唐澤剣也が2020パラ陸上で初の五輪メダル!ガイド役は誰?パリでの金メダルに期待

唐澤剣也が陸上で2020パラリンピックへ!聖火リレーに応募した理由は?


唐澤剣也のプロフィール
◆生年月日:1994年7月3日
◆出身:群馬県
◆身長・体重:163cm・53kg
◆血液型:非公開
◆出身校:群馬県立盲学校
◆所属:群馬県社会福祉事業団
◆2021年東京パラリンピック 陸上男子5000メートル(視覚障害T11)銀メダル

唐澤剣也が世界記録を更新!2020東京パラリンピックでもメダル候補に!

唐澤剣也(からわさけんや)は、2020東京パラリンピック陸上男子1500m、5000mの日本代表として活躍し、大きな注目を集めました。

そんな唐澤剣也が本格的にパラ陸上に挑戦を始めたのは、2016年のこと。初めての国際舞台となった2018年アジアパラ陸上5000mで金メダル、1500mで銅メダルを獲得し、2021年5月には東日本実業団陸上競技選手権5000mでも優勝。同大会で世界記録を1秒13更新する15分9秒94のタイムを記録したことで、2020東京パラリンピックに向けてさらにメダルの期待が高まりました。

唐澤剣也が聖火リレーに応募!

唐澤剣也は2020東京オリンピックの陸上競技に代表として出場するだけでなく、聖火ランナーにも応募していました。

応募動機について、大会組織委員会に「周囲の支えに感謝を表現すること」「自分らしく生きることが出来ることを自分の姿を通し、全ての人に伝えていきたい」と説明した唐澤剣也。その後聖火リレーに選ばれ、2021年3月31日に群馬県で聖火ランナーを務めました。

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唐澤剣也はガイド役と一緒に走る!現在は誰?伴走する難しさも

唐澤剣也と一緒に走るガイドランナーの役目とは?

唐澤剣也は小学4年生の時に、網膜はく離で視力を失ってしまいます。盲学校に転校したことがスポーツと出会うきっかけになり、卒業後から本格的にパラ陸上を開始しました。5000mを得意とする唐澤剣也ですが失明しているため、ガイド役と一緒に走っています。

ガイドランナーは視覚障害のある選手をゴールまで誘導するランナーで、手をつないだり、1m以内の紐を使って走路を指示したり、声をかけたりして選手を誘導する役目を担います。また、レース中に選手を押す、選手よりも前に出る、こういう戦術をとれば勝てるといったアドバイスをする、順位を決める写真判定の妨げになるといった行為は禁止とするルールが設けられています。万一ガイドランナーがこれらに違反した場合、選手も反則行為をしたとみなされ、そのレースは失格となります。

唐澤剣也のガイドランナーは箱根駅伝のランナーだった

唐澤剣也のガイドランナーは、小林光二(こばやしこうじ)が務めています。唐澤剣也は2021年4月からSUBARU陸上競技部の練習に参加するようになり、ガイドランナーも同部のメンバーが務めることに。何人かと一緒に走ってみたところ、「ピッチが合って、本当に力まず淡々と走れる」と感じた小林光二とコンビを組むことになったのだとか。

小林光二は中央学院大学時代に4年連続で箱根駅伝に出場し、実業団でもトップの長距離ランナーとして活躍。2019年3月に現役を離れ、現在はSUBARU陸上競技部のコーチを務めています。唐澤剣也のサポートで初めてガイドランナーとして走ることになり、「いかに唐澤さんの実力を引き出せるかが役目」と、パラリンピックを間近に控えてのインタビューで語っています。

コンビを組んで半年足らずながら唐澤剣也と小林光二の息はピッタリで、周囲から「前世は双子だったのでは」と言われるほどだそう。これから多くのレースで戦っていく中でより信頼関係が深まり、レースでの結果にもつながっていくのではないでしょうか。

そんな唐澤剣也には、ガイドランナーがもう一人います。2名体制での伴走が許される5000mの終盤で、小林光二からロープを引き継ぐ茂木洋晃(もぎひろあき)です。唐澤剣也がトラック競技に不慣れな頃からガイドランナーとして支えてきた茂木洋晃は、世界記録のタイムを叩き出した2021年5月の東日本実業団陸上競技選手権、そして東京パラリンピックの5000mでも残り1000mから伴走につき、力強い走りでラストスパートを支えました。

頼もしいガイドランナー2人の力を借りて、唐澤剣也は今後も数々の大会で世界最強の走りを見せてくれそうです。

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唐澤剣也が2020パラ陸上5000mで銀メダル!パリでのメダルに意欲

唐澤剣也が初のパラリンピック5000mで銀メダル!1500mの結果は?

唐澤剣也は、2021年8月27日に行われた2020東京パラリンピック陸上男子5000mに出場しました。序盤から積極的なレースで先頭集団に食らいつき、残り1周で先頭のブラジル選手を抜き去ってトップに。しかし、ラストで逆転され、惜しくも金メダルを逃しました。

銀メダルに終わったものの、レース後に「悔しい気持ちもあるが、力は出し切った」と満足そうに振り返った唐澤剣也。8月31日には1500mの決勝にも出場しました。同じ競技で切磋琢磨してきた和田伸也とは5000mで揃って表彰台に上がり、1500mでもと期待がかかりましたが、唐澤剣也は4位に終わっています。

1500mは、金メダルに輝いたブラジル代表の選手が世界記録を更新するレベルの高い展開となりました。レース後、唐澤剣也は「もう一押しできればよかったが不足」とメダルを逃した悔しさを語り、今後に向けてさらなるレベルアップを誓っていました。

唐澤剣也はパリパラ五輪出場にも前向きな発言!

初のパラリンピック出場で銀メダルを獲得した唐澤剣也は27歳とまだ若く、3年後の2024年にパリで開催されるパラリンピックでの活躍も期待されています。

唐澤剣也は東京パラリンピックの後、メディアの取材に「今後のパラリンピック、パリ以降につながるレースができたことが大きい」とコメントし、パリのパラ五輪に向けて意欲を示しました。

5000mで銀メダルを獲得した際、「仲間と一緒につかみ取った銀メダルを嬉しく思う」と語った唐澤剣也。自分一人の力で勝ち取ったものではなく、ガイドランナーを務める2人の力なくしては成し得なかったと強調する言葉に、絆の強さを感じます。

これからの3年間でさらに走りの技術を磨き、2024年のパリパラリンピックでは進化した唐澤剣也の走りが見られることに期待が高まります。

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