岩渕麗楽(スノーボード)は一関学院高校の現役高校生! 家族構成は?
岩渕麗楽(スノーボード)は一関学院高校の現役高校生!
平昌オリンピックのスノーボード競技に日本代表として選ばれた、岩渕麗楽(いわぶちれいら)。地元・岩手県にある一関学院高校に籍を置きながら、勉学とスノーボードの文武両道を貫いている現役高校生です。4歳からスノーボードを始めた岩渕麗楽は、10歳の時にU-15世代のINDY PARK JAMで優勝。
一関市立東山小学校を卒業後、一関市立東山中学校に通っていた13歳の時にプロに転向しました。世界中の大会に参戦するようになった岩渕麗楽は、高校入学前に開催された全日本スノーボード選手権大会スロープスタイルで早くも初優勝。その後、地元の一関学院高校へ進学しました。
常に世界を飛び回る競技生活のため、現在は一関学院高校の通信過程にて単位を取得していますが、テスト結果は学年10位以内をキープしているというから驚きです。遠征や合宿が続いても、夏休みの宿題もおろそかにしないそうです。一関学院高校の校長は「生徒みんなのお手本です」と話しています。
岩渕麗楽(スノーボード)の家族構成は?
岩渕麗楽は、2001年12月14日岩手県出身のプロスノーボーダーです。家族構成は、両親と妹の4人家族。両親は、岩渕麗楽(スノーボード)の遠征費用を共働きで稼ぎながら、片道4時間かかる練習場への送迎も欠かしません。岩渕麗楽の妹は、幼い頃に姉と同じくスノーボードをしていました。
しかし、中学生になると、スノーボードをやめて新体操へ転向。姉とは違う道を選んだ岩渕麗楽の妹もまた、両親と共に、姉・岩渕麗楽の選手生活を支える心強い存在とのことです。岩渕麗楽の活躍の裏には、家族の温かなサポートがあることがうかがえます。
岩渕麗楽(スノーボード)はスロープスタイルもビッグエアも得意!Xゲームで決めた大技とは?
岩渕麗楽(スノーボード)はスロープスタイルもビッグエアも得意!
岩渕麗楽(スノーボード)は、弱冠13歳にしてプロデビューし、身長150cmにも満たない小柄な岩渕麗楽(スノーボード)のプレースタイルの特徴は、男子選手かと見紛うような大胆で豪快なジャンプやスピード感です。2014年にスロープスタイルの日本強化選手に選ばれた後、2017年にはビッグエアでも強化選手に選ばれました。
平昌オリンピック直前の2017年12月には、アメリカで行われたワールドカップのビッグエアで初優勝を遂げ、2018年1月にはスロープスタイルで2位。続いて世界最高峰の選手たちだけが招へいされて行われる、冬季Xゲームズのビッグエアでも2位の快挙を成し遂げています。堂々たる戦績で平昌オリンピックへの切符を確かなものにした岩渕麗楽は、今着実にステップアップしている、スノーボード界のシンデレラガール的な存在と言えます。
岩渕麗楽(スノーボード)が冬季Xゲームズで快挙!高難度の大技バックサイド・ダブルコーク1080で観客を魅了!
平昌オリンピックを目前に控えた2018年1月27日、世界トップレベルの選手しか立てない世界最高峰の舞台Xゲームズで、岩渕麗楽(スノーボード)が2位に食い込みました。驚くべきは、女子スノーボード界でまだ数人しか成しえていない大技であるバックサイド・ダブルコーク1080をXゲームズ初出場の岩渕麗楽が成功させたことです。
バックサイド・ダブルコーク1080とは、空中で縦に2回転、横に3回転する高難度の技。実は、2017年12月にワールドカップで優勝した時にも、大技バックサイド・ダブルコーク1080に挑戦していた岩渕麗楽。しかし、着地の際に手をついてしまい、完璧に決めることはできませんでした。
それから約1カ月後に行われたXゲームズという大舞台で大技を決めた岩渕麗楽は、「自分のものになってきている」と、自身の成長に確かな手ごたえを感じた様子です。
岩渕麗楽(スノーボード)が改名に意欲的!「REIRA」ではなく「LEILA」にこだわるワケ
女子スノーボード界のホープ岩渕麗楽(スノーボード)が、改名に意欲的だそうです。エクストリームスポーツの世界最高峰の大会として知られるXゲームズで、大技のバックサイド・ダブルコーク1080を決め、手ごたえを感じた岩渕麗楽には1つだけ気になることがありました。
それが、岩渕麗楽の名前の発音です。試合で名前がコールされる時、岩渕麗楽の現行のローマ字表記である「REIRA」では、日本人の耳に馴染んでいる「麗楽」の響きとはほど遠いものになってしまいます。世界大会ゆえ仕方がないこととは言え、自分の名前の発音に違和感を覚えた岩渕麗楽は、ローマ字表記を「REIRA」から「LEILA」に改名することを前向きに検討中。なぜなら、英語のネイティブスピーカーが発音する際には、「REIRA」よりも「LEILA」と表記してあるほうが、より日本語の「ラ行」に近い音になるからです。
世界を舞台に戦うからこそ起こった改名問題も話題になった岩渕麗楽は、平昌オリンピック第4日目に行われたスノーボード女子スロープスタイルでは、14位という結果に終わってしまいました。強風のため試合が何度も中断されたばかりか、予選が中止されてぶっつけ本番の決勝となったこの試合。平昌の豪風は岩渕麗楽にも容赦なく襲い掛かりました。
普段より技の難易度を落とし、完走することを目指す選手が多かったにもかかわらず次々に転倒。岩渕麗楽も得点を伸ばせずじまいでした。試合後は、悔しさのあまり肩を落としていた岩渕麗楽ですが、彼女の平昌オリンピックはまだ終わってはいません。次の戦いは、2月19日にあるビッグエアの予選です。
ビッグエアは、岩渕麗楽が今シーズンのワールドカップで優勝した種目でもあり、自ら「ビッグエアのほうができる技が多いので、特に楽しみに見てもらえたらいいな」と言うほど思い入れのある種目。岩渕麗楽が普段通りに豪快な大技を決めてくれること、そして、その結果メダルを手にする姿を日本のファンは待ちわびています。