ケント・ギルバートが韓国をぶった斬る!ここ何年かで歴史観に変化が?

ケント・ギルバートが韓国をぶった斬る!ここ何年かで歴史観に変化が?

ケント・ギルバートが韓国バッシング展開中!慰安婦問題は悪徳商法!?

ケント・ギルバートは、1980年代に外国人タレントブームを起こしたアメリカ人弁護士ですが、最近は、あちこちで展開している嫌韓論が話題を集めています。直近では、慰安婦問題をめぐる日韓合意に際して、韓国側から日韓通貨交換協定の再開を提案したという件について、不快感をあらわにしたケント・ギルバート。日本の経済協力を失って困るのは韓国のほうなのに、「助けてください」とは言わない生意気な態度をとっているとして、”永遠の中2病”とまで言っています。

また、韓国の強気な態度の根底にある歴史認識についても、ケント・ギルバートは猛反論を繰り返しています。特に、慰安婦問題については、”根拠のないでっち上げ”と激しく嫌悪。日本人に向けて、「悪徳商法に付き合う必要はない」「紳士的に歴史的事実だけを突き付ければいい」と発信し続けています。

以前のケント・ギルバートは、”日本をよく知る外国人”として、外国人ならではの意見を述べるタレントに過ぎませんでした。そんな彼が、保守派コメンテーターの色を呈するようになったのは、日本のテレビで再び見かけるようになった、2014年頃からのことです。

ケント・ギルバートの歴史観が転換したワケ!憲法9条、集団的自衛権についても変化が

ケント・ギルバートは、2013年の著書「不死鳥の国・ニッポン」の中で、「日本の侵略行為は事実だから、後世の日本人も反省すべき」といった趣旨の意見を述べています。ところが、慰安婦問題を誤報とする、2014年8月の新聞の特集記事をきっかけに、漠然と信じて来た日韓の歴史観に疑問を持つようになったそうです。

調査を始めたケント・ギルバートは、米政府が、約30億円もの公費を費やしても元慰安婦たちの証言を裏付ける証拠が見つからなかったという、2007年のIWG報告書などを根拠に、自らの見解を転換しました。また、以前は、”理想的”としていた日本国憲法第9条についても、”憲法違反”と意見を翻し、日本の集団的自衛権を認めない韓国をバッシング。

ケント・ギルバートは、夕刊フジでの「反撃せよ!ニッポン」という短期連載から始まり、YouTubeチャンネルや、著書、テレビ番組などを通じて、今もなお、嫌韓論を展開中です。

ケント・ギルバート外語学院の現在!家族と天才児だった少年時代

ケント・ギルバート外語学院はとっくに閉校!懲りずに現在も多事業展開中

ケント・ギルバートは、日本でのタレント活動が興に乗っていた1989年、外国人を講師とする英語学習塾「ケント・ギルバート外語学院」を開校しました。ロールスロイスやリムジンに乗って、講師と生徒が校舎外に赴いたり、ケント・ギルバートやダニエル・カールら外国人タレントが授業を行ったりと、趣向をこらしたレッスン内容は、かなりの評判だったようです。

当時は、テレビや新聞でも注目されていた「ケント・ギルバート外語学院」でしたが、開校からわずか1年で、2人の外国人講師が薬物事件の容疑者として逮捕されるなど、不穏な空気が流れ始めました。注目度が高かっただけに風評被害も大きく、1995年には閉校。現在は存在していません。

当時のケント・ギルバートは、「ケント・ギルバート外語学院」以外にもさまざまな事業を展開しており、「成功したものあれば、失敗したものもある。色々話したくない」と語っています。ただ、2005年に経営参画したITベンチャー企業「ヴィ・ネットワーク・システムズ」では、社長の横領事件などを乗り越えて、今も代表取締役を務めているようです。

ケント・ギルバートの家族の宗教!天才少年が抱いた夢が来日のきっかけに

ケント・ギルバートは、1952年にアメリカアイダホ州に生まれ、ユタ州育ち。女3人、男3人の6人兄弟の長男として生まれたケント・ギルバートは、幼い頃から非常に聡明な少年でした。7歳から習い始めたピアノでは、2年もすると、先生を上回る技術を習得してしまいます。

運動は苦手でしたが、満点を取らないと気が済まない性格から、常に成績はトップ。ブリガムヤング大学には、全額奨学金を得て進学しました。敬虔なモルモン教の教徒だった両親に育てられたケント・ギルバートには、ある夢がありました。当時のモルモン教徒の男性は、19歳になると国内外へ伝道に出ることができ、ケント・ギルバートも、宣教師としての活動を経験したいと考えていたのです。

時は、ベトナム戦争下にあり、伝道派遣は狭き門となっていましたが、優秀なケント・ギルバートは、試験を難なく通過。たった2カ月間の集中講義で日本語を習得し、初来日を果たしています。

ケント・ギルバートの韓国バッシングをどう見るか?その姿勢に日本人が学ぶこと

ケント・ギルバートが、今、最も旬な話題である、民進党・蓮舫議員の二重国籍問題について、「人種差別に聞こえる」と擁護しました。続けて、「国会には、もっと厄介な人がいる。こんなの問題じゃない」と、暗躍する反政府勢力を示唆。これは、CS放送の「真相入り!虎ノ門ニュース」の発言ですが、最近のケント・ギルバートは、ここを中心に、保守系外国人コメンテーターとして大いに活躍中です。ブ

ログでも、”韓国の皆さま、日本は本当に悪かったと思います。”と題して、「韓国を甘やかした。もう、お金は一切出しませんから許してください」といった皮肉で締めるサービス精神も。アメリカの慰安婦像に物申したユーチューバー・テキサス親父と同様に、最近のケント・ギルバートが、日本の右派を自称するネットユーザーの間で支持されていることは言うまでもありません。

しかし、ここに来て論調の転換を図ったケント・ギルバートには、「金の匂いがする」という意見が。「ケント・ギルバート外語学院」の理事が、保守系外交評論家・加瀬英明だったことや、2014年には彼の団体の理事にケント・ギルバートが就任していることから、裏手引きを囁く声も少なからずあるようです。ただ、大半のアメリカ人は、日本人と韓国人の区別もつかず、歴史問題に興味がないといいます。

そんな中で、大学時代の初来日以来、日本人や文化に関心を持ち続けるケント・ギルバートには、当の日本人も教えられるところが大きいはずです。「世界まるごとHOWマッチ」をはじめ、タレント、俳優、コメンテーター、著作家と大成功をおさめた日本は、ケント・ギルバートにとって、確かに美味しい市場かもしれません。しかし、「何でも在日韓国人のせいにするような低い土俵ではなく、冷静に歴史的ファクトを学びましょう」という意見には、強い説得力がある気がします。

関連記事

ページ上部へ戻る