ジョン・ウー監督映画「追捕 MANHUNT」に福山雅治が主演!あらすじキャスト!
ジョン・ウー監督映画「追捕 MANHUNT」に福山雅治が主演!
ジョン・ウー監督作品で、福山雅治が主演するとの話題が入ってきました。その作品とは「追捕 MANHUNT」。ジョン・ウー監督にも、この映画を撮るにあたって特別の思い入れがあるそうです。映画「追捕 MANHUNT」は、1976年に高倉健主演で上映された「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイク版。中国人ならば誰でも見ていると言われるほどの有名作品を任されたジョン・ウー監督に熱が入るのは当然のことでしょう。
オリジナル版では、主演の杜丘(もりおか)役・高倉健の相手役で、友人でありのちに敵となる原田芳雄が扮する警部矢村役が、今回福山雅治が演じる役どころです。ジョン・ウー監督といえば、アクションを取り入れた映画を撮ることでも知られて、「M:I‐Ⅱ」や「レッドクリフ」でも知られた巨匠。福山雅治がハードなアクションを演じるという点でも期待の集まる作品になりそうです。
ジョン・ウー監督作品に出演するのは初めての福山雅治ですが、実はアサヒスーパードライのCMでかつてタッグを組んだこともある仲。「福山雅治が演じる人物は、人情も義理も厚く、とても人間味のある役」ととらえているジョン・ウー監督は、「(役柄が福山雅治と)とてもマッチしている。ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人物」とまで言い切っています。
ジョン・ウー監督映画「追捕 MANHUNT」のあらすじキャスト!
ジョン・ウー監督の最新映画作品となる「追捕 MANHUNT」のあらすじは、ある事件を追っていた検事の杜丘が、金品を盗難したという見に覚えのない罪で連行されたところから始まります。その後も冤罪を被ることになる杜丘。友人である矢村警部を頼り、真相を追及していきますが、杜丘を追う立場となっていく矢村。やがて、杜丘は、自分が捜査していたある事件を隠蔽しようとする組織の暗躍を知ることになります。
「追捕 MANHUNT」のキャストで、今明らかにされているのは、矢村警部役の福山雅治と、主役・杜秋役のチャン・ハンユー(張涵予)、逃走を図る杜秋の前に現れる女性・真由美役にチーウェイ(戚薇)のみ。これから随時キャストが発表されていくたびに大きな話題になりそうですね。
ジョン・ウー作品で鳩が飛ぶわけ!代表作「ミッションイン ポッシブルⅡ」あらすじネタバレ!
ジョン・ウー作品で鳩が飛ぶわけ!
ジョン・ウー監督作品では、「鳩が飛ぶ」と、よく話題に上がります。実際、「ミッションイン ポッシブルⅡ」でも鳩が飛ぶ場面があります。来日の折に、鳩が飛ぶわけについて聞かれたジョン・ウー監督は、「鳩には、純粋さや愛、平和、イノセンス(無垢な心)という意味がある」「クリスチャンなので、鳩は聖なるものという位置付けがなされている」とコメント。「ミッションイン ポッシブルⅡ」では、主役のイーサン・ハントを、鳩のように純粋でフレンドリーなヒーロー、かつ、人を愛することに情熱を持っている部分を強調するように演出したかったとも語っています。ジョン・ウー監督は、ただ単に鳩が飛ぶシチュエーションが好きだったのではなく、鳩に対して深い思いがあるようです。
撮影の折には、鳩が飛ぶシーンで「鳩が怪我をしては可哀そう」と心配していたというジョン・ウー監督。アクション主体で、ハラハラさせる展開が多い映画を撮ることで知られるジョン・ウー監督ですが、とても心優しい監督でもあります。
ジョン・ウー代表作「ミッションイン ポッシブルⅡ」あらすじネタバレ!
ジョン・ウー監督の作品で、まず挙げられるのが「ミッションインポッシブルⅡ」でしょう。ジョン・ウー監督の代表作ともなったこの「ミッションインポッシブルⅡ」は、主演がトム・クルーズ。もともとは「スパイ大作戦」というスパイ映画だったものに、ジョン・ウー監督の激しいアクションが加味され人気を高めました。
トム・クルーズの映画に対しての真摯な姿勢は有名な話ですが、「ミッションインポッシブルⅡ」でも、そんな映画へのひたむきな思いがあり、夜中であろうとジョン・ウー監督にアイデアを持ち込んだそうです。実際、ロッククライミングや、カーチェイスの場面は、トム・クルーズが提案したアイデアでした。
そんな「ミッションインポッシブルⅡ」のあらすじは、感染すると20時間で発症、治癒が不可能なキメラというウィルスを、昔、同じチームだったショーン・アンブローズに強奪され、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントらIMFのチームが再び結集し、奪い返すというストーリーになっています。敵になったショーン・アンブローズの元に送り込まれるのは、ショーンの元恋人のナイア。
次第にナイアに惹かれていくイーサン・ハントですが、敵に潜り込ませたナイアの存在が敵にばれてしまい、人質となったナイアとキメラウイルス両方を奪い返すため、ショーン・アンブローズへ戦いを挑みます。「ミッションインポッシブルⅡ」では、ハラハラドキドキのストーリー展開やアクションシーンのみならず、イーサン・ハントが恋に落ちるところがリアルに描かれている点が特徴的な作品となっています。
ジョン・ウー監督が語った思い、SAMURAI賞に輝いた監督の言葉とは!
ジョン・ウー監督は、2015年10月26日に、歌舞伎座で行われた「東京国際映画祭」のイベントに出演したときに語った言葉が話題になりました。「東京国際映画祭」でSAMURAI賞に輝いたのは、ジョン・ウー監督と、2015年12月に公開した「母と暮せば」の監督でもある山田洋次監督の2人。
その山田洋次監督に「もっとも尊敬する映画の師匠、山田洋次監督とともに受賞できてとても名誉に思っています」と語るジョン・ウー監督はまた、「山田洋次監督の映画は、いつも愛に満ち溢れている」と賞賛し、その世界観に惹かれて映画の世界を目指すようになった自身の志と、これからも全人生を映画に捧げたいという熱い思いを語りました。
今回「追捕 MANHUNT」のメガホンを握ることになったジョン・ウー監督。「駅 STATION」を見て、高倉健の大ファンになったジョン・ウー監督は、ぜひ一度一緒に仕事がしたかったと思うほど高倉健を尊敬しており、高倉健を敬愛する思いで「追捕 MANHUNT」の制作に取り掛かると意気込んでいます。
中国では1979年、文化大革命後初の海外映画封切り作品となった、高倉健、原田芳雄W主演の「君よ憤怒の河を渉れ」。その後の高倉健が、日本人の俳優として、中国国内で尊敬される1人になったというサイドストーリーがあるように、今回の「追捕 MANHUNT」でも、日本と中国両国の橋渡しになる素晴らしい映画になることを期待しています。日本公開予定は未定ですが、2016年6月にクランクインされるとのことですので、出来上がるのが本当に楽しみですね。