馬。これからが本番です。今シーズンの活躍に期待しましょう。
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