北村一輝は海賊になりたかった！？
北村一輝は正義の味方より無法者が好きだった！？
独特の存在感を持つ俳優・北村一輝。家族がそろって映画好きで、彼も子供の頃から映画館に連れて行ってもらうことが多かったようです。ハリウッド映画の「スター・ウォーズ」や「インディー・ジョーンズ」などを観た時は、自分もあんな風にカッコよくなりたいと思ったのだとか。
ただ、そうした映画の中で北村一輝が好きだったのは、正義の味方よりも無法者みたいな登場人物。特に、かつて“ハリウッド・キング”と呼ばれ、44歳で生涯を閉じたイギリス人俳優、タイロン・パワー主演の映画「海の征服者」を観た時は、自分も海賊になりたいと強く憧れたそうです。
北村一輝が俳優を目指した意外な理由とは？
「海賊になりたい」という北村一輝の思いは後の進路に影響を与えるほどのもので、なんと商船高専に入学しています。商船高専は、1年の練習船の実習を含めて5年6ヶ月通わなければならないのですが、北村一輝は卒業することなく3年で中退してしまいます。
北村一輝が商船高専を中退した理由は、俳優になろうと決意したから。海賊映画が好きだったのは、海賊のワイルドなキャラクターに憧れたというのもありましたが、役の上で様々な人間になれる俳優になりたかったのだと気付いたからだそうです。
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北村一輝は離婚歴がある？息子の現在は？経歴やプロフィールを紹介！
北村一輝は離婚歴がある？息子の成長ぶりに思わず涙！？
北村一輝は1993年に結婚。翌年には息子も生まれましたが、2012年に離婚しています。結婚当初の北村一輝は現在のような売れっ子俳優ではありませんでしたが、次第にドラマや映画の出演が増えて家族との時間がとりにくくなり、離婚に至ったようです。
25歳になる息子はダンスの道に進み、ライブでバックダンサーをしたりしているそうです。そんな息子の仕事ぶりを初めて目の当たりにした時、思わず泣いてしまった、仕事の都合が許す限り観に行っているという北村一輝。離婚したとはいえ、息子思いの父親であることがうかがえます。
北村一輝の経歴やプロフィールを紹介！役者バカと言われるほどの役作りとは？
北村一輝は1969年7月17日生まれ、大阪府大阪市の出身です。俳優を目指し、19歳の時に上京。オーディションを何度受けても、オファーがくるのはエキストラのような仕事ばかりだったそう。失意のまま4年くらいオーストラリアや南アメリカなどで放浪生活を続けた後に「このまま終わるわけにはいかない」と帰国し、俳優活動を再開しました。
北村一輝がこれまで出演した映画やドラマは数知れず。主演ドラマには「猫侍」「ホワイト・ラボ 〜警視庁特別科学捜査班〜」などがありますが、どんな役でも演じられる実力派俳優として注目されてきました。
ハーフと間違えられるほど濃い顔立ちで、ドラマ「夜王 ～YAOH～」で演じたNo.1ホストの聖也は存在感抜群。「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画化が発表された際には、「ジョジョを実写で演じられるのは北村一輝以外いない」とキャスティング待望論が巻き起こり、空条承太郎の姿をした北村一輝のコラ画像がネット上に出回ったほどでした。
そんな北村一輝のスゴさは、妥協のない役作りにあります。萩原健一、渡部篤郎の主演で1998年5月に公開された映画「JOKER 厄病神」でチンピラ役を演じた時は、外見をチンピラぽくするために歯を抜いて前歯まで削り、撮影に臨みました。また、海外との合作映画に出演した際は、英語の発音をよくするために外国人と同居したことも。作品に入るとそれ一筋になり、真の役者バカと言われるのも納得です。
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北村一輝が朝ドラ初出演！10年越しの思いがかなった？
北村一輝は、2019年9月30日から放送がスタートするNHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」に出演します。彼の役どころは、戸田恵梨香扮する同作のヒロイン、川原貴美子の父・川原常治。借金から逃れるために家族を連れて大阪から信楽に移住。娘たちを深く愛しているが躾には厳しいという、昭和時代の父親を演じます。
ドラマや映画、舞台、オリジナルビデオと、多数の作品に出演してきた北村一輝ですが、朝ドラは意外にも本作が初めての出演です。製作者側の話によると、北村一輝は川原常治のキャラにピッタリなのだそう。大阪出身ということもありますが、都会から滋賀に来た男性のイメージ、哀愁があって見栄を張るけど憎めない父親を演じられるのは、北村一輝以外に考えられなかったといいます。
スタッフの期待を背負って制作会見に出席した北村一輝は、同作について「今の時代にない昭和の良さというか、人間らしさがある」と語り、「責任とプレッシャーに負けないよう頑張りたい」と意欲を燃やしていました。
北村一輝は2009年、NHKの大河ドラマ「天地人」に上杉景勝役で出演。同作が放送を終了した1ヶ月後に、主演の妻夫木聡と出演した同局のトーク番組「スタジオパークからこんにちは」で、大河ドラマの次は朝ドラに出演することが目標と語っていましたが、10年経った今、ようやくその思いが叶ったわけです。
「朝からこんな濃い顔を出していいんですか？」と、「スカーレット」制作会見でジョークを飛ばしていた北村一輝。「信楽焼を伝えていく使命がある」とも語っていただけに、役作りのためなら何でもやってしまう彼がどのように役作りをするのか、気になるところです。放送開始が楽しみですね。
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